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<今日の英語> 2010年8月掲載

2010.09.01 (水)



8/2/10
You can make a difference.
あなたは世の中をよくすることができる。

8/4/10
Since when is ice cream so expensive?
アイスクリームって、いつからこんなに高くなったの?

8/5/10
Don't be so quick to blame the parents.
そうすぐに親を責めてはいけない。

8/6/10
You have no qualms about this?
これについて、不安はないんですね?

8/9/10
Welcome to the club.
私もあなたと同じ境遇です。

8/11/10
Do you know off hand if I'm going to see the doctor today?
今日はお医者に行く日かどうか、パッとわかるかね。

8/12/10
I think I'd leave it at that.
もうそこまでにしておきます。

8/14/10
He polished off the meal.
あいつは、食事をあっという間に平らげた。

8/17/10
Tap water will be fine, thanks.
お水でいいです。

8/18/10
I didn't mean to sneak up on you.
こっそり忍び寄るつもりじゃなかったんです。

8/21/10
I don’t know where the morning went.
朝は何をしていたのか、自分でもわからない。

8/22/10
You can spit it out if you don’t like it.
好きじゃなかったら、吐き出していいのよ。

8/23/10
Don't hold your breath.
期待しないように。

8/25/10
They are all taken.
全部ふさがってますよ。

8/26/10
Something made me sneeze.
くしゃみが出た。

8/28/10
I think you'd have to ask them.
彼らに聞いてみるしかないと思います。

8/30/10
That’s the rule of thumb.
それが大体の目安です。
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全米オープン2010

2010.09.02 (木)



「また、テニス?」と夫がテニス観戦中の私をじゃまする。

「何よ、文句ある?」と思うが、言っても無駄なので口には出さない。

夫はスポーツにまったく興味がない。でも、私だってまともに見るのはテニスだけだ。しかも、テニス・チャンネルはないので、ESPN とネットワークで放映する試合だけ。また?なんて言われるほど見ていない。

私の部屋にあるテレビをつけるのも、グランドスラムのときだけである。それ以外にもテニスの試合はあるわけだが、テレビ中継があるかどうかを調べるほど熱心ではない。

まず、私のテレビがついているという事実に夫は驚くらしい。

私はほとんどテレビを見ない。そして、それがいつも同じようなイメージ(ボールの打ち合い)なので、夫はまたかと思うらしい。ほんとは、1年に4回、2週間ずつだけだ。

私が夫や子どもたちを見て、「またゲーム? またテレビ?」とあきれるのと同じことか。

それにしても、コマーシャルはめまぐるしい。

アメリカの選手ばかり映して持ち上げるのも気に入らない。解説者のくだらないおしゃべりもうっとうしいが、音を消すと、ボールを打つ音や歓声が聞こえなくて、それもつまらん、と私は文句が多い。

もっとも、他の試合のスコアを公式サイトでチェックしたり、テニス以外のニュースをPCで読んだりしながらなので、よっぽど気になる選手以外の試合は 50%くらいの集中度で眺めているにすぎない。


          *


サフィンが引退してからは、全米オープンもいまいち盛り上がりに欠ける。

去年優勝したデル・ポトロは故障で出ないし、フェデラーやラファはなるほどすごいが、見ていてワクワク、ハラハラしない。

錦織の2回戦の相手は、世界ランク13位で身長198センチのチリッチ。

錦織の才能は買うが、身長が足らない。」という解説をどこかで読んだ。錦織は178センチ。

大きければいいというものではないが、今は 6フィート(182.8cm)ないと難しいのだろう。フェデラーもラファも185センチで、それくらいが理想らしい。

以前どなたかに指摘されたように、私は背の高い人が好きなので、サフィンもデルポもいないとなっては、ソダリングに勝たせたい。

同じ長身でも、なぜかアメリカ人はだめ。イズナーやクエリーには食指(?)が動かないのだ。

かと言って、アメリカ以外なら何でもいいのでもない。チェコのベルディハとか、クロアチアのカルロビックやチリッチを見ても、そそられない。むしろ、同じ部屋にいたら、「場所ふさぎじゃないの。どいて。」ときっと思う。

デルポもソダリングもそうだが、私はテニスのスタイルだけでなく、彼らのインタビューでファンになることが多い。

声や話し方、外国語なまりは重要なポイントである。

でも、サフィンより味わいのある記者会見をする選手はいない。


          *


このように、サフィンのファンは彼が引退してもなかなか思い切りがつかない(私だけか。)

サフィンの昔の試合やインタビューを探しつつ、ついでに全米オープンの生中継を見ているようで、どっちがメインかわからなくなってくる。

英語のフォーラムもあれば、ロシア語のニュースサイトもあり、情報収集には事欠かない。

そして、彼がフレンチ・オープンやバンクーバー・オリンピックに姿を現したとか、モスクワのペントハウスを買ったとか、イギリスで買った猫と暮らしているとか、南米のエキシビションに出たとか、ロシアのデビス・カップ・チームの練習相手になってあげたとか、引退後のゴシップ記事を読む。

