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私の両親の猛反対

2009.03.21 (土)


[国際結婚] ブログ村キーワード
彼と結婚することが決まって、実家に電話した。

もしもし? あ、私。あの、私、アメリカ人と結婚して、アメリカに行くから。

「ああ、そうかい。」

じゃあ、忙しいから、と言ってすぐ電話を切った。いやにあっさりしているなあ、と思ったら、折り返し電話がかかって来た。

「なにをたわけたことを言っとるんだ!? 相手はどこのどいつだ? 38歳? 今まで独り身だったのか。おまえはだまされとるだ!そんな年まで結婚していないなんて、何か隠しとるに決まっとる!」

まともな勤め人で、知り合って3年になると説明しても、納得してくれない。実家は保守反動の牙城のような田舎にあり、外国人はめったに見ないし、ガイジンでなくて異人(いじん)さんと呼ぶくらい後進的だった。赤い靴、履いてた女の子を連れて行っちゃったという、異人さんである。


*     *     *


私は少しは名の知れた大学を出たのだが、外資系にあこがれて、受かるかどうかも考えず、外資系だけを狙って、就職に失敗した。大学の先生のお情けで、弁護士3人、事務員1人の極小法律事務所に雇ってもらった。1年経って、彼と出会った外資系に中途採用されたのだ。今と違って、20年前は転職に対する偏見は強かった。

私の両親は、私が全く出会いのない法律事務所から脱出して喜んだものの、まさかアメリカ人といっしょになるとは予想だにしていなかった。就職活動のつたなさからして、私がいかに世間知らずかよくわかっていたのだろう。

「猫の仔をあげるのとはわけが違う! 痛い目に会うのはお前だ! K子(いっしょに暮らしていた私の姉)は知っていたのか。どうして黙っとっただ!?」

母は母で、

「おとっさんが猛っとるに。あたしたちは夜も眠れん。あんた、バカなこと言っとらんで、一回うちに帰って来んと。もう会社を辞めて、見合いでもするだ。」

これでは埒が明かない。そこで、彼に詳しい履歴を書いてもらい、私が日本語に翻訳することにした。

彼の家系は南部のごく中流階級だったが、彼は祖父母がどこで生まれて、どういう人生を送ったかから始めて、7ページくらいの大作をメールしてきた。じっくり訳す時間もなく、翻訳のトレーニングを受けていなかった私には難しかったが、彼の生い立ちがよくわかったのは儲けもので、また楽しかった。

そこに書いてあることは、真実だと思った。彼を疑う気持ちはこれっぽちもなかった。大学の課題に取り組んでいるような気分で、これを読めば両親もわかってくれるだろうと思った。

日本語訳が完成した次の日、郵便で実家に送った。

次回に続く)


<今日の英語>

It happens all the time.
よくあることです(だから、気にしないで)。

久しぶりに町の図書館にDVDを借りに行った。財布から図書館のカードを出したつもりが、健康保険のカードを渡してしまった。Wrong card (違うカードですよ)と言われて、「すみません。そっくりなので、うっかりして…。」と赤くなってしどろもどろする私に、司書がかけてくれた言葉。

アメリカ人は謝らないが、人の間違いをこうやってさりげなくフォローし、相手の気持ちを軽くするのはうまいと思う。



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テーマ : 国際結婚 - ジャンル : 結婚・家庭生活

 |  わたし  |  コメント(1)

Comment

初めまして。英語を検索していたらこちらに来て、「愛人ごっこ」を全て読ませていただきました。
胸に迫る話です。
年下の愛人を持つのは難しいですね。
パヴェルさんがとても人間のいい青年で、しかもあなたが潔いところが読んでいて救いでした。
こういう男性はなかなか見つからないですよ。やはり若い頃だと相手のことそんなに考える必要なかったのですが(アンナみたいに?)経験を積んで行くと、距離感を推し量ることが多くなるし、溺れることがみっともないと自覚できるので、きちんとした愛人を見つけることができると、良い関係が築いていけるのでしょうね。
でもどんなことにも終わりがあるので
もう抱き合えないと思うと、寂しいです。

先のことは誰にも分からない、愛人から良き友人へと移行できるMay-September affairのカップルは、確率的に少ないでしょうね。
ずっと心の中に残していける幸福な想いですね。
butterfly |  2010.10.17(日) 15:51 | URL |  【編集】

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