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愛人ごっこ その23

2009.07.20 (月)


(前回その22の続き)

がだいぶ更けてきた。私は二人の会話を中断した。

「明日は会社も学校もあるし、パヴェルは仕事があるでしょ。そろそろおしまいにしたら? その本、貸してあげればいいじゃない。パヴェル、シャワーを教えるから、2階に来て。

夫はいろいろ出したビデオや本を押しやって、ソファの上でラップトップを開き、メールを読み始めた。

「シャワーはこっち。ゲストルームのを使って。私のより狭いけど、あなたゲストだから。タオルも石けんも何でも使っていいのよ。他に必要なものがあるかしら。シャワーはわかる? これちょっとノブが硬いんだけど。あなたの部屋はここね。」

彼は、自分のために一部屋そっくりあてがわれることに感激していた。

「そのためのゲストルームなのよ。ベッドが小さくないといいんだけど。じゃあね、おやすみ。何かあったら呼んでね。」

私はそれだけ言って、階下に降りた。

夫はまだソファの上でパソコンをやっていた。私はシャンパンのグラスを片付けたり、残り物をしまったりした。そして夫に言った。

シャワーの音がしないわね。あの子、わからないのかしら。いつもみたいに遠慮してないといいんだけど。昼間、子どもたちと外で遊んでくれたから、シャワーに入らなくちゃ。ちょっと行って見てくるわ。

夫は自分でやれるさと言ったが、私は無視して2階に上がっていった。

・・・

ゲストルームのドアは閉まっていた。

「パヴェル?大丈夫?」とノックすると、ドアが開き、彼が立っていた。私は中に入り、ドアを後ろ手に閉めて、いつもみたいに彼を軽く抱擁した。

「今日は来てくれてありがとう。」と小さな声で言った。

彼は私をきつく抱きしめ、唇を重ねてきた。彼の薄い唇や熱い息を感じながら、わたしはこうなることはとっくの昔にわかっていたのだ。」と頭の隅でぼんやり考えた。

でも、彼は義務感同情心からやっているのかもしれない。私に対する感謝の気持ちが愛情に変わって、この間のキスのお返しをしているだけかもしれない。

彼は左手を私の背中から下にずらしていって腿を触り、右手は乳房を探り、飢えているかのように唇を離さなかった。息が荒くなっていた。

いきなりこんなことを始めて、どうするつもりなの。階下の夫は聞き耳を立てているかもしれないのに。

パヴェルと私は確かにお互いを求めている。これはそんなに悪いことだろうか。パヴェルの唇と指に身をゆだねながら、朦朧とした頭で考えようとした。

と、彼は急に身体を離した。

「だめだ。これ以上続けたら、大変なことになる。もう行ってくれませんか。」

「そう? あなたがそうしてほしいならね。どうしたの、今夜は?」

パヴェルは、かすれた熱っぽい声でささやいた。

「あさって、来るよ。来ていい? 本気だよ。愛してる。

・・・

さりげないふうを装ってリビングルームに下りていった私は、夫に言った。

「あの子、やっぱり遠慮してたみたい。こんなによくしてもらってありがたいって。ゲストルームとバスルームにあるものはなんでも使いなさいって言ってきたわ。もうすぐシャワーに入ると思うけど。遅いから、私も寝るわ。」

そうして、ゲスト・バスルームから響くシャワーの音を聞きながら、私一人のベッドの中でさっきのできごとを反芻した。

(次回その24に続く)

<今日の英語>

It's as simple as that.
全く単純なことです。


NYタイムズの結婚報告欄より。娘の保育園の先生と、知り合いの男性を結びつけたある女性の一言。彼女はエネルギーに満ち溢れていて、保育園の教室から出たくないくらい楽しい人なの。彼に会ったときに全く同じ印象を受けたわけ。それでこの二人ならうまく行くと思ったの。ほんとにシンプルな話でしょ。



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