スポンサーサイト

--.--.-- (--)


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



クリック募金を始めました。下記サイトにて協賛企業のリンクを各社1回クリックすると、1円ずつ募金できます。
    JWordクリック募金

 |  スポンサー広告

本当に届いた

2009.05.22 (金)


1ヶ月前、森林保護団体に10ドル寄付すると苗木10本をくれるという企画に申し込んだら(そのときの話はこちら)、きのう本当に苗木が届いた。

なかなか来なかったので、私はすっかり忘れていた。アメリカだから来ないかもしれないなあ、まあ来なくてもいいかと思っていた。約束通りだったことに驚くなんて、アメリカに長く住みすぎたものだ。

苗木は、他の手紙といっしょに郵便受けに入っていたのだが、私はてっきり芝生の管理会社のものかと勘違いした。彼らも、除草剤や肥料をまいたあとに、同じような白いビニール袋に作業報告を入れて置くから。

1日放っておいて、ふと見たら、Arbor Day の文字が目に入った。

「これ、10ドル寄付でくれるって言ってたやつじゃない?」

封を切ってみると、枯れ木のような細くて短い枝が透明のビニール袋に入っていた。根っこには、ゼリーを細かく切ったようなものが付いている。水分補給のためか。

説明書には、「受け取ったら、直ちに植えてください。すぐに植えられない場合は、こう処置してください。」とある。すでに丸1日過ぎている。

慌ててバケツに水を入れて、一まとめにしてある苗木をばらして浸す。メモによると、次の5種類だった。和名は私が調べたので、ちがっているかもしれない。

  • Sargent Crabapple (ハナリンゴ)
  • Eastern Redbud (アメリカ・ハナズオウ)
  • Washington Hawthorn (ワシントン・ホーソン)
  • Whilte Flowering Dogwood (ハナミズキ)
  • Goldenraintree (モクゲンジ)

それぞれ2本ずつ、計10本のはずが、なぜかハナリンゴだけ余分に2本入っていた。

枝にペンキが塗ってある。一覧表と照らし合わせると、どの苗木がどれなのかわかる仕組み。なかなか賢い。葉っぱの形の一覧表もある。これがないと少し大きくなったら見分けが付かないだろう。ペンキがはげたら困るので、自分で木の名札を作った。

説明書には、ステップ・バイ・ステップの写真付きで植え方が解説されている。でも、子どもたちは登校してしまったし、夫は最初から手伝う気がない。自分でやることにする。

*     *     *

私一人で、ガレージから一輪車を出し、シャベルにレーキ、ジョウロなど道具一式を運ぶ。庭が広すぎて、行ったり来たりするだけで時間がかかる。家の外にある蛇口からホースを3本つないでも届かない。あと5年もしたら、こんなことをする体力はないぞと思う。

レンギョウの後ろに、ちょうど何も植えていなくて木のチップを撒いたところがある。そこなら鹿も入らないだろうし、芝刈り機に倒される恐れもない。とりあえずそこに全部植えることにした。

ねぎくらい短いのに、12個の穴を掘るのは一苦労。ほとんど農作業である。決して、日本の雑誌に載っているガーデニングなどという優雅なものではない。

しかも、12本あったはずの苗木がいつのまにか10本に減っていた。私がどこかに落としたかもしれない。木のチップの上に落ちたら、見分けが付かない。あきらめて、10本だけ植える。もしかして、植えるときに2本くらい失くすだろうと見込んで、最初から12本入れてくれたのだろうか。

「水をたくさんあげてください。」と書いてあるので、その通りにする。Plenty of water とは何ガロンくらいだろうか。園芸のセンスがない人間には、たくさんの度合いがわからない。

