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愛人ごっこ その26

2009.07.28 (火)



※ これまでの話(その1~25)を
最初から読む。またはカテゴリで話の番号を選ぶ。

(前回その25の続き)

ガレージに車を入れ、キッチンへ続くドアを開けて家の中に入った。誰もいない家の中は物音一つしない。

私は、少し離れてぎこちなく立っているパヴェルに言った。

「まだ暑いわね。あなた、のど渇いてない? 何か飲む?」

彼は私に近づいて、後ろから抱きすくめ、

「ううん。飲み物よりもっとほしいものがあるんだ。」

そう言って、一昨日の夜と同じように私にキスをした。

まあ、せっかちね。でも、若いんだからこれが自然なのかもしれない。

うちの裏庭は道路から見えないし、森に囲まれているけれど、ときどき宅配や郵便の人が玄関でなく裏から来たりする。ブラインドも閉めていない、ガラス張りのスライディング・ドア。私とパヴェルを見たら、驚くだろうな。それとも、こんな場面に出くわすのは珍しくないのか。

私はパヴェルのキスでぼうっとしながらも、頭の中ではどこか冷静だった。

彼は私を抱き上げて、2階に行こうとした。

「パヴェル、ここの階段は急だし、私は見かけよりも重いのよ。」

私は彼の手を取って階段の先に立ち、ベッドルームに連れて行った。

・・・

彼はもう1秒も待っていられないふうだった。

あと3時間は私たち二人だけなんだから、そんなにあせらなくたっていいのよ。

でも、それは彼の若い肉体のなせるわざだった。私たちはするりと下着だけになって、立ったままキスをし、お互いの身体を探った。先日の夜、夫が階下にいるときには抑えていたものを解き放った。

明るい部屋が好きな私は、ベッドルームのブラインドも軽い布で作ったので、昼間でも真っ暗にはならない。でも、出産でくずれた体型も醜い手術跡も気にならなかった。

私が若い娘のような身体をもっていないことは、私自身にもパヴェルにもわかりきっていたことだ。

彼には目立った体毛がなく、全身の肌がただ白くてさらりとしている。髭の剃り跡もないくらいのすべすべの顔。彼の裸の胸に顔を寄せると、若い肌の弾力と体温が伝わってきた。

彼の髪は、最初に会った頃からずっと短く刈ってある。私は男の長髪は嫌い。この子がそんな風にかっこつけてなくてよかった。

彼は真剣な顔で、私をベッドに寝かせ、またキスをした。そして、

「これ、持ってきたよ。」とコンドームを見せた。

「まあ、いい子。あなたはちゃんと責任を持ってやれるのね。女の子を妊娠させたら大変だもの。でもね、私はもう子供ができないように手術をしてあるの。それに、タイで遊んできた夫になにか移されたされたかもしれないと思って、何度か全部検査したのよ。

あなたはいつもそれをつけてやってるんでしょ。だから、私とやるときは、つけなくていいと思うわ。」

彼は一瞬どうしようかと迷っていたようだった。私の言うことを信用していいのか。私を妊娠させたり、性病を移したり、それは絶対にしてはならないことだった。

これまで寝た女の子たちとのことを思い返しているのかもしれなかった。

私は彼を信用していた。オーペアとカウンセラーになる前にも調べられたはずだ。そして、もし何かあってもなんとでもなると思っていた。自暴自棄というのではない。ただ気にしていなかった。

それよりも、彼と一番深いところでお互いを包み合って、一つになりたかった。ずっと心の中で感じていたものを体でも感じたかった。

(次回その27に続く)



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