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アメリカ人の軽~い「おもてなし」

2009.07.13 (月)


11時半に次男のテニスキャンプにお迎えに行くと、「今日、ニックがうちに来ることになってるよ。」と言う。

「そんなこと、聞いてないわよ。」

「きのう何回も言ったよ。ねえ、いい?」

いいも悪いも、ニックはすぐそこに立っている。それに、2週間前ニックの家に泊まりに行ったばかりである。そろそろお返しの時期か。

「うーん、何も用意してないんだけど。ニック、お昼はスパゲティでいい? トマトソース食べられる?」

「はい。スパゲティ好きです。ママに電話しなくちゃ。」

そう言って、ニックは携帯を取り出し、これから次男くんのところへ直接行くからと告げた。あちらは了解済みらしい。ほんとに次男は私に何回も言ったんだろうか。まったく記憶にない。

夫は薬の副作用で寝ているが、しょうがない。キャンプのコーチに説明して、ニックと次男を車に乗せて家に向かう。

*     *     *

以前の私なら、そんな急な来客はたとえ子どもであってもお断りであった。お客の来る前にはちゃんと掃除して、お菓子も用意して、心の準備もいるから。

もともとおもてなしは苦手である。

ところが、子どもたちが大きくなるに連れて、やたらとよそのお家に招かれる。おやつだけのプレイデートが多いが、学校が半日だと、お迎えついでにお昼も食べさせてくれることもよくある。

そうしてアメリカ人のやり方を知った。

近所のクリスの家になぜか正午によばれた次男を連れて行くと、クリスのお母さんが「いっしょにお昼どう?」と誘った。私は好き嫌いが多いので、遠慮する。お昼のことは聞いていなかったので、次男にもすでに家で食べさせてきた。

クリスはターキーサンド゙がいいと母親に言い、彼女は冷蔵庫からターキーの薄切りを出し、食パンにマヨネーズを塗ってターキーを挟み、そのままお皿にポンとのせて、クリスに渡した。

レタスもトマトもチーズもない。半分に切ってもいない。クリスはかぶりついた。そして、彼の母親が「あなたと次男くんも、ほんとにいらない? このターキーおいしいわよ。」と言う。

半ば呆然とした私は、また断った。そして、お迎えの時間を確認して、家を出た。

そうか。サンドイッチなんかああやって出せばいいのか。なんだか感心してしまった。

*     *     *

長男がやはり学校が半日のときに、別のクリスの家に呼ばれた。夕方お迎えに行って、お礼を言い、車の中で長男に聞いた。

「お昼ご飯、何をごちそうになったの?」

「フレンチフライ。」

「それから?」

「フレンチフライだけ。」

「だけ?」

「そう。フリーザーから出したやつ。」

私はフレンチフライ、つまりフライドポテトはじゃがいもから作る。冷凍品はまずくて食べられない。

「あの、ほかに出なかったの。ホットドッグとかチキンナゲットとか。」アメリカの家庭で出しそうなメニューを並べてみた。

「ううん。フレンチフライだけだった。」

これにもびっくりした。呼んでもらったのだから、文句を言う筋合いではない。実際、子どもたちは遊ぶのが目的で、お昼ご飯なんかどうでもよかったのだろう。

そうか。フレンチフライだけでもいいのか。1食くらい栄養が偏っても、たいしたことないのだ。

*     *     *


前に次男がニックの家に呼ばれたときのこと。ニックは食が細くて、手足も細い。食べ盛りの年なのに、次男が言うには、ニックのランチはヨーグルト1個とグラノラ・バー2本。まあいろんな子がいるからね。

夕方お迎えに行くと、ニックのお母さんが「二人ともお腹すいていないっていうから、お昼は何も食べてないのよ。」とちょっと困った顔で言う。

テニスを3時間やってお腹がすいていないわけがない。でも、「いいんですよ。朝たくさん食べたし、そうでなくても、うちの子いつも食べ過ぎてるから。」と言って、辞した。

車の中で次男に聞く。

「ニックのお母さんがあんたたちお腹すいていないから、ランチなしだったって言ってたわよ。」

「うん。ぼくお腹すいてなかった。」

「そんなことありえないでしょう! ニックはどうだったのよ。あの子は何を食べたの?」

「ヨーグルトとクッキー2枚。」

「それだけ? あんたは?」

「ぼくはクッキー1枚だけもらった。チップス・アホイ。それで、ずっとゲームしてた。」

私はそういうクッキーは買わない。

案の定、家に着いた次男はキッチンで貪り食った。

そうか。子どもがおなかすいてないといったら、あげなくてもいいのか。1食抜いても死ぬわけじゃない。

そういえば、次男がダニーの家に5時間遊びに行って、何かもらった?と聞いたら、「水。」と答えたことがあった。

*     *     *

もちろん、たかだか子どものプレイデートだから、こんな感じで許されるということはある。

私なら、いくらお腹すいてないと子どもたちに言われても、キッチンのカウンターに座らせて、サンドイッチでもパスタでも出すだろう。そして、3時になったらおやつの時間である。

少食のニックに、「サラダはどう? ガーリックトーストもっと作りましょうか。飲み物のお代わりは?」などとついあれこれ勧めてしまう。パスタだけ出すなんて、どうにも落ち着かない。

いまだに日本風のおもてなし感覚にとらわれている私は、息子たちに「おかあさん。気にしすぎだってば~。どうでもいいんだよ。アメリカは~。」と呆れられつつ、なかなか割り切れないでいる。


<今日の英語>

It didn’t take up much space.
たいして場所を取らなかった。


ポスト紙のクロスワード・パズルを楽しみにしていたおじいさんの一言。予算カットと紙面節約で、土曜日のパズルが去年キャンセルされた。あれは土曜日のわしの楽しみだったのに。パズルはそんなに大きくなくて、紙面をたくさん使ってたわけじゃないのに。



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 |  アメリカ人  |  コメント(2)

Comment

そうか、ここは適当でいいというよりもどうでもいいんですね、要するに… 水は低きに流れるといいますが、どうでもよくなるのは時間の問題でしょうか?まだちょっと時間足りません!

バナナケーキ簡単でおいしいです。今度はクッキー作ります。
Barry |  2009.07.14(火) 01:40 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

> Barryさん
それがなかなか割り切れなくて、つい気を回してしまいます。どうでもよくなるまで、あと10年くらい必要かと思います。
バナナケーキうまくいったそうで、よかったです。
komatta3 |  2009.07.18(土) 20:02 | URL |  【編集】

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