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次男のテニス・レッスン

2009.11.14 (土)


今年の3月に倒産して一時閉鎖されたテニスクラブは、その後最初のオーナーが経営者に返り咲き、ほどなく再オープンした。

でも、閉鎖の経緯(そのときの話はこちら)が気に入らなかった私は、「またすぐつぶれるかもしれないから。」と次男に言い聞かせて、そこには戻らなかった。

夏休み中は地元の町が運営するテニスキャンプに2週間入れた。でも、それはレクリエーション目的で、週4日、しかも午前中2時間半だけ。次男は仲良しの友だちが参加して楽しかったらしいが、あれではぜんぜんうまくならない。

          *

少し離れたところに別のテニスクラブがあった。7年位前にできたばかりで、よく広告を出していたところだ。試しに、日本に帰る直前の2日間だけ、次男を参加させてみた。

いつものテニスクラブはインドアコートが4面しかないのに比べて、こちらはインドアのハードコートが5面、クレイコートがやはり5面あり、外にもコートがあった。建物も新しく、テニスウェアのお店やちょっとしたカフェまであり、ロビーの大型TVスクリーンではテニス・チャンネルが付けっぱなしだった。

次男は初めての場所でかなり緊張していたが、迎えに行ったら楽しかったという。じゃあ、こっちのクラブでやらせようかと考えたが、日本から帰って参加した3日間はおもしろくなかったらしい。

コートでボールを打つだけでなく、走ったり、ウェイトルームで鍛えたりというのもプログラムの一環で、これまで楽しい練習しかしてこなかった次男はいやになったのだろう。ずっと長いこと通っている子ばかりで、初心者かつ新参者の次男は疎外感を感じたようだ。

フェデラーだってフィットネス・コーチがついてるのよ、体ができてなかったらテニスはうまくなれないのよ、と説得したが、無駄だった。

ぼく、フェデラーじゃないもん。

そんなことわかってるわよ。素直じゃないわね、まったく。

秋のスケジュール表を見ると、次男が参加できるクラスは授業後大急ぎで行っても間に合わない。しかも、レッスン料が高い。それで、うやむやになってしまった。

行きたくない子を無理に引きずってまでやらせる気力は、私にはない。

          *

私はテニスが好きなので、次男のレッスンに付き合うのは苦にならない。近くにあるハイスクールのテニスコートでヘタ同士打ち合ったりしたこともある。次男はあまり熱心なプレーヤーとは思えなかった。すぐ言い訳をするし、文句を言うし、怠けて走らない。

でも、テニスをやめてしまえば、その分だけパソコンの前に座る時間が長くなる。せっかく広い庭があるのに、もう兄と追いかけっこをする年ではない。

夫はスポーツにはまったく興味がない。

だから、うちのTVには野球もフットボールも映らない。子どもたちは一度もヤンキースやメッツの試合を見に行ったことがなく、キャッチボールもせずに育った。

あるときNYに遊びに来ていた夫の父と継母が「アメリカの庭には、バスケット・ゴールがなくちゃ。」と言い出した。私は「そんなことしていただかなくても。」と必死で遠慮した。夫は出張中であった。

私の抵抗にも関わらず、600ドルも出して、正規の高さまで調節可能なゴールを買ってしまった。配達とドライブウェイの端への設置サービスでさらに100ドル。

子どもたちは1週間くらいで飽き、夫はただの一度も子どもたちとシュートさえしなかった。私は子どもたちに付き合ったが、下手だし興味もないので、やっぱり続かない。ほんとにもったいない。

夫がスポーツの話をしないため、子どもたちは普通の子が知っているようなプロ選手の名前や所属チームもよく知らなかった。

この私もテニス以外は興味がないので、どのチームが何のスポーツなのかもよく知らない。アメリカに来た当初は、ミッキー・マントルすら知らず、同僚のアメリカ人に驚かれた。ベーブ・ルースやジョー・ディマジオはさすがに聞いたことがあったが。

子どもたちをアスレチック奨学金で大学に行かせようとは思っていないが、なにか1つでいいからスポーツをやらせたいとずっと思っていた。大学への願書にスポーツ欄が空欄だとよくないという打算もあるが、若いときにちょっとでもやっておくと、あとで何かのきっかけになるかもしれないのだ。

私は自分のことは棚に上げて、子どもは外で走り回ってほしかった。どこへ行くにも車で、カロリーの高いものを食べるアメリカで運動しなかったら、子どもでも肥満一直線である。

          *

9月も半ばになって、前に通っていたクラブに電話してみた。

まもなく秋のレッスンが始まるという。次男に聞くと、「前のクラブならやりたい。ちゃんとやる。」と言う。

新しいクラブのほうが設備もいいし、厳しく鍛えてくれそうだが、やはり慣れている所がいいのか。それに、新しい所はちょっとレベルが違った。私が見かけた若い女の子が、通りかかったどこかのお母さんに「大学にはいつ戻るの。」と聞かれて、「もう戻りません。わたし、プロになりました。」という世界だったから。

プロにもいろいろあるのだろう。トップ100にも入れない、ピラミッドの下のほうでもプロはいるのだ。そういう人は、テニスにかける情熱が違う。次男はそこまでテニスに入れ込んでいない。

          *

というわけで、以前のゆったりペース・クラブに戻った次男。今日でセッション1が終わった。

ロビーの一面がガラス張りになっていて、テニスコートが見下ろせる。家に戻ってお迎えのために出直すのがめんどくさいせいもあるが、私は毎週1回1時間半のレッスンを見ている

なぜか他の親御さんは子どもを置いてすぐ帰る。私が一番熱心な、往々にして孤独な観客である。サーブのトスが低い!腕が伸びてない!なあに今のスイングは?ボールから目を離さない!

次男が見上げると、そうじゃなくてこうでしょ、と私が身振りでやっているのが、目立つそうな。あー、もうじれったい、とつい顔にも出てしまうのだ。

昔の中学の部活動に比べると、なんとまあチンタラやっていること。補習校での友人も娘さんが夏にテニスをしたのだが、「そうなのよ!ダラダラしてて見てらんないわ。」 やっぱりそんな感じなのだそうだ。

日本の部活動のスタイルは、アメリカから見ればかなり特殊なのかもしれない。

でも、お金も時間もかけてやっているんだから、と私はあれこれ指摘してしまう。ただし、そんなことをするのも私くらいで、だいたいほかのお母さんたちはお迎えのときにちょっと見るだけなのに、Nice shot! Great serve!  Beautiful backhand!  と持ち上げる。誉めすぎじゃない?

私は横目で見ながら、「そういうセリフは、フェデラーかサフィンの試合で言ってください。」と心の中でつぶやくのだ。


<今日の英語>

It's a tall order.
難しい仕事です。


PBSのニュース番組で、アフガニスタンのカルザイ首相がインタビュアーに「国民の生活はなかなかよくなりません。どのような対策でそれを実現なさるお考えですか。」と聞かれたときの一言。この場合の order は注文や命令のこと。



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