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くしゃみと Bless You!

2009.09.15 (火)


たいていのアメリカ人は、周りにいる誰かがくしゃみをすると、すかさず "Bless you!" と言う。

知人だけでなく、たとえばスーパーですれ違っただけの赤の他人に対しても、そうなのだ。言われた人は "Thank you."  一回で済めばいいが、連続くしゃみの場合は、
"Bless you."
"Thank you."
"Bless you."
"Thank you."

と繰り返しになる。

Bless you とは、God bless you つまり、神の祝福がありますようにという意味である。もっとも、毎回そこまで考えて口にしているとは思えない。

夫はたまに "Gesundheit." (ドイツ語で健康の意)とも言う。今調べてみたら、他にもそういう言葉をかける国があるらしい。

日本にいたとき、くしゃみといえば、「誰かが自分の噂をしている。」というくらいで、くしゃみに関するあいさつはなかった。単なる生理現象である。

だから、アメリカに来たばかりのときは、Bless you がなんとも居心地が悪かった

     *     *     *

宗教心のない私は、自分から言うのはもちろん、自分に言われるのも嫌いだった。礼儀として、言われたらありがとうと返事をするが、20年経った今でも自分の口からブレスユーは出てこない。

だから、うちでは、誰がくしゃみをしても知らん顔。あるいは、「寒いんじゃない?セーターでも着たら?」と提案する。

そういう家で育った子どもたちは、アメリカに住んでいるのに ブレスユーに慣れていないような気がする。しつけの悪い子だとか、礼儀知らずだとか思われてるかもしれない。

言われたらサンキューと答えるように説明しているが、私のいないところで実際どうなのかわからない。長男は、「学校ではちゃんとブレスユー言ってるよ。あたりまえじゃん。」 私以上に頑固でアンチ宗教の次男には聞き忘れた。

子どもたちがブレスユーを言いたいなら、別に言ってもいいのである。

     *     *     *

「日本人なのに、無理して言わなくたっていいじゃない。だいたい、どこの神さまが風邪を予防してくれるっていうのよ。」と融通の利かない自分を棚に上げて、私は長いこと平然としていた。

子どもが補習校に上がってから、おおぜいの在米日本人に会うようになった。

英語しかできない親や、現地のカストディアンや警備員などもいるのだが、そういう人たちがくしゃみをするとこまめにブレスユーを口にする日本人を見て、驚いた(日本人同士ではしていなかったと思う)。

それは、駐在か永住かにも滞米年数にも関係ないようだった。駐在者のためのマニュアルにでも書いてあるのか、郷に入れば郷に従えなのか、うらやましいほど平然とブレスユーなのである。

人間の適応性は、こんな小さなことにも現れるのだ。

単なる挨拶、そんなもんだと素直に思えばいいのだろうが、頑固な人間はそれができないのである。宗教の話を抜きにしても、私の体から発する音は無視してもらいたいし、私も無視したい。

だから、スーパーでくしゃみしそうな人がいると、さりげなく、でも足早に、立ち去る。他のアメリカ人が回りにいれば、彼らが言ってくれるけれど、くしゃみさんと私が2人だけという状況が困る。

そして、私自身がくしゃみしそうになると、かみ殺す。あるいは、誰もいそうにない売り場に移動する。

     *     *     *

カリフォルニアで私がくしゃみをすると、義父母はブレスユーと言うので、私はサンキューと言う。でも、彼らがくしゃみをしても、私は何も言わない。外国人だから期待されていないのか、私の性格を熟知しているせいか、非難されたことはない。

夫はNYの家では言わないのに、カリフォルニアなら(たぶん、うち以外のどこでも)、普通のアメリカ人みたいにブレスユーを欠かさない。

あれは一種の条件反射なのか。

私が嫌がるのを知っていて私には言わないはずの夫も、子どもたちやたまに私にもつい「神の祝福」を祈ってくれる。私は、「あれほど嫌いだって言ってるのに!」と内心ムカッとしながら、無視を決め込む。

日本ではこんなうっとうしいことはなかったなあと思いつつ、何年アメリカに住んでも、ハグもキスもブレスユーもできない自分に呆れてもいる。


<今日の英語>

This is an easy way in.
(何か習いたいなら)これが簡単な入り方だ。


イギリスの議会が映し出されたTVを見て、長男がイギリスの政治はよくわからないと逃げようとしたところ、夫が「わからないなら、ちょうどいい。こういう番組は、入門編として取っ付きやすいよ。」と一言。



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Comment

おじゃまします

くしゃみもそうですが、げっぷのたびに「excuse me」もめんどくさいんです。すごく大きなものならなんですが、小さなものは気にならない。そこで謝られてもいちいち反応するのがめんどう。「どういたしまして」も変だし「気にしないで」って毎回いうのもねぇ。これに対する応えは何がいいんでしょうか?
bless you はなるべく言ってあげるようにしてますが、頭の中は「お大事に」です。日本の神様は八百万、くしゃみの神様もいるかも~。
masumi |  2009.09.15(火) 19:24 | URL |  【編集】

ブレスユーの習慣、同感です。
興味深く読ませて頂きました。

ブレスユーはなくても、キスとハグは欲しいですねw

お身体に気をつけて。
りずむ |  2014.10.15(水) 09:12 | URL |  【編集】

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