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宿題のない夏休み

2009.07.25 (土)


今年の夏はどうものんびりしていると思ったら、9年ぶりに補習校の宿題がないのに気がついた。

幼稚園から小学校6年生まで通った補習校は、1学期が7月第1週まであり、2学期は8月第3週から始まった。一方、現地校は6月第3週で年度が終わり、新学期は9月の Labor Day (9月第1月曜日)の翌日から始まる。

だから、現地校に比べると、補習校の夏休みはとても短く感じられた。

日本で体験入学をしたときは、現地校が終わると同時に、あるいは最後の2~3日をはしょって帰国。7月末にはNYに戻ってきた。そうして3週間もすると、補習校の2学期が始まるという、なんともあわただしい日々だった。

ときには、その前後にキャンプに参加したり、カリフォルニアの祖父に会いに行ったりしたので、お金も時間もあっという間に消えてしまった。

*     *     *

補習校では、日本の学校と同じように夏休みの宿題があった。ふだんのドリルに加えて、担任が用意する国語と算数のプリント、漢字の復習ノート。さらに、読書感想文や絵日記、作文、夏休みの工作、あさがおの観察などもあった。

いつも遅れを取っていた漢字に追いつくチャンスとばかりに、私は子どもたちに宿題をやらせた。せっかくの夏休みで、友達から遊ぼうと電話が入っても、宿題をやってからでないと行ってはいけない。できてないときは、帰ってから続きをやる。

やりたくないと逃げる子どもに、「毎日少しずつやればいいのよ。」「今日の絵日記は、ニックの誕生パーティについて書けば?」「算数はまずこの1ページだけやりましょ。」「さっさとやれば、すぐ終わることじゃない。」となだめたり、すかしたりと神経をすり減らした。

子どもたちと私が言い争いをしているのを聞いて、夫が尋ねる。

「何やってんだ。そんなにどなる理由があるのか。」

「補習校の宿題よ。計画的にやらないと、終わらないんだから。1日のうちのほんの1時間でもやればできることよ。」

宿題? だって今は夏休みだよ。」

「そんなこと言ったって、補習校は日本の学校なんだから、夏休みの課題はいろいろあるのよ。何もやらないでいたら、せっかく覚えた漢字だって忘れるでしょ。じゃましないでよ。日本だったら、夏休み中に何回か登校日があるくらいなのよ。」

アメリカで教育を受けた夫は、「夏休みの宿題」という概念が理解できない。現地校はせいぜい本を2冊読みましょう程度のこと。しかも読めばいいのであって、読書感想文の提出などない。

それが、自分の子どもたちは、夏休みなのに、鉛筆片手にドリルやプリントと格闘しているのである。

夫は子どもたちに「それじゃあ、しかたないな。まあがんばれ。早く終われば、遊べるじゃないか。」

と不可解な、不満そうな顔をして立ち去った。子どもたちに日本語を覚えてほしいというのは、夫の希望でもある。夏休みの宿題なんてありえないと思っても、それが日本のやり方だと言われたら、引き下がるしかない。

それでも、イライラした私が子どもたちをしかると、「そんなにまでして、やらせないといけないのかな。」などと口を挟んだ。

私はこれでも手を抜いていたのである。とても全部はできないから、先生がこれだけは絶対にやらせてくださいというものだけをまずやらせた。それでもこの有り様だった。

土曜日の遠距離通学がないのは楽だけれど、大量の宿題を自宅でこなすのはかえってストレスがたまり、何度も投げ出したくなった。

*     *     *

次男が卒業した今年は、それがない。3月以降、補習校のことはだんだん忘れていった。

現地校が夏休みに入って、町のテニスキャンプにちょっと参加したくらいで、余裕のある毎日。特に今年は日本に行くのがメインイベント。子どもたちはゲームや遊戯王で遊んだり、友達に呼ばれたり、プールや映画に行ったりしている。

なんだかいつもと違うなあと思っていて、ハタと気がついた。補習校の課題がない。

子どもたちは漢字をどれくらい覚えているだろうか。私はそれほど熱心だったわけではない。特に3年生以後は、どうにか宿題をやらせたけれど、あきらめのほうが大きかった。

最後は、子どもよりも私の気力と体力の限界であった。そして次男の小学校卒業を機に、補習校を辞めた。

せっかくここまで続けたのにもったいないと言う人がいた。宿題をやらなくたって勉強がわからなくたって、学校に来るだけでいいんだからと言う人もいた。

私はそこまでして補習校を続けさせる気持ちはなかった。あとは、子どもたちが大学生になって、社会人になって、自分で勉強したいかどうかを決めればよいと思った。

そうして、日本語教育のレールから降りてしまった私は、9年ぶりに宿題に追い立てられない夏休みに、なんだか忘れ物をしたみたいな気がしている。


<今日の英語>

You did nothing wrong.
あなたは何もまちがったことはしていない。


大人だけというカクテルパーティの招待状を出したのに、子どもを連れて行ってもいいかと尋ねる人たちについての相談。うちは子ども仕様になっていないし、子どもは苦手。大人だけで来てくれと言うと、相手は憤慨する。ベビーシッターを雇うか、さもなければ欠席してほしいと言ったのは間違いだろうか。

回答:あなたは何も悪くありません。せっかくのカクテルーパーティを、Wii片手にチキンナゲットを要求する子どもたちにめちゃくちゃにされなくないでしょう。昔は子ども連れでパーティなんか来なかったのに、最近の子どもは自分が世界の中心だと思ってます。そのように躾けた親に限って、子どもを同伴したがるものです。



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