サフィンはロシアのオリンピック委員会とテニス連盟のメンバーにもなったので、広報や勧誘に忙しい。実質的なスポークスマンでもあり、そのためにグランドスラムに顔を出して、有名選手にクレムリン・カップへの出場などを売り込んでいるのだ。

これからは、みんなに愛想よくしなくちゃ。」と冗談めかしていたが、選手の間でも人気者だったサフィンに頼まれたら、ノーと言えないんじゃないだろうか。


        *


こんなことをしているので、タグセールの準備は遅々として進まない。

ああ、そうだ。女子もやっていたんだっけ。

じゃあ、シャラポワ。

彼女はシベリア生まれだが、両親はベラルーシ人である。チェルノブイリ原発事故の後、ロシアに移住。翌年マリアが生まれた。ベラルーシには美女が多いというが、マリアもなんともかわいい顔立ちで、コマーシャル契約では大いに得をしている。

コートでのツン!とした表情と負けず嫌いのガッツがいい。ただし、ボールを打つたびに甲高い声で叫ぶのはなんとかならんかね。

【関連記事】
Del Potro 優勝とセレモニー 2009.09.16
サフィン最後の試合 2009.11.12
「何かが足らない」全豪オープン 2010.01.23



<今日の英語>

Whatever makes you happy.
あなたがよければ、それでいい。


次男のテニスクラブで、コートの順番を待っていたおばさんたち。いろいろあって来週は来られないと話した人に、「あなたがいいと思うようにしていいわよ。私はどっちでもいいんだから、ちっともかまわない。」と取りなしていた人の一言。文字通りには、あなたを幸せにするものが何であれ(私には異存はない)。



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21年間で溜め込んだモノ

2010.09.04 (土)



カレンダーを見たら、タグセールまであと2週間しかない。

めんどくさくなってきたが、今さら「やっぱり止めます。」とは言えない。私だけならあっさり止めていた。でも、隣のメアリに誘われてOKと返事をした手前、なんとか形だけでも参加せねばならない

もともとタグセールなんか儲からない。捨てるには惜しいものを引き取ってもらうのが目的で、それでお小遣い程度の収入になれば御の字だ。

子供の自転車や夫の Nordick Track といった大きなものは、まずリストだけ作ることにした。それぞれ5ドル、10ドルなら売れるだろうか。

特に後者は15年以上前の製品で、やたら大きく、折りたたみできないし、今のハイテク運動器具には相当見劣りする。夫はせいぜいトータルで7日間くらい使ったか。もったいないので私も何度かやってみたが、スキーのできない私には難しく、腕も足も動かすのですぐに息が上がってしまった。子どもたちも興味がない。

地下室には、夫が独身時代に使っていた director's chair(ひじ掛けのついた木製の枠にキャンバス地を張った折り畳み椅子)が6脚ある。

ちゃんとしたテーブルと椅子を買ってからはずっと地下室にしまってある。処分しようと何度も持ちかけたが、「もうああいう椅子は手に入らない。」というありえない理由で夫はしがみついている。あれは1脚1ドルでいい。


           *


地下室にあるスターウォーズ関連の新品おもちゃも片付けたいが、どこから手をつけていいからいいかわからないくらい大量にある。今回はあきらめ。

それ以外の子どものおもちゃは、ありったけ出そう。

ほとんどは夫が息子たちに買い与えたものである。しばらく夢中になるものの、子どもの興味はすぐに他のものへ行ってしまって、べイブレードとかポケモンとかウルトラマンとか、もう見向きもしない。ああもったいない。

私はおもちゃでは遊ばない子どもだったので、夫があれもこれも買うのが理解できなかった。そんなものがなくても、猫がいるし、裏庭があるし、自転車や子どもプールがあれば十分だと思っていた。

裏庭には、ブランコと滑り台のついたジャングルジムもある。これは私が提案したのだが、10歳くらいからはまったく使われていない。野ざらしなので、劣化の一途をたどる。

どこの家でもそうだ。いつも裏庭にあるので、珍しくなくなって、友達が来たときくらいしか使わなくなる。

そして、あっという間にティーンエージャーになり、終日パソコンをする。


          *


洋服や本はこれまでもたびたび寄付してきたし、いいものは古着屋で売ったりもした。

私は外出と買い物が嫌いだし、アメリカでは買いたいものもないし、節約もしているのに、いったいどうしてこんなにモノが増えるのだろうか。

子どもは成長期なので、ちょくちょく買い足す。でも、二人とも着るものに頓着しない。Tシャツとズボンとジャケットとスニーカーをほんの少し買うだけ。たくさん買うと、新品のうちに切られなくなってしまうのだ。それに、二人とも片づけが苦手なので、なるべく少ないほうがいい。

