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早められた手術

2009.08.04 (火)



※コメントくださった皆さんへ

コメントありがとうございます。インターネットを使える時間が限られているので、すみませんがしばらくお返事できそうにありません。

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水曜日に予定されていた夫の父の手術が2日早められた。

心臓が手術に耐えうると判断されたのか、猶予の無い状態だったのかわからない。夫によると、麻酔医は「目覚めることを保証できない」として、最後まで反対していたという。

しかも、負担が大きいからなるべくやらないと聞いていた開腹手術になってしまい、7時間かかった上、出血が多かった。手術後いったん意識を取り戻したが、今は薬で眠らされている。

心身ともに疲れ果てているだろうリンからは、それ以上のことは夫も聞き出せなかったらしい。手術が成功したのかどうかもわからない。とりあえず、確実にわかっているのは麻酔から一度は目覚めたことだけ。

カリフォルニア行きの支度をしている夫が言った。

「濃いチャコールグレーのスーツを持っていく。」

見舞いと看病に行くはずが、いつ葬式になるかわからない。私は返事ができなかった。

オレンジ郡の立派な病院らしいので、あとは医療チームを信頼して任せるしかない。日本と違って、付き添いは不要だから、夫はもっぱらリンの話し相手として彼女を精神的に支え、医者の話を聞くために行く。

     *     *     *

アリゾナ在住の夫の弟は、もう病院にいるのだろうか。

毎週電話で話す私と姉とは違って、夫と弟は1年に1回なんらかのコンタクトがあればいいほうなのだ。2歳違いの兄弟として、小さい時から競争してきた。

それは夫の父の方針でもあり、何につけても競争心をあおって、切磋琢磨させて2人を伸ばそうとしていたらしい。本人たちの努力もあっただろうけれど、結果として2人そろってアイビーリーグに進学した下地にもなったと思う。

でも、それが裏目に出て、今も衝突しやすい。

それでも、夫の弟は必ず誕生日に本を1冊郵送してくれるし、夫は弟一家に対していつも協力的である。弟よりも、弟の奥さんや甥っ子姪っ子たちと気安くしている。弟も私にはほんとうによくしてくれるし、失礼な事を言われたことは一度もない。緊張感があるのは兄弟の間だけなのだ。

たまにカリフォルニアで私たちと弟一家が合流すると、なるべく兄弟2人だけにしないように私たちみんなが気をつける。ちょっとしたことで競争心が表面化して、くだらない争いが起きないように。

そんなに喧嘩ばかりしているのではないが、お互いにへんなプライドがあるのだろう。

     *     *     *

弟夫婦は私たちより1年前に結婚したのだが、あちらはすぐに子供ができた。私は子供が苦手で、外国で子供を生み育てる決心もつかなくて、5年待った。夫も同意していたのに、「あいつが先に孫を進呈すると思ってたよ。」とぶつくさ言っていた。

ところが、あちらは二人続けて女の子が生まれた。そのうち、私は長男を生み、てっきり女の子が生まれると思って男の子の名前は考えていなかったので、祖父とまるっきり同じ名前にした(夫もファーストネームだけは祖父と同じ。アメリカでは珍しくない。)

夫の弟はおもしろくなかっただろう。ところが3人目も女の子。これで終わりだろうと思ったら、奥さんが4人目を身ごもった。彼女は乗り気ではなかったらしいが、あちらの夫婦関係は夫がすべて仕切っている。男の子が生まれて、親戚一同ほっとした。

結局うちは男の子2人、あちらは女の子3人と男の子1人。夫がそれとなく優位に立っているような気配を見せる。私と夫の義妹デビーは「バッカじゃないの?」と顔を見合わせたものだ。

従兄弟達が一致協力して、「ダディ、こっち来て。」「おじさん、ビーチに行こうよ。」と引き離す努力をするのも、なんだかおかしい。まあ、そんなに深刻なことではないということだ。

ただ、ストレスの大きい状況では再燃しやすい。

私の父も祖父の葬式の時に、3人の叔母たちや祖母と言い争いをしていた。普段はぜんぜんそんなことがなかったのに。今回はもう大学生の甥っ子(継母の孫なので血はつながっていない)アンドリューが一緒にいるから、彼が中和剤になってくれるといいけれど。

     *     *     *

うちの長男と次男は、たまにはけんかもするし、長男が次男をうっとうしがっていることもあるが、しょっちゅうつるんでいる。長男は絵が得意で、次男は勉強が得意。長男は小柄で次男は大きめ。あまり競合することもない。

2人が笑い転げていたり、くっついて話し込んだり遊んでいたりするのを見て、夫がしみじみ言う。

「ああいう兄弟に育ってくれてよかったよ。」

夫と弟も、心の中ではそうなのだ。ただ、小さい時からの競争で、素直に表現できないだけ。いざとなれば、絶対に助け合うことはみんながわかっているが、老齢の父親の病気で久しぶりに顔を合わせるという状況が少し心配でもある。



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