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どこでどう間違ってこういう人生になったか

2009.12.03 (木)


ブログを書いていると、書くことで距離ができるからだろうか、自分のことなのに他人事をあげつらっているみたいな気分になる。でも、まぎれもなく、これは私のことなのだ。

一体どうしてこういう人生になったのかと、ときどき考える。

夫と結婚しなければ、あのまま東京で姉と2人一生独身で過ごしていただろう。私たちは8年間ずっとそのつもりでいた。

今のこのぬるま湯につかったような、お気楽な生活。

いやな人付き合いは皆無に等しく、家事は手抜きで、子どもはほったらかし。夫が躁うつ病で休職中なのに、私は仕事を探そうともしない(探した時期もあったが、たいした活動もせずにあっさりあきらめた)。

大金持ちでもないのに、これまでの貯金や退職金や年金でやっていけると楽観している。そして、無給ながらも、夫がG氏のスタートアップに協力しているので、今の会社に戻れなくても、なんとかなるだろうと高をくくっている。

もともと悲観的な性格だったのに、不思議だ。

抗うつ剤の飲み過ぎでセラトーニンが過剰に生成されて、錯乱状態になることがあるそうだが、それだろうか。

         *

1日中ぼんやり過ごしている私に、夫は文句を言わない。

でも、「そういういかにも迷惑そうに Yes? と返事するのはやめてくれ。」とこぼすことがたまにある。夫に話しかけられて迷惑だとは思わないが、なぜかうっとうしいのだ。私の愛想の悪さは隠せない。

夫のおかげで食べていけるのに、我ながら何様かと思う。

その代わり、私も夫には好き勝手にさせている。

使途不明金については目を光らせるけれど、夫がいつ起きようが、何を食べようが(私の好物や貴重な日本食に手を出さない限り)、どれだけゲームをやってテレビを見ようが、関与しない。念のために、夫の行動を監視しているだけである。

そうすると、先日のチャットのように、いわばパズルのパーツが手に入ったりする。でも、知らんぷりしてしばらく泳がせる。すぐに行動を起こすのは愚かだ。

なにも慌ててこの平穏を乱す必要はない。

          *

私は子どもの頃、「石橋を叩いて、絶対に壊れないとわかっても渡らない」と言われたくらいに慎重で、失敗しないようにきっちりやるのが常だった。でも、何かの拍子に周りが見えなくなると、いとも簡単に無謀で投げやりになったりもした。

矛盾するようだが、今もってそれが私の性格の根本にあると思う。

完璧主義か、完全放棄か。どちらかに振れるのである。

夫と結婚したときは無謀そのもので、私の二面性を知らなかった人たちを驚かせた。今は、おそらく消極的な完全放棄の時期なのだ。つまり、なるようになれ。あらゆることがどうでもよくなる。

「自称引きこもり」という人の話を読むと、私などよりはるかに多く出歩き、たくさんの人と付き合い、新しいことに挑戦し、きちんと生活していたりする。

私は最短距離にあるスーパーに出かけるのもいやなのに。

年のせいで億劫になったのではない。東京に住んでいた二十代前半でもそうだった。アパートと大学、アパートと会社の往復が基本だったので、東京に8年住みながら、まったく不案内である。

アメリカに20年住んでも、それは変わらなかった。行きたいところは、いつでも自分の家の自分の部屋なのだ。

こういうのも一種の agoraphobia (広場恐怖症)なのかな。私はぐうたらなだけだと思っていたけれど、確かに小さいときからそういう傾向があった。

私は社会生活ができないほどではないが、人ごみと行列と移動は大の苦手。だから、ディズニーランドなんか、お金をくれると言われたって行きたくない。

よく考えたら、今の生活はほぼ理想的ではないか。

           *

こういう協調性のない人間が、たまに近所のおしゃべり奥さんとスーパーで会ったりすると、最悪である。

「あっら~、元気? この頃、会わないわね~。」 はい、私は家から極力出ないようにしてますから。出かけても、買いたいものは売ってないですし。

「仕事してる?」 働く気はありません。第一、私がもらえそうな給料より、投資の配当金のほうがきっと多いでしょう。

「ホリデーはどうする予定?」 誰にも会いたくないし、どこにも行きたくありません。感謝祭やクリスマスのごってり料理より、天ぷらうどんのほうがおいしいと思います。

と言いたいところを、適当に白々しく返事して、顰蹙を買わないように努力している。


<今日の英語>

She had a sour look on her face.
彼女は不機嫌な顔をした。


ある年のクリスマスに、「リビングルームのペンキを塗り替えてあげるよ。」というカードを息子が年老いた母親に贈ったところ、それを読んだ彼女は苦々しい顔をした。息子が「どうしたの?」と聞いたら、「家の中ぜんぶのペンキを塗り替えてくれたらいいのに。」と答えたそうな。sour は酸っぱいの意。



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 |  わたし  |  コメント(6)

Comment

(爆)めっちゃ笑えました~
悪い意味ではなく・・・私は、komatta3が大好きです^^
mommy |  2009.12.03(木) 08:42 | URL |  【編集】

同感です

いつも楽しみに拝見しています。
アメリカには旅行やインターンシップで行っていたので、いつも興味深く記事を読ませていただいています。

完璧主義か、完全放棄か・・・、komatta3さんと同様に私もどちらかに揺れてしまうタイプです。すぐに白黒つけたがる傾向にあり、その差のすごさに自分で自分を持て余すことさえもあります。
数年前から発症している広場恐怖症、対人恐怖症、社会不安、閉所恐怖症、高所恐怖症など・・・私の病名を挙げればきりがありません。私も外では働きたくない(というか、外で働くとあまりに疲れて数日間寝込んでしまう)ので、今は在宅ワーカーをしています。そして夫に支えてもらっています。インターネットのある時代に感謝です。komatta3さんのブログも読むことができますし!これからも更新を楽しみにしています。
ケイティ |  2009.12.03(木) 14:44 | URL |  【編集】

毎回ながら、文章のレベルの高さや、視点のよさ、本当に凄いと思います。
いつもとても楽しみにしています。
まいこ |  2009.12.03(木) 15:29 | URL |  【編集】

カリフォルニアからひきこもり、うつ病主婦です。いつも楽しみにブログ拝見しています。私も働きもせず、家事もほとんどしてません。デズニ-ランドなんて時給をつけてもらっても、行く気しません。本当に良くにてますね。うつ病になる前は、あちこちフットワークも軽かったのですが、、、いつからこんなになってしまったんでしょうか?同じ気持ちです。
ゲスト |  2009.12.03(木) 15:35 | URL |  【編集】

面白い!

本当に笑えます。素の直球勝負な文章が大好きで、読むのを毎日楽しみにしています。
Yukstar |  2009.12.04(金) 09:56 | URL |  【編集】

こまったさんご夫婦は似てますよね。
愛人ごっこは読み物として面白く読んでいますが
本当だったら、鬱とは思えない躁パワー全開の行動力ですもん。
ご主人と同じような心理状態のような感じがします。
フルー |  2009.12.04(金) 15:02 | URL |  【編集】

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