町のあちちこに clothes bin と呼ばれる大きなコンテナがあり、大きなゴミ袋に服を入れて、その中に放り込んでいたが、町の景観を汚すという理由で去年ほとんどが撤去された。確かに、コンテナに入りきれないものが山積みになっていたり、ベビーカーとか玩具類なども捨ててあったりした。

だから、このところ寄付したい服はゴミ袋に入ったままクロゼットに入っている。これもタグセールに出す。

アメリカの平均的な家に比べたら、うちはかなり質素でモノが少ないと自負していたが、「なくても生きていける」ものが溢れているのであった。


         *


一番モノが吸い寄せられるブラックホールは、台所のキャビネット。

バスルームの棚にもごちゃごちゃはあるが、スペースが小さい分だけまだ救われる。それに、もう使わない口紅とか、ホテルでもらったシャンプーとか、あっさり捨てられるものが多い。日焼け止めクリームなどは全部使い切らないうちに夏が終わったリして、いくつも残っていた。

化学反応を起こしているかもしれない、危険だと思えば、ポイッと捨てられる。常備薬なども有効期限があるので、もったいないと思いつつ捨てるしかない。使う機会がなかったということは、健康だったわけで、よかったじゃないのと自分に言い聞かせる。

それに比べて、キッチンの小物は捨てられない。

キッチン用品のお店で、「これは絶対便利!」と思って買っても、あまり使わなかったものがいくつもある。しかし、それには賞味期限はないので、非常に捨てにくい。「そのうち使うかも。」と思って取っておく。

私は優柔不断でけちなので、そういうお店でもなかなか買わない。衝動買いはめったにない。熟慮の末に買うのだが、それでも必需品ではないことがある。

もっと気軽になんでも買う人の台所はどうなっているんだろう。

義母がそうだ。

彼女のキッチンはうちより広く、収納キャビネも天井まで届く。そして、引き出しが引っかかるくらい、ありとあらゆる台所器具や食器が詰まっていた。彼女は買い集めるのが好きで、義父は捨てるのが嫌いと来ている。

数年前に引っ越したのだが、「ものすごくたくさん捨てたのよ!」と彼女は言い、それはそうだろうと私は思ったが、その後またしても彼女はいろいろ揃えているのだ。

きれいなものに囲まれて暮らすのが好きな彼女なので、禅寺を目指す私の家はおそろしく殺風景に見えるはずである。


           *


日本のお盆が5つも6つもある(結婚式の引き出物らしく、男女の名前が書いてあるものもあるが、誰だか思い出せない)。子どもが赤ちゃんの頃に使ったプラスチックの容器やスプーンセット、あらゆるサイズの水筒、和紙でできたテーブルマット(もったいなくて使わなかった)、結婚したときにもらった金縁のついたレノックスのボウル(まったく私の趣味ではない)、果物の模様がエッチングされたアイスクリーム用のガラス容器6個(今見るとダサいデザイン。重いし、重ねても場所を取る。しまいこんでしまって、結局使わなくなった)。

お菓子が入っていた箱(特に日本のもの)は、きれいで捨てるのが惜しい。何かに使えると思いつつ、何個も残しておいたが、キャビネの奥に眠っていただけだった。

私の手の届かないところにあるものは、息子たちに取ってもらった。「えー、こんなのがあったの。ぼく、使うよ。」と言うが、そこで妥協してはいつまでも片付かない。

夫が会社でもらった大量のマグ。お酒を飲まないのに、ワイングラスやシャンペングラス。どれも安物。

夫が「絶対に気に入るから。」と買った鉄のグリドル。結局1回しか使わず。もう重くて持てない。ものぐさな私に、鉄の手入れはできない。

帰国した人がくれた炊飯器もあった。自分のもあったので、10年もしまいこんだままだった。

要らないと言ったのに、実家の母がちょくちょく送ってきた日本風の小物、ハンカチ(アメリカでは出番がない)、誰かの手作り品(こういうのは本当に困る)とか、クロゼットから次々と出てくる。


          *


たった21年でこれだけのモノが貯まるのかと驚く。

タダでもらったものも多いけれど、無駄なお金を使ってしまったのがくやしい。

経済に貢献したと考えることもできるが、木やガラスや瀬戸物はともかく、プラスチック製品は時間が経つと醜くなって、ごみを増やしただけという気になる。

来週引っ越すくらいの意気込みでやらねば、間に合わない。

やる気を出すために、スカスカになったキャビネットをときどき開けて、達成感にひたる。

【関連記事】
一日に一つ、物を捨てる 2010.07.30
タグ・セールへのお誘い 2010.08.23



<今日の英語>

She didn't take the hint.
彼女は察してくれなかった。


広いロフトから小さいアパートに移った夫婦。それまでよく泊まりに来ていた女友達に、「今度の場所はすごく小さくて、泊めるスペースがないの。」と言ったのに、相手は「ぜんぜん気にしないから平気よ。」と勝手に話を進められた。はっきり断りたくなくてヒントを出したのに、わかってもらえなかったらしい。結局、エアベッドを買い、狭いところをどうにか片付けて置いたそうな。



