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日本食レストランでのチップ騒動

2010.03.09 (火)


NYタイムズのチップ論争に寄せられた投稿の中で、別件へのリンクが貼られていた。

ノース・カロライナ州の日本レストラン Kanpai で、ある常連女性客がチップが少ないという理由で食事を断られた。お店の中に入っても、シェフは作らないし、ウェイターも料理を運ばないというのだから、事実上の入店拒否である。

もちろん彼女は黙っていない。お店のボイコット運動の署名を集める一方、弁護士を雇って名誉毀損と差別でレストランを訴えると言う。

最初は、アメリカでよくあるクレーマーかと思ったが、どうもそうではない。

ビデオクリップを見ても、身なりのきちんとした落ち着いた女性である。ただし、気は強そう。彼女は、サービスがよくない時でもいつもチップを置いていた(left a good tip)と主張する。Good だったら、決して少なくない額である。

ところが、2008年のある日、その店で食事をしたところ、18パーセントのチップを要求されたらしい。

そこのメニューには「6人以上のグループには15%のサービス料がかかります。」と記してあったが、彼女の連れは2人だけだった。そこで、彼女は文句を言ったが、結局言われたとおりに払ってレストランを出た。

1ヵ月後、(やめときゃいいのに)また同じレストランに行くと、テーブルに案内される前に「18%のチップを払わなければ、食事はお出しできません。」と言われ、今回の騒ぎになった。

       *

「カンパイ」のマネージャーは、13年前にレストランを開店してから、こんなトラブルはなかったので驚いたと言う。また、お客に知らせずに18パーセントのチップを上乗せしたことはないと説明している。

これまでに300人がボイコット運動に署名した。ただし、テレビで話題になったために、ボイコットを目指したはずが、皮肉にもお店はにぎわっているのだそうだ。

そして、お店のサポーターも署名運動を始めたという。

ノース・カロライナの法律では、人権が侵害されない限り、レストランは支払いの条件を決めることができ、またそれに従わない人にはサービスしなくてもよいとなっているそうだ。

訴訟を起こさなくても、他のレストランに行けばいいのにと思うが、彼女は自分がチープな人間であると烙印を押されて、侮辱を受けたと憤っているのかもしれない。こうなっては、簡単に引き下がれない。

彼女はいったい何パーセントのチップを置いたのだろう。インタビューでは、「XXパーセント置きました」とは言わなかった。Good tip ではわからない。

20パーセント置くお客を拒否することは、ありえない。15パーセントでも Good だと私は思う。ランチなら、13%でも私の許容範囲(一般的にはケチと呼ばれるかもしれない)。

レストランは彼女がサインしたレシートを保存しているだろうか。彼女は面倒なお客だったのか。チップは単なる口実で、彼女を追い払おうとしたのか。

こんなことを法廷で争うのだから、弁護士が儲かるわけだ。

このコラムにも500件のコメントが寄せられている。地方ニュースだけあって、地元の盛り上がりが感じられる。お客、ウェイター/ウェイトレスはもちろん、「レストラン経営の大変さがわかってるのか。」というオーナーの投稿もあった。

たぶんアメリカのチップ論争はどこでも同じ。そして、この慣習はそう簡単には変わりそうにない。

       *

ところで、アメリカでのなんちゃってジャパニーズ・レストランには、この手の名前が多い。Kabuki とか Waraji とか Haiku とか、日本国内なら付けない名前である。

そして、たいてい Hibachi と呼ばれる、手品風実演付き鉄板焼きのコーナーがある。このビデオクリップにも出てくるが、私はお店でそれを見ると、気恥ずかしくなるのである。

火鉢とはぜんぜん関係ない、ヘンテコな見世物。

「日本の台所では、あんな風に包丁を振り回したり、食材をお手玉(?)にしたり、炎がメラメラ燃え上がったりするのだな。」などと信じるアメリカ人はいないだろうが、一抹の不安はある。これだけ情報社会になっても、偏見と無知はなくならないから。

また、ジャパニーズ・レストランと言いつつ、このオーナーは日本人には見えないが、それも珍しくない。私はシェフの人種はどうでもいい。でも、料理は「まあ日本の食事だな。」と思うくらいには作ってほしい。

うちのような田舎では、Authentic Japanese Cuisine (本場の日本料理)と名うっていても、お椀にボソボソのご飯が高く山盛りになって出てきたり、天つゆのお皿に味噌汁が入っていたりすることもあった。

一瞬、呆然とするが、「このご飯の盛り方は、ホトケ様にお供えするときの形です。」とか「ご飯はご飯茶碗に、お味噌汁はお椀によそってください。」とか主張しても無駄なので、黙々と食べる。

そして、15%以上のチップを払い、「やっぱり自分で作って食べればよかった。」とレストランに来たことを後悔するのである。


<今日の英語>

It's up to the individual.
それは個人が決めることです。


街頭インタビューで、どれくらいのチップが妥当かと聞かれた人の答え。



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