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名付け

2010.04.19 (月)


先日のNYタイムズに、「子どもの名付けを後悔」という記事が出ていた。

ある調査によると、親の3パーセントは、できることなら子どもの名前を変えたいと思っているそうだ。

ある夫婦は娘に Presley という名前を付けたが、生後1ヶ月で「ぜんぜん合わない名前を付けてしまった」と悔やんだ。8ヶ月になって、Summer と呼び始め、民事法廷へ6回出頭したあと、やっと公式に名前を変えることができた。

なんでプレスリーなのかわからないが、ふつうプレスリーと言えばエルビス・プレスリーを連想させる。プレスリー と言う名前の起源は Priest's Meadow (神父の牧草地)で、苗字としてはよくあるものらしい。ただし、ファーストネームとしては男の子でも珍しいという。

別の夫婦は娘に Paris と言う名前を付けた。しかし、その後、Paris Hilton と娘を結びつける人が多く、自分でも意識してしまうという。

あるいは、複数のつづりがある名前でしょっちゅう間違って書かれたり、発音を間違えられたりして、後悔するケース。曾祖母の名前を付けたら、親戚の人は彼女は最初の夫を殺したと思っていることがあとでわかったケース。あるいは予想しなかったあだ名がついてしまったケース。

意外だったのは、「自分が子どもに付けようと考えている名前を兄弟姉妹、友人知人などに先に使われた。でも、やっぱり自分もその名前を付けたい。それは失礼か。」という質問である。

アメリカ人もそんなことを気にするのか。

ご近所には、Matthew が2人いるが、二人目のマシューが生まれたとき一人目はすでに小学生。母親同士は毎朝スクールバスをいっしょに待っていた仲である。「あら、同じ名前ね。」というだけで、本人たちも他のお母さんたちも普通にしていた。実は腹の底では、「わざとうちの子と同じ名前にしなくたって!」と憤っていたのだろうか。

      *

キャサリンみたいに、これでもかというほどいろんなバリエーションのある名前はつづりを間違えられる確率が高い。

「ルーツ」以後、アメリカにいる黒人の名づけが変わったと聞いた。長男と同じクラスに、レネイジャという黒人の女の子がいたが、クリエイティブな(=凝り過ぎた)つづりが覚えられなかった。フランス語風のアクセント記号が2つもついていた。

発音でいえば、日本語の名前だってよく間違えられる。

キョウコさんがキオコになったり、ケイコさんがカイコになったり。ヨーコさんくらいだろうか、問題なさそうなのは。それでも、アクセントや子音の強さは日本語のそれではない。

日本の名前が英語のあるフレーズに似ている場合もある。ヒトミさんが Hit me. ユウダイくんが You die. と一瞬思われたりする。もちろん良識のある人たちは、そんなことは口に出さない。

      *

うちは長男が夫の父親の名前をそっくりもらったが、次男は私が病院で配られた名付け本の小さいパンフレットで決めた。

どちらも、私の祖母が苦労しないで呼べるようにと、LやR、TH、Fなどの音は除外するつもりだった。あるいはアレクサンダーみたいに長い名前は覚えるのが大変だろうと考えた。

でも、子どもたちがティーンエージャーになった今、そんな心配は無用だったと思う。

彼らの正式名は短いし、英語特有の音ではないのに、夫が呼ぶときと私が呼ぶときとで、かなり音が違うのだ

しかも、次男は日本風に変化させた名前が家族内で定着してしまっている(そういえば、岸惠子のエッセイに、まだ小さかったらしい娘に「デルちゃん」と呼びかけた一節があった。本名はデルフィーヌ)。

なんだ、アレクサンダーでもよかったじゃないの。

そういう名前の子が補習校にいた。名簿にはアレックスと載っていた。次男の友だちニックの弟もアレクサンダー。でも、いつもアリーと呼ばれる。

私が次男にアリーの話をするときは、カタカナのアリーであって、AliでもAriでもない。アリーのお母さんと話すときだけ、極力英語風に言うが、たぶん正しくは発音していない。

      *

日本名は覚えてもらえないからと、アメリカで働く駐在員は英語風の名前を付けることがある。

レイジが Ray になったり、マコトが Mike になったりする。女性でも、テルコさんが Terry になったり、ケイコさんが Kay になったりする。それでビジネスや生活がうまくいくならいいのだろう。

私は融通が利かないので、そうしなかった。

私は間違えて呼ばれても、たとえばクリニックでこれから何度も呼ばれるとわかっているとき以外は、あまり相手の発音を直さない。直しても、その次はやっぱり間違えられることもある。それは気にしていない。相手に悪気はないのだから。

人によっては、「どういう風に発音すればいいですか?」と聞いてくれる。

なんとなく、うれしくなる。私はごくありきたりの名前なのに、彼らには珍しいのか、「きれいな名前ですね。」とほめられることがあって、照れくさいやら驚くやら。あっさりサンキューと答えられるまでに少し時間がかかった。

私が発音に苦労した名前の筆頭は、Priscilla プリシラ と Flo フロー(フローレンスの省略形)。

アメリカでしばらくアシスタントとして働いたときの同僚に、その2人から電話がよくかかってきた。誰それさんから電話ですと伝えるのに四苦八苦した。そのうち、私が発音できないあの2人のどちらかということになった。

      *

名前といえば、最近の日本の子どもの名前にはついていけない。

外国風あり、奇妙な当て字あり、イメージだけで読ませようとするものあり。かわいそうなのは、親が漢字を音だけで選んだと思われる場合で、漢字の意味を知っていればこんな字を選ばないだろうと思うのをときどき見かける。

補習校でもそういう名前が増えていて、読み方も性別もまるでクイズのようだった。名簿を作るときに一度で変換できる名前は減ってきた。

そんな中で、次男のクラスに佳子(よしこ)ちゃんという子がいた。かえってそういうほうが新鮮なのだ。本人がとても清楚な感じで可愛くて優秀でハキハキしていて、私は「やっぱり名前がいいのよ。」と勝手に納得した。

人間でなくても、猫にだって名付けの思い入れはある。

子どもにアレクサンダーとつけられなかったので、私はオス猫にその名前をつけた。ところが、そんなに長ったらしい名前では呼んでいられない。ロシア風にサーシャとしたのもつかのま、サーちゃんになってしまった。

今はすっかりサーちゃんという顔になって、サーちゃん以外の名前にはまったく反応してくれない。


<今日の英語>

There’s no one to blame.
誰のせいでもない。


アイスランドの火山灰のために飛行機に乗れなかった人の一言。




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 |  社会  |  コメント(3)

Comment

なるほど。

名前の記事、興味深いです。
あとナオミなど、いろいろな国で使われる名前もありますね。日本名や英語の名前を呼びやすく変化させるのがおもしろいなと思います。でもたしかに日本名でも~ちゃんとなったり略した名前で呼ばれたりしますね!?
Hakusai |  2010.04.20(火) 03:12 | URL |  【編集】

孝さん(Take a shit)
井出尾さん(ideot)、、、orz
Yumi |  2010.04.20(火) 09:44 | URL |  【編集】

Yukiは「Yucky」「Yicky」と発音されがちですね。病院などでカルテの名前を見て「Yuckyのはずがないのだが・・・」と困ってる方が多いです。
Yukstar |  2010.04.20(火) 12:08 | URL |  【編集】

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