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とうもろこしと電子レンジ

2010.09.06 (月)



私はとうもろこしを皮つきのまま電子レンジで加熱する。大きさにもよるが、1本なら7分、2本なら10分くらい。

何年か前に、「お百姓さんがお薦めする一番おいしい調理法」というのをラジオ番組で聞いてから、ずっとそうしてきた。

それまでは、お鍋で茹でたり蒸したりしていた。

たまに電子レンジも使ったが、皮をむいてヒゲも取ってお皿に置き、サランラップをかける普通のやり方だった。電子レンジなら、お湯を沸かす手間も時間も要らないし、切らなくてもいいし、あとでお鍋を洗う必要もない。でも、サランラップがとうもろこしにぺったり張りつく。調理後わりと早くカサカサになるのもいやだ。 それに、なんだかおいしくない。

皮をむかないでそのままチンする」なんて、まったく思いつかなかった。初めて試したときも半信半疑だった。皮の隙間というか繊維の間から、水分が逃げるんじゃないかと思っていたのだ。

私の仮説はあっさり覆された。

外側の皮はしなびたが、少し冷めてから皮をむくと、瑞々しいふっくらした粒々が並んでいた。「栄養分も風味も自分の皮で守りました。」という感じになる。 気のせいか、他の方法よりも甘みが強い。

これだったら、うっかりものの夫や息子たちにだってできる。

この方法は広く知られているのかもしれないが、私にとってはコロンブスの卵。どうして思いつかなかったんだろうと、今でも不思議でならない。


         *


というわけで、今年の夏も電子レンジで加熱したとうもろこしをたくさん食べた。

雨が少なかった前半は、細くて粒の小さいのしか売っていなかったが、ここ2週間ほどはかなりおいしいものが1本20セントで手に入るようになった。ありがたいことである。

自分でトマト1個すら育てられない私は、この頃スーパーの野菜や果物売り場でほとほと感心する。アメリカの不揃いのイチゴや不恰好なレタスを見ても、そうなのだ。「園芸が得意な人がいてよかった。」と思う。世の中、私みたいな brown thumb (茶色の親指=植物が育てられない人。green thumb の反対)ばっかりだったら、人類はとっくに飢え死にしている。

昔は何も考えずに買っていたのに、年のせいだろうか。自分の限界を知れば知るほど、他の人の才能に感嘆し、感謝するようになる。悟りというのは、こういうことじゃないだろうかと思う。

「このとうもろこし、上手に作ってあるわねえ。すごいじゃない。いちごだって、どうやってこんなに甘くできるのっていうくらい。うれしいわー。」と褒めちぎる私に、長男は「お母さんの考え方、ちょっと変だよ。」と言う。

あんたも、あと40年経ったらわかるわよ。


         *


台所で子どもたちと日本語で話していると、昼寝から目覚めた夫がやってきた。

カウンターの上には生のとうもろこしが置いてあり、あとはチンすればいいだけになっている。

私は、「とうもろこしが食べたかったら、電子レンジであっためて。」と言うつもりで、"If you want to eat the corn, you can heat it in the microwave." と何気なく言ってしまった。

"I can?" と夫。

ああ、また間違えた。夫は私の言い方が悪いと、からかい半分にそうやって聞き返す。子どもたちとの日本語会話からサッと英語に切り替えられない私は、ちょっと慌てる。

You can はおかしい。電子レンジで野菜を加熱するという、明らかに可能なことを指摘してどうするのだ。それに、ふだんは禁止しているのに、今日は特別にできるみたいにも聞こえる。

"You may?" ととっさに言い直してみた。まだ日本語に引っ張られている。

"I may?" と夫。

ああ、そうだ。あっためてもよろしいなんて許可を与えるのも変なのだ。ちょっとていねいにしたつもりが、ますますおかしくなってきた。

"You might want to?" と柔らかめに提案するときの定番フレーズを出してみる私。やっぱりずれている。

子どもたちは私と夫のやり取りをニヤニヤ見ている。

彼らは私が英語で苦労しているのを知っている。私は彼らにしょっちゅう英語の質問(彼らにとっては意識すらしない文法の話など)をする。無駄な努力と知りながら、発音を直してもらう。いつもいばっている私より優位に立てるのは、うれしいらしい。

子どもたちは英語のネイティブスピーカーなので、私にはわからないニュアンスが彼らにはわかる。でも、それを私によくわかるように正しく説明できるかどうかは別問題。それに、子どもたちの英語はやはりティーンエージャーの話す言葉であって、大人とは違う。

だから、本当は夫に質問すべきなのだが、私はあまり気乗りがしない。夫は説明がくどい。語源から関連フレーズから、例文を山ほど出してくる。私の理解度をテストされることもあって、疲れてしまう。

しかし、今日はいくらか気力があったので、夫の講義を受けることにした。


          *


じゃあ、一番フツーの言い方で言ってみて。

"Microwave the corn if you want to eat it."