乾季には毎週水をやれ、1年目は肥料をやるな、チップスは幹にさわってはいけない。1年か2年たったら、こうやって(写真入りの解説)掘り起こして、移植しろ。

さすがに1本1ドルだけのことはある。手間ひまかけないとダメなのだ。私など、木を植えたことを3ヶ月後に覚えているかどうかも怪しいというのに。

*     *     *

「この木は必ず育つことを保証します。もしうまく行かない場合は、今回受け取ったパッケージの名前と$3.95をお送りください。もう一度10本のセットを発送します。」

作業所要時間1時間30分。私の肩も腰もパンパンになった。10本のうち1本だけでも育てば、私にとっては大成功である。もう一度やり直すつもりはない。

ただし、今回もらった苗木はどれも早く育つ種類ではないらしく、medium rate 普通の早さで育ちますCrabapple だけは slowly)とある。普通とは、どれくらいの年月かな。

私たちがこの家を売ってしまう前に、木らしくなるかどうかわからない。次の住人の楽しみになればいいと思う。願わくば、園芸の好きな人が、こんなふうにしてくれないだろうか。

「なんでこんな狭いところに、5種類も木を植えたんだろうねえ。ちゃんとフダが付いてるよ。木が育つ前に、人間が引っ越したのかな。じゃあ、木ももっといい場所に移してあげないとね。」

そして、私が手がけた木が庭のあちこちで毎年花を咲かせて、夏は緑の葉で木陰を作り、秋には枯れ葉を落とし、冬は氷の木になって、また春が来る。何年か経って、この家をまた見に来ることができるだろうか。

やっぱり、もう一度水をあげてこよう。


<今日の英語>

Not right now.
今はダメ。あとにして。


ショッピングセンターで、4歳くらいの男の子がお母さんの関心を引こうとしきりに話しかけている。母親は、携帯電話に夢中。今がダメなら、いつならいいのかな。男の子は歌いながら、お母さんのそばを離れた。30秒もしないうちに、またお母さんのシャツを引っ張りそうな気配。今度は、「今はダメ」以外の返事がもらえるかもしれないと思って。



クリック募金を始めました。下記サイトにて協賛企業のリンクを各社1回クリックすると、1円ずつ募金できます。
    JWordクリック募金

 |  生活  |  コメント(2)

Comment

ハナリンゴ・サージェント(Sargent Crabappele)

アメリカの森林保護団体も粋なことをやりますね!! $10の寄付で12本もの木を送ってくるとは。 何かいいことがあるのではないでしょうか。それと木を枯れてしまったら$3.95の送料で、さらに10本も送ってくれるとは嬉しいことですね!

ところで Sargent Crabapple とはハンリンゴ・サージェントのことです。ハナリンゴ・サージェントはハナリンゴ・カイドウズミ(学名:Malus floribunda、英名:Japanese Flowering Crabapple)と共に、日本原産の幻のハナリンゴです! 日本では文献も実物も知られていますせん!

ハナリンゴ・サージェントは、1892(明治25)年にボストン近郊のハーバード大学のアーノルド樹木園のディレクター、チャールス・サージェント(Charles Sargent、1841-1927)によって、北海道の室蘭近郊の湿地で発見され、その種がアメリカに渡って広まったものです。欧米ではよく知られた種名で、病害虫にも強いそうです。
カイ |  2009.05.24(日) 11:49 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

> カイさん
10ドルと言う値段の付け方がうまいです。私みたいにド素人でも、10本植えてみようかという気にさせられました。

届いただけで驚きましたが、細くて小さくてもちゃんと根っこがついていて、上手にやればほんとに10本の木が育つだろうと思います。これまでは、かなり育った木を業者に植えてもらったことしかないので、最初見たときは、「これが木?」とがっかりしましたけど。ちゃんと生きてる木でした。

育たなくても、自分の手で植えたことで木の存在を意識するというか、木に愛着が持てるようになるのも、森林保護団体の意図かもしれません。以前よりも、周りの木に目が行くようになりました。

ハナリンゴ・サージェントはそんなに由緒ある木だったんですね。北海道原産ならNYの寒さも平気でしょうか。病害虫に強いというのが私好みです。
komatta3 |  2009.05.24(日) 20:45 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

URL
コメント
パスワード  編集・削除するのに必要
非公開  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲ページトップへ

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://halfwaymark.blog114.fc2.com/tb.php/119-e3155fb8

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲ページトップへ

 | ホーム | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。