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モノが捨てられない夫

2009.10.02 (金)



次男は友だちが多い。最近は集まるメンバーが同じで、なんとなく持ち回りのようになっている。ただし、アンディのお宅には、なぜか次男1人だけ呼ばれることが多い。

この間、初めてそこの地下室を見る機会があった。迎えに行ったら、「2人でピンポンをやってます。いい勝負ですよ。見ませんか。」と言われたので、地下室へ下りていった。

階段はむき出しの木だったが、地下室は天井も床も壁も真っ白。天井には埋め込み式のライトがたくさんあって明るい。

「いい部屋ですね。」

「この家を買ったときはこうじゃなかったんです。使わないのはもったいないから、リモデルしました。卓球台を置いたら、外が雨でも雪でも楽しめて、わりといいですよ。」

よそのお宅の地下室にはあまり行く機会がないが、内装をして暖房も入れて居住スペースとなった地下室、いわゆる finished basement もご近所にいくつかある。地下室全部でなくて、半分だけ内装済み、半分はコンクリート打ちっぱなしというのもある。

うちの近所の地下は地上のフロアと同じ面積なので、かなり広い。地下全体が普通の部屋として使えると、家を売るときにセールスポイントになる。

     *     *     *

帰りの車中で、「いいわねえ、あの地下室。」「床はタイルで気持ちよかったよ。」と地下室談義に花が咲いた。そして、これまで何度もやったように、「うちもあんな風にしたいなあ。でも、無理だねえ。」とため息をつくのだ。

なぜなら、うちの地下室は夫の持ち物であふれかえっているから。

私のモノもないとは言わない。でも、子供用の日本語の本や補習校で使った教科書、昔のスーツケースくらいである。日本語関係のもの以外には執着はない。

それに対して、夫は何を保管しているか。

古い雑誌(1970年代のコンピュータ雑誌を誰が読む!?)やとっくに廃れた機種のマニュアル。10年、15年以上前のコンピュータ(持ち上げられないくらい重い)や周辺機器。ビデオコレクション。模型電車コレクション(子どもが小さいときに収集した。おそらく躁状態のとき)。eBay にはまっていたときに売ろうと思って買い集めたスター・ウォーズのおもちゃ(これも躁状態で)。昔飼っていた猫がぼろぼろにしたソファ。IKEAの家具(まだ組み立てていないものもあり)。自分が子どものときに遊んだおもちゃ。自分がボーイスカウトをしていたときの何やかや。自分が独身のときに使っていた汚い家具。

pack rat (いろんなものを巣の中に貯め込む習性のあるネズミ。転じて、不要な物を収集し捨てられない人のこと)の典型である。 hoarder とも呼ばれる。

夫の所有物は、壁一面にぐるりと付けたスティール製の棚に収まりきれず、直接床に置いたりして、地下室の3分の2を占めている。天井に届きそうなくらい積み上げたものもある。

     *     *     *

夫は本が捨てられない。

大学の哲学の本から、ペーパーバック、子どものときに読んだ本、時代遅れのマニュアルまで、取っておく。自分の部屋はもちろん、次男の部屋のクロゼットに何箱も本が入っている。

私が1人で使っている主寝室の壁にも、今年になってガラス戸付きの書棚を3つも取り付けた。そこにはハードカバーの本が入っている。

これだけで気が狂いそうになのに、カリフォルニアの父親やアリゾナの弟からたまにダンボールが届く。中身は、夫の昔の持ち物や、夫の父が着られなくなった昔の服などである。

これは血筋だったのか。

夫の継母や義妹と会うと、必ず「うちの中を占拠する不用品」の愚痴が出る。結婚する前にはわからなかったのだ。気付いたかもしれないが、物を大事にする人だなどと都合よく解釈したのかもしれない。

