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愛人ごっこ その80

2009.12.14 (月)


(前回その79の続き)

私たちはほとんど何もしゃべらずに抱き合った。

パヴェルの手のせっかちな動きや呼吸で、彼が急いているのが伝わってきた。久しぶりなのだから、若い彼には我慢できないのだとわかっていたが、それでも、私が彼を受け入れられる状態になるまで待たせることにした。

あれは、夫がタイの女におぼれる前だったか、私が彼に疑惑を持ち始めた頃だったか。

私たち夫婦の間がかなり険悪な状態だったとき、夫が無理に私に押し入ったことがあった。ノーと拒否することもできたのに、情緒不安定だった私は言い争う気力もなく、早く終わらせたいとだけ考えていたのだ。

ちょうと翌週に産婦人科の定期健診があったのだが、私を診察した女医は「あなた、これは痛いでしょう。裂けていますよ。」と問い詰めるように私を見た。レイプではないかと疑っているようだった。

確かに痛みはあったけれど、我慢できないほどでもなく、医者に指摘されるまでそんなにひどいとは思わなかった。

私は、夫婦間でもレイプがありうるという知識は持っていたが、私は夫が待ちきれなかっただけだと説明した。

女医は、「2週間は何も入れてはいけません。裂傷は自然に治ると思いますが、これからはご主人にはあなたがオーケーするまでさせないように。もし痛みが取れなかったら、またいらっしゃい。」と同情に満ちた目を向けた。

・・・

そんなことがあってから、私は少し神経質になった。もっとも、夫とはまもなくセックスレスになったので、そういう心配もなくなったのだが。

私とパヴェルはそれほどセックスの相性がいいとも言えなかった。でも、私は彼の体に惹かれていたし、彼はこんなに年上の私を相手にしていながら、途中でだめになったことは一度もなく、いつも最後まで進んだ。

性交は彼のためにあり、キスや愛撫や囁きは私のためにあった。

彼は激しく動き、久しぶりのセックスに満足したようだったが、心の中にいろいろ抱えていた私は楽しめなかった。

せめて余韻を味わおうと、体を重ねたまま、彼にしばらく動かないように言った。そして、彼の滑らかな体に絡みつき、顔を押し当てて、これまでの肌恋しさを埋めようとした。

・・・

「なんだか寂しそうだね。何かあったの?」

「何も。ただ、あなたがもうすぐいなくなるなと思って。3年も来てくれたのに、とんでもないわがままを言ってるわね。」

「ぼくも残念だけど、来年は無理だなあ。でも、またいつか来るよ。それとも、あなたがドイツに遊びに来る? 子どもたちもご主人もいっしょに。そしたら、ぼくがどこにでも行きたいところに案内するよ。」

「もし行くなら、私は一人で行きたいわ。あなたを独り占めできるように。でも、あなたに恋人がいたら、そんなことできないわね。」

それから、また私たちは彼にはどういう女の子がいいか、あれこれ空想した。

その娘が私とパヴェルの本当の関係を知ったら、さぞかし驚くだろう。もちろん私たちの秘密は明かさないけれど、勘のいい娘なら気がつくかもしれない。

「あなたも、私みたいなおかしな女と関わりになってしまったわね。私だけじゃなくて、夫も変だし、孤立してるし、この家は普通じゃないでしょ。外から見ただけじゃわからないけど、めちゃくちゃだわ。ここがもっと普通のまともなアメリカ人の家ならよかったのに。」

「そんなことを考えてたの? うーん、確かにぼくとあなたがこんなに親密な時間を過ごせるのは不思議だし、普通じゃないだろうね。しかも、ぼくはご主人にも会っているし、彼とも友だちだと思ってるし。でも、ぼくはあなたのところが好きだよ。それに、誰に強制されたわけでもなくて、ぼくが選んだことだから、あなたがよその人たちと比べて気にすることはないんだ。」

彼は私にもう一度キスをすると、ベッドから下りてシャワールームへ向かった。

そうして、子どもたちや夫が帰るまでに、私とパヴェルは「よき友人」の役に戻るのだ。

(次回その81に続く)



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