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彼の父親の懸念

2009.03.24 (火)


[国際結婚] ブログ村キーワード

私が日本で両親を説得していたころ、彼は南カリフォルニアにいる父親と話をしていた。

独身生活の長かった息子がやっと結婚するというので、ほっとしたらしい。自立しているのだから、今さら親がどうのこうの口を出す話ではなかった。だから、まあ報告して終わりだったようだ。

継娘であるユタ州のウェンディから、私が訪問したときの様子を聞いていたので、こうなることは予想していたのだろう。

それでも、彼の父は心配したそうだ。

「その子は、アメリカに住んだことがないのか。家族と離れて、一人でこの国に来るのかね。アメリカには知り合いもいないというが、大丈夫か。まあ、おまえがよければ、それでいいんだよ。いろいろあるだろうが。

彼の両親はアラバマ州出身である。親戚でアジア人と結婚した者はいない。自分の息子の嫁がどう扱われるか。アメリカに移住して、日本とは違う生活習慣の中で、生涯外国語をしゃべって生きていくことがどれくらい大変か。日本の家族と遠く離れて、ホームシックにならないか。彼の父親は、いろいろと気をもんでいたらしい。

彼は彼で、父親が第二次世界大戦中に海軍学校で物理を教えていたことで、実戦ではないにしろ、日本軍と戦ったことを少しだけ気にしていた。もっとも、「それはもう昔の話だ。」の一言で片付けられたけれど。

*     *     *

彼の父は、頭脳明晰なだけでなく、思いやりがある。相手の気持ちを推し量り、気配りできる人だ。いわゆる Southern hospitality (アメリカ南部の暖かいもてなし)が身に付いているのだと思う。夫と同じで、気が短いところがあるが、私に対して声を荒げたことはない。

内心は、息子にはアメリカ人と普通の結婚をさせて、自分と同じような顔をした孫の1人もほしかっただろうに、私が幸せになれるかどうかだけを考えてくれた。今でもそうだ。私は夫の家族といっしょにいると気疲れするが、私に意地悪をする人は1人もいないのだ。それどころか、夫の両親はour best daughter (私たちの一番お気に入りの娘)などと、変人の私を持ち上げてくれる。

私が肉が嫌いといえば、フィッシュ・マーケットまで行って新鮮な魚を買ってくる。みんなと顔を合わせたくなくて、朝ぐずぐずしてようやくキッチンに現れた私に、「他の人はコーヒーだけど、紅茶を入れてあるよ。おいしいパンがあるから、トーストはどう?卵はどうやって食べたい?」などと、イヤミの一つも言わずに用意してくれる。日本語のTV番組を探しては、「もうすぐ日本語のニュースがあるからね。」と教えてくれる。

それなのに、初めて夫の実家で1週間泊まったときは、夫が2日間のサンホセ出張に発った次の日、私は一人で飛行機の予約を取り、夫の出張先まで逃げてしまったのである。

続き

私のために夕食を用意してくれたのに、一口も食べずに、「今から飛行場まで送ってください。」と突然言う私にみんな驚きつつも、夫の継母がオレンジ・カウンティの空港まで連れて行ってくれた。サンホセから夫が電話をしたら、「親戚付き合いのストレスが大きすぎたかな。まあ少しずつ慣れるよ。」と笑って許してくれた。

あんなによくしてもらったのに、私は逃げたい一心だったのだ。自分勝手にもほどがある。2日後にどんな顔をして夫とサンホセから戻ったのか、覚えていない。

その後、私が長男のことでひどい鬱状態になったときも、ただ待っていてくれた。できの悪い孫なのに、ほめてくれる。遊びに来いと言って、カリフォルニアに呼んで、歓待してくれる。旅行嫌いの私がなんだかんだ理由をつけて行かず、子どもと夫だけを送り出すと、そのときだけ機嫌が悪くなる。

「ほんとにガッカリだ。みんな、あなたに会いたいんだよ。この次はきっと来るんだよ。」

夫の父は6月で85歳になる。私がアメリカに来て幸せになれたかどうか、20年間ずっと心配し続けているような気がしてならない。


<今日の英語>

Now, get down to work.
さあ、すぐ仕事に取りかかれ。

私が口うるさく言っても、いっこうに片づけをしない下の息子。夫のこの一声で、床に脱ぎ捨てた靴下や投げ飛ばしたレゴをあわてて拾い始める。どうしてダディに怒られないと、やらないのかね。夫はそれほど威厳のあるタイプではないが、怒ると迫力がある。子どもにとっては、恐い存在らしい。



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テーマ : 国際結婚 - ジャンル : 結婚・家庭生活

 |  わたし  |  コメント(1)

Comment

とても優しい義両親さんだから、コメットさんは自分に人生に巻き込んでしまって申し訳ないって思っちゃうのかしらね。。
自分勝手なんじゃなくて、思いやりがあるんですよね。ブログだけから感じるのは、コメットさんは「根っからの日本人」ですよ(^_^; 気を使う事にかけちゃ日本人はずば抜けているもの。最近の日本はさらに気遣いの人だらけで疲れます。だからルールもすごく厳しくなってきて、ちょっと人と違うと変人扱いです。
話がそれましたが、自分では違うと思われてると思いますが、コメットさんはメチャクチャ優しい方だと思うと感じるブログですよ♪

また話が変わりますが、ちなみに私は外国の本を専門に読んでいる方の紹介でこのブログを知りました☆言葉つながりですね。
みなさんいろんなルートでくるんですね。

前のブログを読んでいなかったので、昨日からずっと読んでいるんです(^_^;


ロバと強盗の話なんてホントおもしろかったです。閉ざされた~って題名なのに色々生活してるとありますね(*^_^*)
みんな色々あるんだなぁ~なんて元気になります。
りんご |  2010.08.22(日) 01:08 | URL |  【編集】

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