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「精神科医に行きなさい。」

2009.05.30 (土)



10時ごろ、私は重い腰を上げて、裏庭に出た。芝生のはげたところを耕して、芝のタネを撒き、土をかぶせて、水をやる。広いので、遅々として進まない。

1時間くらいして、やっと起きた夫が2階から呼ぶ。「芝生を直してるのか。」

「そうよ。」 見りゃわかるでしょ。

夫に手伝ってもらおうとは思っていない。一人になりたくて、やりたくもない庭仕事をしているのだ。

裏庭の土は粘土質で、芝生には向いていない。除草剤を撒いて雑草が死んだところに、もう別の雑草がはびこっている。早くしないと、あっという間に芝生が乗っ取られてしまう。

土と格闘しているうちに、頭の中が空っぽになった。

汚れついでに、正面の植木の周囲に木のチップを撒き、そちら側のはげた芝生も直す。鹿よけのネットも外す。

引っ越して2年くらいは夫も張り切って庭仕事をしたが、その後はほどんど何もしなくなった。私も頼まない。だから、夫と顔を合わせたくないときは、庭に出るに限る。

いつまでも戻ってこない私に、また夫が声をかける。「大丈夫か?」

はい、大丈夫です。夫が手伝わないのはわかっているから、別に不満はない。むしろ、専業主婦だから、せめてこれくらいは貢献しなくちゃなあと思う。

夫は本心はどうか知らないが、「誰のおかげで食べてるんだ。」と威張る人ではない。むしろ、私が「これはあなたのお金だから。」と言うと、「どうしてそんなことを言う? きみのお金でもあるんだよ。」と主張する。でも、私はいつも子供たちに「ダディが稼いだお金」だと言っている。

昨日の夕食のとき、夫は子どもたちとよくしゃべり、そのあとも笑ったりしていた。多少はよくなったのだろうか。でも、こういうことにはがあるものだ。

*     *     *

午後、夫が主治医ドクターAとの話を終えて、携帯から電話してきた。

「ドクターAは、薬を増やしもしないし、別の処方箋も書いてくれなかった。精神科医に会いに行けって。それから、今後の治療方針を決めるそうだ。ドクターはその場で電話してくれたから、もうすぐ精神科医のオフィスから予約の電話が入ると思う。」

ドクターAは内科医だから、専門家の判断を仰ぎたいのだろう。効くはずの薬が効かないとあっては。

私も精神科医にかかったことがある。初めてうつ病、しかも重度であると診断されて、半強制的に通院させられた。

次男が生まれて3ヶ月くらいだったので、誰もが「産後うつ」だと決め付けていたが、そうではない。当時2歳だった長男に関することが原因だった。

ドクターNは女性で、ヘブライ語のようななまりがあった。彼女はカウンセラーではないが、私にいろいろ話をさせた。

私は自分がうつ病であることを認めなかったし、私が悲観的になった原因は、私自身が引き起こしたことで、それには客観的な根拠があると思っていた(今も思っている)。それは取り返しのつかないことで、精神分析などしてもらってもどうしようもないという意見だった。

だから、ドクターNとも全くうまくいかなかった。

彼女は、「どうしてそんなに自分を追い詰めるのですか。あなたの言う根拠は、他の人から見るとそうではないのです。あなたのせいではないのに、あなたの頭の中でそれをかたくなに信じ込んでいるとしか思えません。」と私を説得しようとした。

何度会っても、ドクターNと私の話は平行線をたどるばかりだった。

私は最後まで彼女に心を開かなかった。彼女は私の言うことを全然信じていなかった(もっとも、夫ですら、信じてくれなかったけれど。彼は私の長い説明を聞いて、もう少しで信じるところだったが、やっぱり私の思い込みだという結論を出したそうだ)。

ドクターNの命じるままに、生まれて初めて抗うつ剤を服用した。最初は脳みそが熱くなるような感じがした。実際に熱くなったのかもしれない。こんな薬を飲んだら、人格が変わるんじゃないかと思った。

確かに、抗うつ剤の効き目はてきめんだった。自殺願望が消えて、眠れるようになり、最低限の家事ができるようになった。

あいかわらず自分を責めていたけれど、それは薬によって心の奥底に無理やり沈められて、奇妙な具合に軽い気分になった。そのうち、「もう来ません。」とドクターNに告げた。そうして、薬だけで解決するほうを選んだ。

*     *     *

だから、私は精神科医にいいイメージを持っていない。それに、セラピーやカウンセリングもうさんくさいと思っているのである。

精神科医ドクターGとの予約は月曜日の午後。何を分析してくれるのかわからないけれど、主治医の指示なので、行かなくてはならない。

夫は哲学専攻で話が長い。自分で分析したいタイプである。でも、セックスレスやタイ女のことまで話すだろうか。夫のいまの精神状態を知るためには、ドクターGはどこまでさかのぼるのだろうか。初診であらいざらい打ち明ける患者ばかりではあるまい。

これは診療時間が長くなるだろうなと思う。

それまで、夫は今の薬を同じ量だけ飲む。落ち着かない週末が始まる。


<今日の英語>

What do you want me to do?
私に何をしてもらいたいの?/私にどうしろと言うの?


高いお金を払って芝生の管理会社を雇っているのに、なかなか芝生がきれいにならない。何度か電話したが、そのうち生えてきますとか、芝生の種を置いていきますとか言うばかりで、動いてくれない。2階の窓から裏庭を見るたびに、夫は「芝生がひどいなあ」と私に言うけれど、じゃあ自分で管理会社と話せばいいのに。そんなこと私に言われても、困ります。



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 |  医療  |  コメント(2)

Comment

こんにちわ

日本に戻ってきて雑用で拝見する時間が無くやっと今日何日か分の記事を読ませていただきました。

旦那様の事もご心配なことと思います。こんな状況の中日本に戻れるのか?とありましたが,この際ご帰国されてkomatta3さんご自身も心身ともにお母様やお姉様に甘えられてはいかがでしょう?

お子様たちも同様で、長い旅行で楽しめると思います。旦那様も大変かもしれませんが、一人の時間を持つのもいいかもしれません。(医者ではありませんので、無謀な事を言っているかもしれませんが...)


Barry |  2009.05.30(土) 09:22 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

> Barryさん
気がかりですが、あと1ヵ月半あるのでどうにかしたいところです。キャンセルできない切符だし、母も姉も待っていることを考えると、やっぱりやめたとは言えないですね。
komatta3 |  2009.06.01(月) 23:53 | URL |  【編集】

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