そうか、命令形にすればいいのか。そしたら may だの can だので悩まなくていいのだ。

「他には?」

"If you want to eat the corn, you need to heat it." 食べたければ、暖める必要がある。なるほど、それでもよかったか。

"Microwave the corn if you feel like it." 私は「食べたい=want to eat」という直訳しか頭になかったが、なんにでも使える便利な if you feel like it でもいいのだ。

(夫はこれ以外にもいろいろな言い方をしてくれたが、メモを取らなかったので覚えていない。)

「ていねいに言いたいときは?」 この際、いろいろ聞いてみる。

"If you wish to have some corn, may I suggest that you heat it in the microwave?"

そこまでいくと、夫婦間の会話にしてはバカていねいすぎ。慇懃無礼にすら聞こえる。あるいは、ウェイターがお客におすすめしている感じ。

夫は飽きたらしく、お遊びモードになってきた。

この辺で打ち切り。


        *


子どもたちに「こういうとき、どうやって言えばいい?」と聞くときと同じく、答えはたいていとてもシンプルである。

わかってみればなんでもないが、そこが母国語との違いだ。

こういうなんでもない会話がいちばん難しいと思う。

きっと私はすごく堅苦しかったり、逆にくだけすぎたりしているんだろう。英語は主語を省けないとか、時制を一致させなくてはいけないとか、学校英語で叩き込まれた文法の断片が私の頭にはぎっしり詰まっているのだ。

「20年住んでこれだからなあ。」と思いつつ、どうもあきらめきれない私は英語のニュアンスに関する本をいろいろ読む。

読むだけなら簡単ですぐわかったような気になるが、それがさらりと口をついて出てくるかどうかである。

アメリカに住めば、出不精の私でもナマの英語に触れる機会は山ほどある。 「どういう状況で、誰を相手に、どういう意図で話しているか」を探りつつ、ネイティブスピーカー同士の会話に耳を傾ける。食事をしながら、スーパーで買い物をしながら、無料英会話教室に出席したみたいでお得な気分になる。

「これは使える!」と思うと、メモを取るか、頭の中で何度か復唱する。周りの人は、私がまさか彼らの会話をそんな風に聞いているとは思わないだろう。

【関連記事】
英語の壁 2009.02.26
日本人の前で英語を話すとき 2009.05.13
ムカッとする英語 2009.07.06



<今日の英語>

You do the math.
計算すればわかります。


不況ではあるが、今は家の値段もローンの利率も下がっている。こういうときにこそ家を買うべきだというファイナンシャル・プランナーの一言。4年前と今年の数字を出して、毎月の支払額や頭金がどれだけ低くなるかを計算して見せた。math は mathematics(数学)のこと。



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やっと新学期

2010.09.08 (水)



73日間の夏休みが終わった。

今年度から長男も次男もハイスクール。同じスケジュールで動いてくれるのは助かるが、いよいよ大学進学が目前に迫ってきて、ストレスがたまりそうだ。

それにしても、カレンダーが9月になったとたん、時間の過ぎるのがいよいよ早くなった。始業日まで1週間あったはずなのに、1日くらいの感覚だった。

私は口をすっぱくして、「課題はできてるの?バックパックは用意した?鉛筆入ってる?あっという間に初日が来るわよ。」と早くから警告してあげたのに、やっぱり前日の夜や当日の朝はバタバタした。

ハイスクール初日でちょっと緊張気味だったフレッシュマン(1年生)の次男。

ここ1週間は学校モードに戻そうと、毎朝7時に起こしていたのだが、やっぱり今日も目覚ましが鳴っても起きられなかった。

これからは毎日の点数がすべて大学願書に関係してくる。次男は長男よりかなり成績はいいが、私から見ると努力が足らない。全力を尽くさないのだ。

でも、私にはもう子どものお尻をたたく気力も体力も残っていない。百科事典みたいに分厚い教科書を持ち上げるのさえ億劫になる。


          *


長男はハイスクール3年目なので、余裕がある。私に言われる前に起きてシャワーを浴びた。

でも、あいかわらずぼけっとしていて、詰めが甘い。

今年のスクールバスは去年より3分早く来るのに、私が呼ぶまでパソコンをしていた。危ないところで、初日から乗り遅れるところだった。

16歳の男の子はこんなもんだろうか。あまりにも悠長すぎる。

先月連れて行った小児科での健康診断で、1歳から診てくれているドクターMに「もう11年生か。あと2年で大学だね。巣立つって言うことだよ。わくわくするね。」と話しかけられたのに、「うーん、よくわからない。」と長男。

まだどこの大学に行くかも決めてないし、第一入れるかどうかわからないし、そういう不安があるんだろうと私は黙って聞いていた。でも、ドクターには長男の気持ちがわかったらしい。

