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アメリカ市民権取得についての迷い

2009.07.22 (水)



日本への出発を1週間後に控え、パスポートを再度確かめた。

子どもたちがまだ小さかったとき、出発の2週間前だったか、長男のアメリカのパスポートだけ期限が切れているのに気づき、パスポートの即日発行をしてもらいに、大慌てで遠くまで出かけたことがある。

それ以来、飛行機の予約をする前にパスポートの日付を調べることにしている。そのあとも、何度も確認しないと落ち着かない。

長男も次男も日米両国の国籍を持っているため、パスポートも2つずつある。

ちなみに夫はイギリス生まれなので、EU(大英帝国の威厳あるデザインが懐かしい)とアメリカの両方のパスポートを持っている。私は日本のものしかない。

だから、旅行に行くときには人間の数よりパスポートの数のほうが多い。子供のは有効期限が5年間で、しかも2年先に生まれた長男のは2年早く切れるので、よくよく気をつけなくてはいけない。

*     *     *

私は20年もアメリカに住みながら、いまだにアメリカ市民になっていない。

アメリカ市民(夫)との婚姻によって取得した永住権だけある。もちろん、働くこともできる。

最初のグリーンカードは条件付きと呼ばれる2年もので、2年後に申請して10年ものをもらう。あとは、グリーンカードを10年ごとに書き換えるだけでよい。

ふだんの生活では、市民権がなくても全く不便はない。出不精の私が、10年に1度遠くの連邦政府オフィスまで出向くのがいやなだけである。

移民局は、いつ行ってもちょっと異様な雰囲気がある。

いろんな国の言葉、服装、肌や髪の色、不安な表情。国連総会かと思うくらい、ありとあらゆる人種が書類を持って、待合室に陣取り、また係官に家畜みたいに移動させられる。

担当者によっては、偉そうな態度で失礼なことを言う輩もいる。電話したときと窓口で問い合わせたときと、回答が違うこともあった。

私の次回の更新は2011年である。80歳まで生きるとして、あと3~4回か。でも、65歳を過ぎて移民局の列に並ぶのは辛そうである。

今後、日本には短期の旅行でしか行く予定はない。死ぬまでここアメリカに暮らすつもりでいる。だったら、さっさと市民権を取ればいいものの、これがなかなか決心がつかない。

母が亡くなり、帰る実家がなくなったらアメリカ市民になろうかなと漠然と考えている。あるいは、子供たちが21歳になって、日本とアメリカどちらかの国籍を選択しなくてはならないときでもいい。彼らはほぼ間違いなくアメリカを取る。

少なくともあと7~8年はある。今すぐ答えを出す必要はないが、帰化に対する抵抗感がぬぐい切れないでいる。

*     *     *

日本国籍を持ったまま、アメリカ国籍を取ってもいいのなら躊躇しないのだが、日本は二重国籍を認めていない。だから、アメリカ市民になるということは日本国籍の放棄を意味する。

日本以外の国からアメリカに移民した人たちは、母国が二重国籍を認めているかいないかにかかわらず、わりとすんなりアメリカ国籍を取るような気がする。たとえば、中国人や韓国人は、国籍についての感覚が日本人とは違うようだ。

あるいは、戦乱や飢餓、抑圧などによって、母国に帰りたくない、帰ることができない人たちは、アメリカ国籍が命綱のような存在ではないかと思う。

結局は書類上のことなのに、私はまだ割り切れない。ホームシックでもないし、望郷の念にかられているのでもない。移住後20年経った今も、日本とへその緒みたいなものでつながっているような気持ちがするのだ。

結局、何人(なにじん)として生きるかということなのだが、たとえ私がアメリカ国籍を取っても、やはり気持ちの上では日本人のままでいそうな気がしてならない。私は、アイデンティティがどうのこうのという議論にはほとんど興味がないのに。

もっとずっと年を取ってしまったら、アメリカが自分の国だと心の底から思えるのだろうか。

【関連記事】
再び、アメリカ市民権取得について 2009.07.23
市民権テスト100の質問 2010.07.20



<今日の英語>

There is no question about it.
それについては疑いの余地がありません。


PBSラジオで、中東ジャーナリストがイランの暴動についてインタビューされたときの一言。これはイランの人々が政府当局に持っていた不満が噴出したということか、ですって? 言うまでもありませんよ。



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