スポンサーサイト

--.--.-- (--)


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



クリック募金を始めました。下記サイトにて協賛企業のリンクを各社1回クリックすると、1円ずつ募金できます。
    JWordクリック募金

 |  スポンサー広告

ソ連のいないオリンピック

2010.02.25 (木)


私は、ふだんはテニス以外のスポーツはほとんど見ないし、ネットでも読まない。でも、オリンピックはちょくちょくのぞく。

どこの国でも同じだと思うけれど、テレビには自国選手を優先的に映す。メダル候補でなくても映す。アメリカに来たとき、それに気づかず、アメリカの選手がずいぶん多いなあと思った。

まだインターネットがないときの話である。

昔は、日本の選手が出るとちょっと感慨深いものがあったが、アメリカ生活が長くなるにつれて、日本人である自分とアメリカでの毎日の生活が一体化してきた(ブレンドしてきた?)のか、そういうことは少なくなった。もちろん他の国の選手を見るときとも違うが、客観的に見ているのに気づく。

アメリカ生活の長さに比例して日本への思い入れが強くなるという話も聞くのに、そうならない。もっと年を取ったら変わるだろうか。

     *

私は選手のプロフィールとか人情話でなく、競技を生放送で見たいのだが、アメリカのNBCは例によって細切れのプログラミングで、ちょこっとアイスダンシング、それではリュージュ、ダンスに戻る前にスキーを、そして夜遅くなって、やっとアイスダンシング(その前にまずコマーシャルをどうぞ)という具合。

オリンピックで必ず見るのは、アイスダンシング。

フィギュアスケーティングよりも見たい。フィギュアのペアスケーティングは運動要素が強すぎる。リフトなど危険度が高くなるばかりで落ち着かない。もっとも、アイスダンシングも今度はアクロバットのような動きが増えた。

金メダルのカナダペアは、クラシックで洗練されていた。先に滑った銀メダルのアメリカペアもいいと思ったが、カナダには劣る。しかも、カナダの女の子はなんとも可愛い顔をしていた。こういう種目では得である。テレビ局も当然その価値を知っていて、しょっちゅうアップで映した。

他国の衣装や振り付けが奇抜になっていて驚いた。奇抜でもいいが、美しくないのは困る。なんでジーンズの切れっ端みたいな服を着て、アメリカのお百姓を想像させるような演技をするんだか。

アイスダンシングと言えば、1980年代に活躍したイギリスの Jayne Torville & Christopher Deanは別格だった。今年のカナダ組のような難易度はないが、足元を映さなければ普通の社交ダンスに見えた。優雅でドラマ性があり、見る人を惹きこむ。

アイスダンシングをお家芸にしていたはずのロシアが、今年はかろうじて銅メダル。旧ソビエト贔屓の私には残念な結果となった。あれでメダルが取れなかったら、プーチン大統領が怒り狂ったかもしれない。でも、あの演技ではしょうがない。

ロシアの女の子が冗談で言った「外国選手をコーチしているロシア人を全員ロシアに引き上げさせないとだめね。」というのが冗談ではないのだ。

2014年はロシアのソチが開催地なので、次に期待しよう。

     *

男子のフィギュアスケーティングにはあまり興味がない。後からビデオで見れば充分。

4回転か3回転か、スローモーションにしてくれないとわからない私だが、プルシェンコの演技はモタモタしていた。魅力がない。それにしても、あの髪はどうにかならないもんだろうか。

スケートに限らず、冬のオリンピックはお金をかけないと勝てないのがよくわかる。お金をかけても勝てる保証はないが、お金をかけない国は問題外。

というわけで、アメリカとドイツがメダル争いをしている。

スキー靴を履いたことすらない私は、いつもはスキーも「へー。ふーん。」くらいの関心度なのだが、今年はアメリカの Bode Miller (朝日ではボード・ミラーと書いてあったが、こちらのテレビではボーディ・ミラーと聞こえる)に興味があった。

