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そりの合わない母と長男

2009.08.18 (火)



私の母と長男は、どうもそりが合わない。それは双方で感じているらしく、私も(おそらく次男も)なんとなく気がついている。

長男は母にとっては初孫で、しかも保守的な田舎では男のほうが女より貴重だとされている。だから、最初はたいへんな可愛がりようだったし、生んだ私も「でかした!」と言われた。

女の子を一人だけ生んで育てようと思っていた私はがっくりしていたのに(インド系の産婦人科医は性別判断のためのDNA検査をしてくれなかった)。

姉は独身で、子供を生むのを躊躇していた私は30を過ぎていて、母の友人やご近所さんたちはみんなとっくにおばあちゃんになっていた。そして、「孫が次々と生まれて、まごまごしております。」なんていう葉書きが届いて、うらやましかったらしい。

ところが、長男はいわゆるカン(勘でも感でもない)が強い子だった。神経質で食も細かった。

ごはんを作るのが好きで、人に食べさせるのはもっと好きという母にとっては、あまり食べない孫はだめな子なのだ。偏食もあったが、なにしろ食べる量が少ない。母には作り甲斐がない。

せっかくアメリカから来た孫にあれもこれも食べさせよう、もっと大きくしようと思ってはりきっていたところへ、「いや。食べたくない。きらい。いらない。」

母の理想は、何でもよく食べる大きい子。

子どもたちが小さい頃は、日本食があまり手にはいらなかったし、私もそんなものを探したり作ったりする心の余裕はなかった。だから、母の料理には、子どもたちが見慣れない食べなれないものがたくさんあった。それに味付けが違う。

それでも、肉を全く食べない私と違って、彼らは牛肉でも鶏肉でも食べる。野菜は12歳くらいから抵抗がなくなった。私にはそれほど偏食とも思えなかった。

だいたい母は小柄な私よりさらに小さいのだ。それなのに(それだから?)、しょっちゅう人の身長を話題にする。まあ私も背の高い人が好きなので、ひとのことは言えない。

     *     *     *

次男は、小さいときからよく食べた。兄が残したものも片付けた。それだけで、実家における彼の株は上がった。それに、次男のほうが甘え上手だったので、ますます母のお気に入りになった。

3年前かその前か忘れたが、私がいないときに子どもたちが補習校の宿題をしていて、なまけていた長男の頭を母がパシッとたたいた。

夫も私も手を出さない方針だし、アメリカの学校でもそんなことをされたことがない長男はびっくりしたらしい。私が帰るのを待ちかねて、「おばあちゃんがぼくをたたいた。」と涙ながらに訴えた。

私は母に二度としてくれるなと頼み、また長男にはてきぱき宿題をしなさいといさめ、昔の日本ではそうやってたたくこともあったと説明した。もっとも、私は要領がよかったので、母にたたかれたことはない。

その後も、母は長男にあれこれと注意し、なんだか棘のある言い方になった。

今回も二人の間が険悪になるのを心配して、長男には出発前に「あそこはおばあちゃんの家なんだから、おばあちゃんのルールに従うこと」と言い聞かせた。

また、ふだんは一人暮らしのところへ私たち3人が4週間も住むことがどれくらいストレスか(おかあさんなんか、そんなお客の相手をするくらいなら家出する。)も話した。

     *     *     *

長男も15歳とあって、最初はおとなしくしていたが、そのうち緊張感が漂うようになった。なるべく母と二人きりにならないようにしているらしかった。

わざわざ暑い部屋で扇風機をかけてテレビを見ることが何度かあり、ところがぼんやりしている長男は扇風機を消し忘れ、いすをしまい忘れ、リモコンを置きっぱなしにするので、結局は母に注意されることになった。

長男は私に「おばあちゃん、ぼくに意地悪じゃない? 意地悪な言い方をしない?」と言いにくそうに言ってきた。

「確かにあれしなさい、これしなさいとは言われるわねえ。でも、意地悪じゃないと思うよ。あんたも使ったものはちゃんと元に戻しなさい。それに私だって次男だって言われてるじゃないの。」と答えたが、長男の勘は合っている。同じことをしても、母が次男を叱るときはまるであやすようなのだ。

母も頭の固い人なので、「よく食べる子がいい子。大きくなるで、えらい子。」などと言う。

うちは次男のほうが長男より背が高い。長男はもう慣れっこになっているが、私はとても気にしている。だから、それを言われると、長男よりも私のほうがカチンと来て、「そういうこと言わないでよ。」と冷たくつきはなすことになってしまう。

母の機嫌がよくなるのは、長男が好物のカレーやうどんをお代わりするときである。しかも、次男はカレーもうどんもたいして好きではない。そういう日は、母も長男を手放しでほめる。

まあ、単純と言えば単純だが、次の日のことを考えると私は複雑になる。

実の親子、祖母と孫とはいえ、私たちに同居は不可能。こうやって何年かに1度、私が子どもたちを連れて帰るのがお互いのためである。



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 |  子ども  |  コメント(1)

Comment

すっごいわかります(笑)
うちは、三男くんがよく食べるので、母に人気です。
mommy.jp |  2009.08.19(水) 13:58 | URL |  【編集】

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