「そう? きみは自分の家が好きなんだね。ご両親や弟と離れるのは、寂しいのかな。」とドクター。

「少し。」としんみりと話す長男。

私はびっくりした。ちょっとちょっと、18になったら家を出るもんでしょ。出なくても、追い出すわよ。


          *


私は中学の頃から、親元を離れたくてしょうがなかった。田舎を出て東京に行って英語を勉強したかった。

東京の大学に入りたいがために、勉強した。小学校も中学校も高校もいやで、よく自己嫌悪に陥った。勉強は好きだったのに、学校という組織はきらいだった。仲良しは何人かいたし、いじめもなかったけれど、とにかく家を出たかった。

田舎の閉塞性や近すぎる人間関係から逃れるにはそれしかない。

でも、高校生になっても、私は臆病者で出無精だった。新幹線では呼吸困難になるし、車やバスでは必ず酔う。唯一どうにかなるのは自転車という行動範囲の狭さ。

だから、私にとって上京は月に行くのと同じくらいの冒険に思えた。それでも家を出たかった。それが当たり前だと思っていた。親兄弟や親戚と離れてさびしいなんてぜんぜん思わなかった。

いったい長男はどうして家を出たくないんだろう。

反抗期らしきものがほとんどなくて、私にも夫にもよくしゃべり、弟とたまには口論しながらも仲がいい。でも、精神的にとても幼いように見える。

そもそも私はガミガミうるさいし、夫は短気だ。ここは田舎で、それほど閉鎖的ではないにしろ、文化や娯楽の面では何もない。ティーンエージャーなら一日も早く脱出して、自由になりたいと思わないだろうか。独立心が足らないんじゃないだろうか。

子どもは親とは別の人格だとわかっていても、「育て方をまちがえたかもしれない。」とドキリとする。


         *


毎年のことながら、新学期初日はうれしい。

開放感と安堵感でいっぱいになる。心なしか、猫たちものんびりしている。

なんだかエネルギーが出てくる。あれもしよう、これもしようと思う(と言いつつ、USオープンを見る)。

ついでに、夫も7時間くらい出かけてくれないかなあと思う。誰が作ったか知らないが、「亭主元気で留守がいい」というコピーは永遠である。


【関連記事】
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無駄な抵抗をする夫

2010.09.09 (木)



タグセールまであと10日足らず。

私を誘ってくれたメアリからその後音沙汰がないので、メールしてみた。

でも、問い合わせだけでは気が引ける。屋根修理業者が置いていった広告のサイン(芝生に立てられる看板)がガレージにあったので、それでタグセール用の看板を1つ作ることを申し出た。私にもメリットのあるイベントだから、何らかの貢献をしないと居心地が悪い。

私はこの近所で唯一の外国人だけれど、それは言い訳にならない。

仕切り屋揃いのご近所さんたちはたぶん見逃してくれるだろうが、少なくともあと5年はこの家に住むのである。「みんなのためには何もしなくて、おいしいところだけ取っていく利己的な日本人」と思われたら暮らしにくい。

うちの前のYレーンでは7軒、交差するXロードでは4軒が参加する。

ここは Subdivision と呼ばれる新興住宅地で、その中の道路はXとYの2本しかない。しかも、Yレーンは行き止まり。こういう催しには最適だ。でも、各戸の敷地が広いので、公道からまずXロードに入って、そっちのタグセールを見て、それからYレーンに来るころには疲れてしまうかもしれない(私はものぐさな自分を基準に考える)。

たぶん車を何度か移動させながら、見て回るのだろう。車を道路わきに止めても支障がないくらい、道路の幅は十分に広く、住民の交通量も少ないからできることだ。一般道路沿いに住んでいたら、こうはいかない。

田舎なので、新興住宅地は限られる。Yロードの名前を出すと、たいてい「ああ、あそこね。」とわかってもらえるくらい知られている。

地元の情報誌や Craig's List にも広告を出すし、ご近所さんはみんな交友関係が広そうだ。人出は期待できる。

あとは当日の天気しだい。


         *


開催時間は、朝9時から夕方4時までと決めたらしい。

お任せしたのだから文句は言えないが、9時は早い。たぶん5時起きしないと間に合わない。

メアリは彼女が作ったフライヤー(ちらし広告)のPDFファイルを添付してくれた。さすがに発起人だけあって、なかなかいい。これをスーパーの掲示板に張ってもらったり、知り合いに配ったりして、PRするのだ。

お礼のメールとともに、私の看板アイディアをワードで作って添付した。

情報誌への掲載は38ドルだったそうだ。

毎週各戸へ無料で郵送される冊子で、ウェブサイトにも載せてくれるし、地元のイベントを広く知らせるにはこれが一番だが、それにしても高い。どうりで大勢でやって費用を分割したいわけだ。

だんだんめんどくさくなってきたが、台所や地下室では明らかに空きスペースが増えている。そのぶん、リビングやダイニング、玄関ホールまでモノがあふれ始めた。これでもまだ全部ではない。

