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抜糸の日

2010.01.18 (月)



ハサミで指を切り、新年早々ERへ行くはめになった長男。10日経って、小児科医に抜糸してもらった。

できればいつものドクターMがよかったが、ちょうどもう一方のクリニックの日だったらしく、別の医者だった。糸を切ってもらうだけだからいいかと思っていたら、そうは問屋が卸さなかった。

長男の指を見ると、「腫れてますね。冷やしましたか。」

夫に包帯を替えさせていた私は、実はまともに見たことはなかった。黒い糸が長男の指を縫っている。ちょっとぞっとする光景である。

それにしても、妹猫の避妊手術もそうだったが、あの糸はどうしてあんなに太いのか。黒いのはそのほうが目立つからか(じゃあ、黒人のときは白い糸?黒猫のときは白い糸ってこと?)。

「縫合してくれたERのお医者さんからは、冷やせという指示はなかったようです。今からでも冷やしたほうがいいですか。」と私。

「うーん、普通は最初の24時間なんですよ。そのあとは効果があるかどうか。むしろ暖めたほうがいいかもしれません。」とドクター。

医療知識の乏しい私は、こういう曖昧な話を聞くと、めんどくさくなって、よく言えば自然治癒、まあ放っておこうと思うのだ。

そして、どうして夫も私も冷やすことを全然思いつかなかったのかと考える。

私たちは揃って常識が足らない。他の人が普通にできることが私たちにはできないことがままある。20年の結婚生活で何度もそういうことがあった。

いい迷惑は子どもたちである。

     *

細いハサミで糸が切られると、長男が痛そうに顔をしかめる。中指の第1、第2関節のあたりだから、神経が集中してるんだろう。

こういうとき、アメリカ人のお母さんなら、"Are you ok, honey? Does it hurt? Poor thing..." とかなんとか言って抱きしめるかもしれないが、私は医療の邪魔にならないよう、3歩下がって黙って見ている。

「まだ傷口がふさがってませんね。」とお医者さんは特殊なテープを張ってくれた。「これなら水に濡れてもいいですから。」

おかあさん、2ミリくらい開いてるよ。どうする?」と長男。

「どうするったって、ふさがるまで待つしかないんじゃない。そんなこと先生に聞いてよ。」と冷たい私。

こういうときでも私たちは日本語で話す。

場合によっては、英語で周囲に言い直すこともあるが、こういう無意味なやり取りは英語にしてもやはり無意味なので、訳さない。

私たちの会話の内容を知りたそうな顔つきや問いかけがあれば説明するが、そういうことは稀である。まあ、だいたい想像できるらしい。実際、たいしたことは話していないのだ。

          *

「動かせますか。毎日少しずつ動かしてみて。1週間くらいで腫れが引かなかったり、自由に動かせなかったら、orthopedic surgeon (整形外科医)を紹介します。リハビリが必要かもしれませんから。」

ハサミで指を切っただけでリハビリ? ふだん怪我とあまり縁のない私は驚いた。これ以上、お医者通いは遠慮したい。

「聞いた? リハビリって。ともかく動かすのよ。」と長男に言う。「わかった、わかった。」 

これも次男といっしょで返事はいいけど、どうも信用できないが、パソコンをやるには両手が必要だし、歯ブラシより真剣にやると見た。

ずっと見学していた体育の授業や空手も、まだだめだろう。お医者さんは受付の女性に、「傷が治ってないから、あと10日はスポーツ禁止ってメモを書いてあげて。」と指示した。

          *

そして、私は学校へメールを書いたり、長男がメモを紛失しないよう言い聞かせたり、傷口に張るテープを買いに行ったり。

抜糸すれば一件落着と思っていたのは、甘かったようである。

私は看護には向かない。病人に限らず、他人の世話焼き全般がダメなのだ。指先の怪我でこれでは、夫が年老いてからの介護が思いやられる。

看護婦で連想するのが、One Flew Over the Cuckoo's Nest (カッコーの巣の上で)に出てきた秩序最優先・管理主義の冷酷な婦長 Nurse Ratched。いや、彼女は表面は不気味に穏やか(それがまた怖い)だったから、当り散らすような私とは違うか。

とりあえず「リハビリ、リハビリ!」と長男をせっつく。ナース・ラチェットと言っても、まだ子どもたちにはわからないのが残念である。


<今日の英語>

We'll just have to wait and see what happens.
成り行きを見守るしかありません。


健康保険に関する法案が今後どうなるかについて、ある医療関係者がコメント。



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 |  医療  |  コメント(1)

Comment

手掌,足の裏,顔面は,マイスネル小体やファーターパチニとか神経終末がたくさん存在するから,抜糸でも下手な人がやるといたいかもね。

リハビリってかよく屈折させたり使うことは必須。
腱がコウ縮するから。

★☆★ショーコ★☆★ |  2010.01.18(月) 15:13 | URL |  【編集】

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