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アメリカ人の社交辞令

2009.06.07 (日)


日本は建前の社会だと言われるけれど、アメリカにもなかなかどうして本音と建前はしっかりある。

私は政治やビジネスの世界には疎いので、ふだんの人付き合いからそう思うだけなのだけれど、人間関係を円滑にするためには、どこの国でも本音と建前を使い分けているのではなかろうか。

アメリカの場合、その使い分けがうまいと思う。

フェア(公正、公平)
であることが重要な国なので、相手がすごいと思ったら、本音では憎らしくてもあっさり褒める。むしろそのほうが自分の懐の深さを示すことができる。でも、自分もすごい(正しい)という点もしっかりアピールし、味方につけようとする。

日米の政治家を比べると、アメリカのほうが何枚も上手に見えるというか、日本の政治家がお粗末過ぎるのか。

*     *     *

子どもたちがまだ小さいとき、スクールバスが停まる所まで(と言っても歩いて2分)毎朝付き添った。近所のお母さんたち6~7人は全員白人(オーペアやヒスパニックのベビーシッターがたまにいた)。たった10分程度なのに、バスが来るまで一緒にいるのはずいぶん気疲れした。

しかも、一人を除き、みんながこれでもかというほどしゃべりまくった。何年か経って、よそのお母さんたちと知り合うようになり、うちの近所は特別に押しの強いおしゃべりが揃っていることがわかった。PTAや学校、地域のことにもしょっちゅう口を挟む人たちである。

疲れた私は夫に「たまには代わってよ。」と頼んだが、夫は「女ばっかりなんて、話すことないよ。特にこのへんの奥さん連中にはかなわん。」と逃げた。

最初のころ、私はもっぱら聞き役に徹していたが、挨拶だけはしなくてはならない。それに黙りこくっているわけにはいかない。

Hi. How are you? と聞かれて、教科書みたいに I’m fine, thank you, and you? と答えたが、それでは芸がないなと思い、バカ正直に「今日は風邪気味で気分がよくないの。」とか「昨日はあちこちかけずり回って、くたくたよ。」などと言ってみたりした。

ところが、よそのお母さんたちのやり取りを聞いていると、決まって Good! とか I'm doing great!としか答えないのに気がついた。

まあ、みんな元気でトラブルがないんだなあと思ったが、そうではなかった。それに続いて、みんなが話すことはそれこそ、自分あるいは家族の病気、家のトラブル、親戚や学校とのいざこざ、…。そのうち、もーやってらんないわよ~、ほんっとに頭に来るわ!などと叫ぶ。

あら、じゃあ全然グッドでもグレイトでもないんじゃないの。さっきのにこやかな態度はどこへ?

そんなことが続いて、How are you? というのは文字通りに「あなたの状態や如何に?」と問われているのでなく、それゆえにどんなに不調であろうと、とりあえずグッドなりグレイトなりファインなりのよい返事をするという暗黙の了解になっているのだと思った。話はその後だ。

出会い頭というか、表向きはあくまでもポジティブに。それはそれで、単純でわかりやすい。

*     *     *

子供がもう少し大きくなって仲良しができると、アメリカ人のお母さんが、Let's get together. I'll call you. いっしょに遊びましょう。電話しますね。と言う。

ところが、これこそが社交辞令なのだ。

よっぽどご近所か子供同士がすごく親しい以外は、そこから発展しない。付き合うのも出かけるのもきらいな私は、それでかまわないのだが、むしろもし電話があったらどうしよう、何と言って断ろうなどと心配した。それはほとんどの場合、杞憂だった。

そのうち子どもはもっと大きくなって、自分で友だちを見つけてくる。そして本人あるいはお母さんが電話して、プレイデートをセットアップする。そうすると、本当にいっしょに遊び、また電話をして誘い合うことになる。

英語で I'll call you. と言われると、いかにも約束のように聞こえるが、期待しないことにした。相手が本気かどうかは、具体的な日時や場所が出てくるかどうかで判断する。「じゃあ、明日の午後1時、わたしのうちでどう?」という段階までは、「じゃあね。」くらいに考える。

私はおもてなしが苦手なので、細かいことを気にしないようなアメリカ人でも来てほしくない。気にしないようで、案外見ているものだ。そして、近所の奥さん同士で噂話をする。

でも、どんなにつまらなくても、I had a great time! と満面の微笑みと共に言ってくれるのは保証付き。それがマナーだから。

ついでに、「今度はうちにもぜひ。」なんて言われるかもしれない。でも、その後連絡がなくても気にしない。ただの言い回しなんだから、気にしないのが一番である。


<今日の英語>

It's not a fluke.
まぐれじゃない。


フレンチオープンで4年連続優勝したナダルを4回戦で破ったスウェーデンの Robin Soderling. まぐれでない証拠に、その後も勝ち進み、決勝でフェデラーと戦う。



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 |  アメリカ人  |  コメント(1)

Comment

すごくポイントをついてて、おもしろかったです。ほんとそんな感じですよね~
あと、何十年もアメリカに住んでいる(元)日本人て、性格がアメリカに対応しきってて、外見から日本人として接すると、すごい性格きつくて、自分が期待していた反応とちがうので、悲しかったのを思い出しました・・・。
mommy.jp |  2009.06.08(月) 06:28 | URL |  【編集】

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