いったい家の中にはどれくらいモノがあるのか、考えると恐ろしくなる。


           *


「きみがやりたいなら。」とタグセールに賛成した夫。

台所のキャビネに山ほどあるマグカップを示して、これを売ったらいいと提案しながら、いざ次男がマグカップを取り出してカウンターに並べ始めると、口も手も出し始めた。

ちょっと待て。これはだめだ。これはすごくいい色じゃないか。このデザインも気に入ってるんだ。これも捨てられない。」と横から取りよけようとする。

ここで引き下がっては、また5年も10年もしまいっぱなしになる。これはあれと同じだとか、これはヒビが入っているとか、私は適当に理由を見つけ、

「この家に何人が住んでると思うのよ。何十個もマグカップを持っててどうするの。お墓には持っていけないじゃない。」と反論した。

ええっ、どうしてぼくがマグカップをお墓に持っていくつもりなのを知ってたんだ?!」とふざけて、私の神経を逆撫でする。

夫は次男に向かって、「ぼくが死んだら、マグカップと一緒に焼いてくれ。特にこのいい色のは忘れずに棺おけに入れるんだぞ。」と続けた。

火葬場の温度は何度だろう。マグカップは溶けるのか、粉々になるのか、そのまま残るのか。だいたい普通サイズの棺おけじゃ、こんなにたくさんのマグカップは収まりきらない。

15年以上動かさなかったマグカップである。私は夫がいない間に、少しずつダンボールに入れて、夫のがらくたコレクションには10個くらい残してやった。

どうせこの家を売るまで二度と見やしないのだ。


           *


タグセールのコツをまとめたサイトで、値段付けの研究をした。

無料!ご自由にお持ち帰りください。」という箱を用意するのもいいと書いてあった。どこの人間も「タダ」という言葉には弱い。

儲けようと思って高めに設定し、結局ほとんど売れずにまた家の中に運び込まねばならなかった失敗例が少なくないらしい。

うちは近所との競合もあるのだから、格安にしよう。ほとんど1ドル以下。

計算が簡単なように25セント単位にする。「この箱にあるものは1つ50セント」という表示を張るよりも、1つずつに値段をつけたほうが売れるらしい。

これは大変な作業だ。マスキングテープを切ってみたが、時間がかかりすぎる。色つきのステッカーを1ドルショップで買うことにする。

子どもの自転車は、ほとんど乗らないまま、体が大きくなってしまった。3ドル? きれいに磨くのもめんどくさいから、2ドルでいいか。


       *


夫の NordickTrack cross-country ski machine.

「5ドルにしようと思うんだけど。」と夫に言ったら、即座に "No!" が返ってきた。

「だって、あれはもうすごく古いモデルなのよ。折りたためないし、電子パネルもついてないし。第一だれも使ってないじゃない。もう20年も置いてあるだけでしょ。」と説得してみた。

「いや、折りたためる。それに、ぼくは何度か使ったし、20年っていうことはないだろう。だいいち800ドルもしたんだよ。」と引き下がらない夫。

何度かって、3回くらいでしょ。800ドルも出したのは誰よ。

「じゃあ、17年。この家に引っ越す前に買ったじゃない。それに、地元の新聞では10ドルで売りますの広告が出てたけど、誰も買わないから何度も載ってたし、うちには elliptical trainer があるじゃない。この間、子どもたちが組み立てて、毎日誰か使ってるんだから、あれがあればいいでしょ。」

「でも、10ドルっていうことはないだろう。eBay ではいくらなんだ。」

私のパソコンで見たら、山ほど出てきた。なるほど300ドルや200ドルのものもあるが、ほら、うちとそっくりの古いのは19ドルじゃないの。あんなに大きいもの、捨てるに捨てられないし、業者に引き取ってもらうのに10ドルはかかる。

夫はちょっと考えさせてくれと言う。私は10ドルの値札をつけて、だめなら5ドルに下げようと決めた。

だいたい初日に売れ残ったものは、翌日すべて25セントで売るつもりなのだ。

元値800ドルのほとんど未使用の運動器具が25セントか。だから、買うなと言ったのに。

【関連記事】
タグ・セールへのお誘い 2010.08.23
21年間で溜め込んだモノ 2010.09.04



<今日の英語>

She's got good athletic genes.
彼女はすぐれた運動神経の遺伝子を受け継いでいる。


USオープンテニスで勝ち進んでいるキャロライン・ウォズニアキを評した解説者の一言。彼女の父親はプロのサッカー選手、母親はバレーボール選手だったそうだ。



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ほこりと値段と箱の山

2010.09.10 (金)



15年も動かしていない箱を出し入れしたせいか、咳が出る。

私はほこりアレルギーではない。だからこそ、適当な掃除で生きていけるのだが、地下室での作業も平気だと思って油断してしまった。ほこりをたくさん吸い込んでしまったのかもしれない。のども痛くなってきた。

