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微妙な変化

2010.02.23 (火)



相変わらず、私たちは別室で寝ているし、夫は自室に鍵をかける。セックスもハグもキスもしない。でも、会話は普通にある。むしろ増えた。けんかや口論はまずしない。

それは以前と同じだが、1つだけ違ったことがある。

ERから戻って3日ほどして、夫がいくらか落ち着いたとき、私は夫にメールを書いた。

「ずっと前にあなたが買ってきたジェルを使ってみました。いくらか効き目があるようです。もしあなたがそうしたいなら(リビドーが戻ってからのことですが)、セックスしてみますか。長い間、この件について話さないでごめんなさい。」

夫は、子どもたちがいないときを見計らって、台所に下りて来た。

「メール読んだよ。あれはどうなったのかなと思っていたところだ。役に立ったみたいでよかったよ。きみがセックスを再開してもいいと言ってくれて、うれしい。それだけ言いたかった。」

そして、本当にそれだけ言うと、2階の自室へ戻って行った。

私は、私のせいではないと頭では理解していたが、夫の躁うつ病や nervous breakdown に責任を感じていた。でも、ERの心理学者が提案したカップルのカウンセリングには行きたくなかった。特に、夫がすべてを正直に話していないと思うと、時間の無駄に思えた。カウンセラーもセックスレスの話に焦点を当てるに決まっている。

それよりは、2人だけで話したほうがましだと思った。でも、直接話すには難しすぎるテーマなので、メールを書いたのだ。

     *

何時間かして、夫はまた私のところへやってきた。

「きみのオファーを受けるよ。今夜。」

私は慌てた。オファーしたつもりはなかったが、あの書き方ではそう受け取られてもしかたない。

ジェルの効果といっても、広告で期待させるようなものではない。それに、夫はERではリビドーが全くないと答えていたではないか。こんなに早く再開したいとは。私は驚き、また呆れた。

夜が来るまで落ち着かなかった。そういう日に限って、子どもたちはいつまでも起きているのだ。私はいつもは宵っ張りの彼らに文句を言うが、今回は密かに感謝した。

夫は「今日はだめそうだね。」と言い、私は「そんなに慌てなくたっていいんじゃない。別に今日でなくても。」と答えた。

     *

次の日も夫はやる気でいた。

子どもたちは学校で疲れたのか、早めに寝た。私は演技をするべきかどうか考えた。ところが、夫は私のところへ来て、申し訳なさそうにくどくど話し始めたのだ。

「せっかくのきみの申し出に応えられないのは残念だけど。パッションがないんだ。あまりにも長いことしてなかったせいか、どうやったらいいのかわからないというか。フォアプレイなしにいきなりなんてするわけにはいかない。きみは道具じゃないんだから。きみがぼくにいきなりというのは、かまわないけど。ごめん。きみのせいじゃない。ただ、今はパッションがなくて。」

私は夫をさえぎった。

そんなに思い悩むことじゃないでしょ。私は(全然!)気にしてないし、今日ぜったいにしなくちゃいけないなんてこと、ないし。ついこの間、リビドーが全然ないって言っていたんだから、まだいいのよ。

夫は「そうだね。」と言って、出て行った。

私はやれやれと思い、夫のほうからできないと言われたことで、免罪符をもらったような気になって、内心ほくそえんだ。

もう私が拒否をしているのではない。私は準備OKですと譲歩したのだ。理由はどうあれ、私は責められる立場ではない。行動ではなくてただのメールだけれど、私はイニシアティブを取ったのだから。

それから、2週間ほど経ったが、夫は何も言わないし、私も黙っている。セックスレスなのは同じ。でも、以前とは微妙に空気が違う。

これをデタント、緊張緩和と呼ぶべきかどうか。

      *

抗うつ剤は性欲を抑えると言われるが、躁うつ病の薬も同じなんだろうか。

夫の場合、それ以外にも睡眠薬やてんかんの薬(夫はてんかんではないが、なぜか躁うつにも有効らしい)も服用している。それだけ化学物質が体内に取り込まれていたら、どこかで副作用、相互作用が出てもおかしくない。

年齢のせいか。あるいはEDかもしれないが、なぜかそうとは思えない。仮にそうだとしても、夫はEDの薬を飲んでまでやりたいのではないだろう。これ以上の投薬は、素人から見ても危ない。

夫はといえば、私がなぜ急にジェルだのセックスだの言い出したのか、何も問わない。へたなことを言って、また拒否あるいは黙殺されては困るから?

夫婦カウンセリングに行くか、自分たちで解決策を探るかの二者択一から、私は後者を選んだ。それだけ。

自分勝手な私は、このために妙な開放感と優越感を得た。

なーんだ、こんなことなら、もっと前に夫に持ちかければよかった。拍子抜けである。でも、セックスの相手をしなくていいのは、ラク。しかも相手の都合で。再開したらしたで、うっとうしく、また面倒な話になりそうではあるが。

     *

人間以外の動物は単純に本能で行動するだろうに、人間は知能と引き換えにセックスが複雑な行為になってしまったと聞く。

でも、チンパンジーのメスがセックスを取引の材料にしたというレポートを読んだことがある。そうでなくても、自然界ではメスが許可しないと交尾できないらしい。基本的には人間のメスも同じようにできているのではないか。ノーならノー。

ただし、人間のセックスには、交尾という行為以外の「荷物」が多すぎる。

メスに拒否されたオスのチンパンジーは、自尊心を傷つけられていじけたり落ちこんだりするのかな。あるいは機嫌が悪くなるとか。そういう研究は聞いたことがないが、そうだったらうっとうしいだろう。メスはかわいそうなことをしたなと多少は気遣うんだろうか。

それとも、なに怒ってんのよ?アタシはそんな気分じゃないって言ったでしょ、アンタは勝手にいじけてたら?と知らん顔でバナナでも食べるか。

ちょっと応援したくなる。もちろん、メスのほう。



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 |   |  コメント(3)

Comment

読みました。!
(コメ欄一番乗り★★)
良かった。 |  2010.02.23(火) 09:47 | URL |  【編集】

はじめまして

はじめまして。過去の記事を読んでいませんので、見当違いのコメかもしれませんが。。。

主人がデリュージョナルディスオーダーで投薬を受けています。以前はザイプレキサ(ジプレキサ)を、今はジオドンを服用しています。ばいあぐらを最近使用し始めました。主人は42歳です。月に1回デリュージョナルディスオーダーの件で精神科医に会います。その際に、バイアグラの相談もし、精神科医から処方箋を出してもらっています。ばいあぐらの処方開始に当たって心臓の検査をファミリードクターの元でしました。医者が言うには主人はばいあぐらを毎日使用してもよいそうです。(うちは週に2~3回の使用です。)
ライフ |  2010.02.23(火) 17:18 | URL |  【編集】

つづき

ご主人は精神科医にお会いになっていると想像します。リビドーなど性交渉に関する相談、薬の副作用の可能性、薬変更の可能性などもご相談されてはどうでしょうか。主人の精神科医が言うには、精神科医は性行為関係のクラスを大学で取っているそうです。コースワークの一環だそうです。婦人科医がその辺の専門家だそうですが、精神関係のお薬との相性などのことも含めるといつもお世話になっている精神科医が良い相談相手になると思います。ばいあぐらの利用と言うわけでなくても今使用しているお薬をリビドーへのマイナス影響がないことが知られているのものに変える、などもあるでしょう。お薬を変えるのは不安なものですけどね。。。

ライフ |  2010.02.23(火) 17:20 | URL |  【編集】

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