換気扇で冷や汗
2010.01.26 (火)
オーブン・レンジ(単にレンジ? ストーブ? つまり、オーブンとコンロが合体したもの)といっしょに注文した換気扇が明日届くことになっていた。
今あるのはこの家についてきたもので、いかにも安物。音が大きいだけでぜんぜん換気しない。しかも、掃除する人のことを考えていないデザイン。15年も使って、さすがに汚れてきた。
見るたびにガックリするこの換気扇ともおさらばだ、とウキウキしていたのだが、昨日ハタと気がついた。
新しい換気扇は今のスペースに収まるだろうか?
買ったときに幅は調べた。標準タイプなので、どちらも30インチ。フードの出っ張りはどれくらいあっても差し支えない。数字は見もしなかった。
問題は、キャビネの下のスペースである。
掃除しやすいように、引っ越して2年くらいしてからキッチンの壁にタイルを貼った。コンロと垂直になっている壁のところは、換気扇のすぐ下までタイルになっている。つまり空いているスペースは、換気扇の高さと同じ。
計ってみたら、6インチだった。
シアーズのサイトで明日届くモデルのスペックを調べたが、幅が30インチであることと、コンロからの最小・最大距離しか書いてない。
*
心配になって、シアーズのカスタマーサービスと LivePersonChat をした。
最初はブラッドリーという男の人。
高さを聞いたが、幅と奥行きの情報しか返ってこない。日本語でも説明が難しいのに、英語である。それでもどうにか伝わったと思ったが、コンロからの距離(それはわかってるってば!)をタイプして、ぷっつりと途絶えてしまった。
めんどくさくなったのだろう。見捨てられた気分である。
しかたなく、もう一度チャットを呼び出す。今度はエリザベス。
彼女は2回目の説明でわかってくれた。ありがたい。でも、製品サービスに聞かないと高さはわからないので、お時間をくださいという。もちろん、待ちますとも。
3分くらいで返事が来た。「7と1/4インチです。」
1インチ以上も高い。これでは設置できない。エリザベスに相談する。
「明日の予約は電気系統の接続だけなので、他の工事はできかねます。」
「今のと同じ6インチの高さの換気扇はありませんか。」
5分ほどして、彼女は2つの製品のURLをリンクしてくれたが、どちらも今のと同じ、おもちゃかと思うくらいの安物。あと半年で引っ越すかもしれないが、それでは取り替える価値がない。
しょうがない。まず誰か設置できる人を探してから買い直そうと思って、エリザベスに今の注文をキャンセルしてくれと頼んだ。
「シアーズのホーム・サービスの番号を差し上げましょうか。電気関係もタイルも両方できる人がいるかもしれません。今のご注文はそのままでOKです。」
渡りに船!
自分でコントラクターを探す気力はない。ここで一気に問題解決したい。多少高くても、それだけの時間とイライラを思えば、安いもの(こういう人は本当の節約家ではない)。
エリザベスにお礼と、彼女のサービスが優秀だったことを言い添えて、チャット終了。その後のアンケートでは excellent の評価をした。
*
エリザベスがくれた番号にかけたところ、明日来る予定だった電気技師に直接電話してくれた。
あいにく、彼は移動中で連絡がつかない。でも、私の状況を彼のボイスメールに残し、私に電話するように伝えたと言う。そして、念のため私にも彼の名前(マイケル・B)と電話番号をくれた。
一応はシアーズが審査した人のはずなので、そうひどいことはなさそうだ。むしろ、何かあったらシアーズに苦情を出せるからこそ、こういうサービスを使う価値があるのかもしれない。
私みたいな電話がしょっちゅうあるのかどうか知らないが、注文をキャンセルされるよりは、人を使ってもこうやってサポートしようということだろうか。私はアメリカでのサービスに期待をしていないので、この程度のヘルプでもうれしい。
いずれにしても、明日の設置予定確認の電話が今夜かかってくることになっている。それまでにマイケル氏と話ができるといいんだけど。
なんともギリギリで冷や汗ものだった。
ちまちまキッチンを直そうとするからいけないのかな。キッチンの床からキャビネット、カウンタートップ、シンク、レンジ、換気扇まで全部一度に取り替えたら、こんな心配は要らないはずだから。でも、そんなお金はない。
私は空間把握が苦手。縦・横・高さを感覚的に3Dでパッとつかめない。だから、こういう弊害も出てくるのだろうか。それとも単にボケてる?
あー、危ない、危ない。
<今日の英語>
That's your hang-up.
それはきみのこだわりだ。
夫に娘の朝の支度を任せている女性。ある日、それではピエロみたいな組み合わせだと文句を言ったら、「子どもはこの服でハッピーだし、きみが問題にしているだけだ。気に入らないなら、きみが着せてやったら?」と反論されたそうだ。このhang-up は悩みの種、コンプレックス、心理的な問題の意。
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