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釈然としないアメリカの新学期

2009.09.02 (水)


うちの学校区は Labor Day (9月第1月曜日の祝日)の翌日に始まる。

今年はそれが2週目になるため、新学期初日は9月8日である(義母は、「まあ、それじゃ遅すぎるわよ!」とまた余計な一言を言ってくれた。私が決めたんじゃありませんよ。)

だからこそ、8月後半まで日本に滞在できたのだけれど、さすがに学校モードに持っていかねばならない。

留守中に、学校からSupply List (生徒が新学年に用意すべき文房具のリスト)が郵送されていた。それを見て揃えればいいだけのことなのだが、毎年なんとなく釈然としない気持ちになる。

     *     *     *

7月8月は、どこの文房具屋でもリストを手にした親子が店内をウロウロしている。お店のほうも、Back-to-School セールと称して、学用品売り場を前面に押し出して拡大する。

うちもそういう親子だったし、見慣れた風景だが、どうして学校で一括購入して、親から集金しないんだろうと不思議である。個別に買い物に行く世帯数と全員が費やす時間やガソリンは、いったいどれくらいになるのか。なんとも不経済で効率が悪い。

でも、お店は書き入れ時だから止めてもらっては困るだろうし、買い物そのものが楽しい人もいるらしい。ご近所にも、「こーんなに買うものがあって、いやあねえ。」と文句タラタラなわりに、どんなに苦労していくら散財したかを自慢するお母さんがいた。

なにより、アメリカ人にとって新学期の準備とはこういうものという観念があるかぎり、この年中行事は終わりそうにない。

     *     *     *

初めてそういうリストを見たのは、長男がキンダーガーテンに上がったとき。

顔も見たことがない担任から、夏休み中に封書が届いた。それまでも周囲を見てなんとなく知っていたけれど、自分の子どものことなので真剣になった。

もちろん言われたものは全部揃えるつもりでいたが、ノートや色鉛筆の他にペーパータオルやティッシュ2箱、液体石鹸などもあったのには驚いた。

まだ小さいから汚すせいだとは思ったが、これをクラス全員、たとえば20人が持って来るわけか。そんなにたくさん、どこに収納するんだろう。共同で使うのかな。でも、持参しなかったと誤解されるのはいやだから、一応名前を書こう。

この先生はベテランだったが、大雑把だった。バインダー1冊とあるだけで、何インチなのか書いてない。色鉛筆だって何色かわからない。インデックスカード1冊と言われても、どのサイズかわからないし、線があったほうがいいのか白紙がいいのか。1冊に何枚あればいいのか。

へんなところで日本人的な生真面目さが顔を出し、そんなことで悩んだりした。

適当に判断したけれど、こういう先生は他にもいた。また逆に、メーカーまで指定した先生もあった。それはそれで、違うメーカーのものしかなくて困ったものだ。エレメンタリーでは、それこそ先生によって、同じ学年でも、リストの内容が違うことがだんだんとわかった。

その後、低学年の教室でボランティアをしたとき、必ずしも全員が指定されたものを用意していないのだとわかった。12色の色鉛筆とあったのに、6色だったり18色だったり、バインダーの厚さが違ったり。赤いフォルダーでも、少しずつデザインや色合いが違って、揃わない。

なあんだ、そんなにしゃかりきに「正しい」ものを探さなくてもいいのか、と拍子抜けした。

     *     *     *

そして、子どもたちの学年が上がるに連れて、だいぶ気楽に新学期が迎えられるようになったのだが、今度は別の問題に悩まされた。

前年度のノートが兄弟合わせてたとえば8冊もあって、それぞれほんの20ページくらいしか使われないことがあった。もったいないので、メモ帳にでもしようと、ずっと貯めていた。そんな使いかけノートがどんどん増えていくのだ。

だいだい、ノートは低学年が1年間に1科目使うにしては厚すぎる。半分でも使えばいいところである。だから、最近はなるべく薄いのを探すことにしている。もっとも、ハイスクールになってからはルースリーフがほとんどになっているが。

そうやって新学期初日にスクールバスを待っていると、ご近所の奥さんたちが子どもたちを連れて集まってくる。

最初の頃は、みんな靴やバックパックも新品なので驚いた。私は壊れていなければバックパックは続けて使うし、靴だって足に合っていれば、9月だからと新品を履かせるつもりはなかった。だから、真っ白い靴の中で、うちの子だけ目立った気がした。

「やっぱりアメリカ人のお母さんたちみたいにはできないなあ。」と落ち込んだこともある。今は、ぜんぜん気にしないし、だいたい子どもたちだけでバスを待つので、どうなっているのかすら知らない。

     *     *     *

去年からは、子どもたち自身に本当に必要なものだけリストアップさせ、まずは近所のドラッグストアで調達する。ないものだけ、高速に乗って大きな文房具屋に出かけることにしている。色鉛筆なんか手元にあるのを適当にセットにすればいいのだ。

あふれるほどの鉛筆やらノートを見て、アメリカの子は、こういう新品(でも、品質は日本製より相当劣る)を当たり前のように毎年買ってもらえると疑わずに育つんだなあと思う。

3 年前の使いかけのノートが捨てられない貧乏性の私は、「新品のノートがなくたって、勉強する子はするのよ。どんなりっぱな文房具を持っていたって、勉強しない子はしないのよねえ。そういえば、このあいだ写真で見たアフガニスタンの学校は窓ガラスもなくて、教科書も仲間で、鉛筆は1本ずつじゃなかった? アフリカで、地面に木の棒で文字を書いてた子もいたねえ。」と子どもたちにイヤミを言ってみる。


<今日の英語>

When and where is it expected to hit?
いつ、どこに上陸すると思われますか。


ローカルラジオで、ホストが天気予報官にハリケーン情報を聞いたときの一言。



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 |  社会  |  コメント(2)

Comment

私もkomatta3と同じく在米20年ですが、子供がいないので、このお話は初めて耳にしました。よく、Back to shoolのセールは耳にしていましたが。生活の苦しい親がたにとっては、毎年大変な出費になりますね。

学校で教材を皆と同じ物で揃えもらって、集金は、義務でなく払える事の出来る家庭には払ってもらって、生活苦しい家族には、払えるだけ払ってもらうとか?

komatta3に女の子がいたら、きっと新学期の度に新しい洋服を買わされていたでしょうか?特に年ごろになると。その点男の子は楽でしょうか?

それにしても、日本のほとんどの学校には制服があったので、本当に助かったなぁ。
着る物にまるっきり興味なしなので、アメリカの様に私服だったら、ぜったいに外見、服装でいじめられていたかも・・・

これからもブログ楽しみにしています!
Yamamoto |  2009.09.02(水) 07:50 | URL |  【編集】

サプライリスト

私も息子がキンダーに入る年はサプライリストを片手に指定のものを探して右往左往しました。きっちり揃えないといけないと思って、凄くストレスでした。

が、今はPTAがプリパッケージのサプライの注文を取りまとめてくれるので、それで済ませています。色々と悩まないで済むし、買い物に行かないでいいのでストレスフリーで助かっています。
にこりん |  2009.09.03(木) 12:52 | URL |  【編集】

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