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居留守という手があった

2009.11.01 (日)


ハロウィーンにはいつも墓石を玄関前に並べ、くもの巣やら亡霊やらで飾り付けるお宅に、今年はかぼちゃすら置いていない。次男の仲良しなので、どうしたのか聞いてみた。

「クリスはいないよ。お兄ちゃんが大学を見に行くから、みんなで出かけるんだって。」

そうか!今年は土曜日だから、旅行に出かける人だっているのだ。そういえば、クリスの隣の家にも、かぼちゃがない。あちらもクリスのお兄ちゃんと同じ年の娘さんがいる。やっぱり大学ツアーか。

うちはどこにも出かけないけど、居留守を使うという手があった。ブラインドを閉め、玄関と家中の電気を消せばいいのだ。暗くてもパソコンはできる。どうして思いつかなかったかと悔やまれる。

でも、もうキャンディを買ってしまった。捨てるのももったいないし、夫と子どもたちで平らげても困る。しかたない。今年はキャンディを配ろう。

          *

玄関でキャンディを手渡す仕事はうちの子供たちにやらせようと思っていたが、次男は例によって友だちの家に行く。午後4時に連れて行って、お迎えは10時。なんだか毎年遅くなってない? 私なんかもう寝ている時間である。

長男は、近所を1時間弱回ってあとは家に居るのが常だった。ところが、今年はハイスクールの同級生ジェイクのところで集まりがあるという。

ミドルスクールの頃から名前だけは聞いたことがある。もしかして、1~2回はどこかで会ったかもしれない。でも、うちに来たことはないし、親にも会ったことがない。

あまり友だちの家に誘われない長男なので、うれしい反面、不安にもなる。

長男はミドルスクールでいじめられていた。

孤立していたわけではないが、神経質でよく泣き、頑固で幼い性格が災いした。体が小さくて運動も苦手だったので、クラスメートによくからかわれていたらしい。体育では、年配の先生が気をつけていてくれたが、ロッカールームまでは目が届かない。長男はいちいち私に報告しなかったので、あとになっていろんなことがわかった。

コロンバインを始めとする学校での銃撃事件以後、アメリカの学校では「殺してやる」の一言で停学や退学処分になりかねない。確固とした証拠がなくても、「殺すと言っていた。爆弾をしかけたと聞いた。復讐してやると言っていたらしい」という噂だけでもそうなる。

そして、そういう噂を聞きつけた保護者が校長にヒステリックな電話をかける。学校にいる子どもたちも携帯で親を呼ぶ。そうなると、もう止められない。パニックになるのも時間の問題である。学校はそれを一番恐れる。

長男はそういう噂のターゲットになった。

こちらの言い分は受け付けてもらえなかった。周りの子もそういう目で長男を見るようになる。そのときの首謀者は長男が一番親しかった子で、私は大変なショックを受けた。それ以来、長男の交友関係には神経を尖らせている。

危険人物扱いされた長男は、学校の指示で毎週カウンセリングに通った。費用は自腹。夫と私までが精神科医に呼ばれて、長男の生い立ちからすべて説明せねばならなかった(生い立ちどころか、長男を妊娠中の私の体調、分娩時の状況まで質問された)。

「こちらの言うとおりにしなければ、学校を辞めてもらう」と教頭に暗にほのめかされ、断ることはできなかった。

          *

ハイスクールに上がったときは、「これで新しいスタートが切れる。」とほっとした。しばらく疎遠にしていた近所の同級生(なぜか女の子ばかり)も、時間の経過とともに、昔のように接するようになった。長男自身も放課後のクラブにいくつか入って、別の交友関係を築いた。

ミドルスクールからの申し送りで、ハイスクールは受け入れ態勢を整えていた。カウンセリング担当の年配の女性とは入学前にも会い、私は好感を持った。彼女は長男の置かれた状況をよく理解し、また学校関係者としてできる限りの同情もしてくれた。今のところ、トラブルはない。

実際のところ、ミドルスクールとハイスクールはいろんな意味で雲泥の差があるように思う。

それまでにも、近所の人や知り合いから、ミドルスクールの陰湿ないじめ(女の子同士は、また別の意味でひどい)については聞いたことがあり、誰しもが「早くミドルスクールを終わらせたい。」と望んでいた。自分の子どもが被害者でなくても、そういう雰囲気がいやだと言っていた。だいたい、ミドルスクールは生徒の数が多すぎる。

地域にもよるが、うちのミドルスクールは6~8年生。年齢でいうと、11~13歳前後。むずかしい年頃だというが、それにしてもミドルスクールでのいざこざは苦い経験であった。

          *

長男がハロウィーンパーティに出かけるのはエレメンタリースクール以来のことである。4時前に集合。終わりは何時なのかまだわからない。実際、集まって何をするのかもわからない。例によって、ドラッグの不安が頭をよぎる。

お迎えの時間を確かめるという名目で、ジェイクの両親にも会おうと思う。ミドルスクールでのトラブルも知っているはずだが、2年経ってほとぼりが冷めたのだろうか。なぜ急に誘ってくれたのかわからない。学校では親しくしていたのだろうが、長男が言わなかったのか。

あのトラブルの首謀者だった少年もそこに来たらどうする? 

夫に相談してみたが、いいアイディアは浮かばなかった。「あの子とは一切付き合うな」という申し合わせであったが、共通の友だちがいたらそれも難しい。しかも、先方は親子揃って長男を陥れたとはみじんも思っていないのだ。

でも、いつまでも長男を隔離することはできない。

私の嫌いなハロウィーンに、また1つストレスの種が加わった。

仏頂面を隠すために、イルカのマスクでもかぶってキャンディを配るか。いや、それもハロウィーンに積極的に参加しているみたいで本望ではない。夫は自室に閉じこもるという。ずるい。あなたの国のイベントでしょ?!

来年こそ、居留守よ!」と子どもたちに宣言する。


<今日の英語>

I cringe when I see what people post.
人がネットに載せているものを見ると、身の縮む思いがします。


ホームページにたくさん載せた娘の写真を悪用されてしまい、慌てて削除したという女性の一言。[どんな危険があるか知らないから、みんな平気でいろんなものを載せているのだと思いますが、見るたびにぎょっとして身がすくみます。」



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 |  子ども  |  コメント(1)

Comment

ハロウィーンはもらうばかりです

こんにちは。

コンドミニアムに住んでいるので、近所の子供たちがトリック・オア・トリートにくることはありません。もらうばかりです。

今年も義姉の家に行き、その近所を廻ります。

私はカナダ在住ですが、カナダ(バンクーバー)ではジャコランタンが玄関先に出ていない家、ジャコランタンのキャンドルが消えている家には訪問してはいけないことになっています。

人種の坩堝なので、宗教的にハロウィーンに参加しない人も大勢います。
居留守だと、居心地悪そうですね。
ふょん |  2009.11.01(日) 06:15 | URL |  【編集】

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