主寝室にあるクロゼットは中で体操ができるくらい広いが、その4分の3は夫の服。私は定期的に服を寄付しているけれど、夫はもう絶対に入らないサイズの服や流行おくれのスーツなども手放さない。どこかのトレードショーでただで配っていたTシャツなどもそう。

テレビで coat drive (冬のコートの寄付を呼びかける運動)が出ると、さりげなく、「うちにあるコート、いくつか寄付しない?」と提案してみる。

夫は一応賛成するが、私に任せない。「どんなのだったか、後で見てみるよ。」と絶対にやりもしないことを言い、結局また何年もたんすの肥やしになる。

     *     *     *

数年前、どうしても捨てなければならないカーペットなどを廃品回収業者に引き取ってもらったことがある。

業者のお兄さんに「もっと他にも持って行ってもらいたいものがたくさんあるんだけど、主人が手放さなくて。」と言うと、「どこのお宅も同じですよ。捨てたがるのはたいてい奥さんで、旦那はモノにしがみついてますね。どうしてかなあ。」

男のほうが精神的にモノに依存しているのではなかろうか。自分とモノを同一視しているから、離れられないのである。

夫の言い訳は、「いつ必要になるかわからない。もう簡単に手に入らない。」 

強迫観念に捕われ、モノに所有されているのだ。もちろん、そうでない男もいるだろうけれど。

私は禅寺みたいに何もない部屋が理想(ベッドは必要)なのに、これだけのモノに囲まれている。地下室はいつも目に入るわけではないが、積み上げられた段ボール箱の数を考えるだけで、ぞっとする。

だいたい家が広すぎるのだ。

東京の狭いアパート暮らしなら、こうは行かない。一時期あまりにもモノが増えて、夫は storage (倉庫)を借りようとしたことがある。私は必死で抵抗した。そんなところを借り始めたら、それこそ際限がなくなる。

ときどき、この家に引っ越してくる前の、空っぽの状態にしたい衝動に駆られる。そして、本当に必要なものだけを家の中に入れるのだ。

地下室を居住スペースにできたらなあ。夫が死んだら、すぐに廃品回収業者に電話するぞ!

その前に、この家から引っ越すときはどうなるか、今から戦々恐々としている。


<今日の英語>

We have a lot to catch up on.
積もる話がたくさんあります。


昔の恋人と60年ぶりに出会って結婚した男性。「別れてから何があったか、お互いに知っておかないとね。しかも、私たちには残された時間があまりないから、急いでやらないといけません。」



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 |   |  コメント(2)

Comment

うちの夫も、(食べ物以外)ほんとに物を捨てないのですごく分ります!でも、夫のお母さんもそうです。あ、私の両親もそうです。子どもたちもそうです・・・。私以外、みんな物を捨てないので、家の中が片付かない・・・。何十年も使っていないような物もたくさんあるし、いいかげん見切りをつけて処分すればいいのに(あげるとかリサイクルに出すとか・・・)私も、物の少ない家に住んでみたいです。
mommy.jp |  2009.10.02(金) 09:46 | URL |  【編集】

タイトルだけみて・・・いる、いる~、同じだわ!と心で叫んでしまいました。
私の夫も古いマガジン、本、スライド、その他昔の趣味のモノ、思い出のガラクタ(本人はガラクタと思ってない)を捨てられないタイプです。(着られなくなった衣類だけは年一回’goodwillに寄付しますが)
義父母も同じく、古い家具・調度品に囲まれて生きています。多分地下室にも古いもの、不要なものであふれれてることでしょう。容易に想像つきます。
ときどきヤードセールへでかけると’よくこんなものよくとっておいたなぁ、と驚くほどのジャンク類が売ってたりしますよね。(日本人なら破棄するような品。たま~に掘り出しモノがみつかるときもある・・笑)
私もまったくモノに執着しないタイプ、すっきり最低限のモノで簡素に住みたい。粗大ゴミだし日にはいつも捨てる、捨てないでもめます。


shun |  2009.10.02(金) 21:14 | URL |  【編集】

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