4年前のトリノで惨敗し、さんざんたたかれたアメリカの選手。トリノ・オリンピック直前にNYタイムズマガジンで彼についての長い記事を読み、おもしろい生い立ち、考え方をする人だと思った。トリノ以降、追いかけてはいなかったが、今年は金銀銅メダルを取った。

やったじゃないのと思いつつ、こうなるとマスコミが手のひらを返したように彼を持ち上げるのが気に入らない。

     *

女子のフィギュアスケーティングについては、オリンピック前から朝日で読んではいたが、優勝候補者の演技は昨日初めて見た。私は、転んだりよろけたりしなければ、何が減点されたのかもわからない素人である。

浅田真央はショートプログラムが苦手だと解説者が話していた。でも、暫定1位になった。上手だと思った。体つきも顔立ちもフィギュアに向いていそうだ。

その次はキムヨナ。

朝の練習でこけたとか、浅田真央の滑りや韓国の期待が重圧だと報道されていた選手。韓国ではボディガードに囲まれ、テレビコマーシャルに山ほど出ているスーパースターなのを昨日初めて知った。

音楽が始まった途端、この子はテニスでいうならフェデラーだと思った。

浅田よりもっと難易度の高いプログラムだった(らしい)が、滑りに余裕がある。本当に余裕があるのかが問題ではなく、余裕があるように見せる力があると思った。

キムヨナに比べると、浅田真央は必死な気持ちが伝わってきたという点で、未熟な気がした。彼女は確かにうまいし、ジュニア時代からキムヨナと競っていたと聞く。それでも、2人がライバルというのは無理があると思わせるくらい、キムヨナは圧倒的に見えた。

迫力と自信(自信があるように見せる演技。重圧を跳ね返すどころか、それをエネルギー源にしていたかのような印象)に差があった。少なくとも、ショートプログラムにおいては。

      *

私はふだんアイスホッケーも見ないが、昨日はベラルーシ対スイスだったので、見た。Shootout でスイスが勝ち、ベラルーシは予選敗退。こっちもルカシェンコ大統領が怒り狂っていそうだ。

それにしても、1980年の Lake Placid でのアメリカ対ソ連のアイスホッケーみたいなものは、もう見られない。ソ連が崩壊してからは、そういうドラマがなくておもしろくない。

Team USA 対 Team Russia ではダメなのだ。

まあ、冷戦であれ、普通の戦争であれ、武器を作って戦うよりは、いくらでもスポーツで対決してほしいと思う。オリンピックはお金がかかりすぎるという批判を聞くたびに、戦争よりずっとマシじゃないかと思う。だいだい、戦闘機より競技会場を作るほうがずっと安いんじゃないだろうか。

アメリカがイラクに費やした軍事費や戦死・負傷した兵士や一般市民のことを考えたら、4年に1回といわず、毎年でもやってもらいたい。どの国も戦争をする暇がなくなるくらい、やってもらいたい。


<今日の英語>

I had the time of my life.
最高に楽しみました。

フラット選手(アメリカの女子高生フィギュアスケーター)が、初めてのオリンピックで滑った感想を聞かれて。



クリック募金を始めました。下記サイトにて協賛企業のリンクを各社1回クリックすると、1円ずつ募金できます。
    JWordクリック募金

 |  社会  |  コメント(2)

Comment

komatta3のオリンピック解説、堪能しました。
sungoesup |  2010.02.25(木) 01:31 | URL |  【編集】

落ち着きを取り戻したようで良かったですね。ブログの再開、楽しみにしていました。私もNY20年組です。
Ohno |  2010.02.25(木) 04:34 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

URL
コメント
パスワード  編集・削除するのに必要
非公開  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲ページトップへ

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://halfwaymark.blog114.fc2.com/tb.php/455-5d84e44d

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲ページトップへ

 | ホーム | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。