今日からはマスク着用。

ついでに軍手もと言いたいところだが、軍手は売ってないので、ガーデニング用手袋を使う。すでに手には切り傷ができ、足にはどこかでぶつけたか青あざがある。

あああ、なんでこんなことに足を突っ込んだんだろう。

地下室からモノを運び出すのに、子供たちを動員した。

売り上げは私と子供たちで山分けするという条件を出したら、わりとよく働いた。よしよし。こういうときは反抗期のないティーンエージャーは役に立つ。

当日の手伝いには私がチップをあげると更なるニンジンをぶらさげておいた。


        *


夫に値段の相談をしたら、「関わりたくない。それにタグセールはしたことない。」と言う。私も関わってほしくないのだが、アメリカ人の感覚は知りたい。

たとえばコンピュータ・デスク。これだけラップトップが普及してした今、需要が少ないと思われる。夫も処分には同意している。

「2ドル?」と私。

「5ドル。」と夫。

「えー、それじゃあ売れないでしょ。せいぜい3ドル。やっぱり2ドルかな。」と私。

ほら、やっぱり自分で決めるんじゃないか。

図星である。頑固という点では、私も夫に引けを取らない。似たもの夫婦か。

ヘルニアの手術を控えた夫に、持ち運びは頼めない。それに、タグセール開催中にドライブウェイでお客の相手もさせられない。セールスにはまったく向かない性格なのだ。

躁うつ病だからかもしれないが、なんでもタダにするか、うるさいお客と口論するかのどっちかになりそうな気がする。

やはり当日は長男と次男に交代で手伝わせよう。私だってトイレやランチ休憩がいる。

子どもを生んでおいてよかったと思うときである。


         *


ウルトラマンや怪獣を知っている人は、この辺にはたぶんいない。無料。

子供用の箸箱や、フォーク・スプーンとお箸がセットになったものは、ちょっと珍しいかもしれない。他にも日本のお盆とか、絵葉書セットとか、茶碗とか、ご近所さんにはない和風のものがうちにはある。差別化が図れるかもしれない。

私は人付き合いが苦手だし、まともに仕事をしたことがないのだが、マーケティングまがいのことは好きなのだ。いろんなアイディアが出てくる。まとめ役のメアリにいくつかメールしたら、"Great idea!" という返事が来た。アメリカ人なので、割り引いて聞いておこう。

すでに、風船を当日の朝お店で買う人、売れ残ったものを引き取ってもらうように慈善団体に連絡をする人、少し離れた場所にサインを立てる人など、申し出があったらしい。

なんだかアメリカのPTAに似ている。強制的に役を押しつけなくても、誰かが手を挙げるのだ。

ただし、1人最低3つはサインを作ること、5ヵ所にチラシを置くことというノルマもある。「できるだけやってください」より、はっきりしていていい。

私は子供たちのプレイデート先やテニスクラブ、空手教室に置いてもらおう。ときどきクリーニング屋にもそういうチラシが置いてあったし、郵便局の掲示板にも張ってある。

メアリのくれた参加者リストの半分は名前も顔も知らない人たちである。もしかしたら一度も会わないまま、タグセールが終わるかもしれない。みんなが都合のよい時間に、それぞれサインを立て、ポスターを張り、自分の家のドライブウェイに品物を並べるのだから。

日本の住宅事情では、ガレージセールは難しそうだ。だから、フリーマーケットがあるのか。私は行ったことがないが、アメリカのタグセールに比べたら、きれいに整理整頓されて、いいものを売っているんだろうと想像する。

アメリカでは「まさかこんなものは売れないだろう。」という品物が売れたりするそうだ。私の数少ないタグセール見物でも、「よくこんなものに値段を付けて出してるなあ。」と感心するほどのガラクタがあった。私はそこまでの勇気はないので、無料の箱に入れる。


           *


地下室のものが大移動し、1階にダンボール箱の山ができている。

喜んでいるのは猫たち。

猫は変化が嫌いだと聞くが、好奇心のかたまりでもあるので、突然に現れた大量の箱や品物をいちいちチェックしている。

「これは確か地下室にあったわよ。」と言いたげな賢い妹猫の横で、ちょっと鈍い兄猫は箱の中に落ちたり、ものを倒したりする。

本当に猫の手も借りたいくらいなのだが、そうやって仕事を増やしてくれる。


<今日の英語>

That will set you back 100 dollars.
それで100ドルかかります。


NYCで公共のテニスコートを使うのがどれくらい大変かを説明したNPRのレポーター。まず、コート使用許可を取るために市のレクリエーション課へ100ドルを払う。それとは別に使用料が発生するのだが、予約競争と長い待ち時間をクリアしてからの話。



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 |  生活  |  コメント(1)

Nine Eleven

2010.09.11 (土)



ツイン・タワーがテロ攻撃を受けてから9年が経った。

もうそんなになるのかと思う。一昔前のようで、でも、あの衝撃はまだはっきりと思い出すことができる。

たいていのアメリカ人が、ケネディが暗殺されたときに自分がどこで何をしていたかをよく覚えているのと同じだ。

新学期が始まったばかりの火曜日の朝。雲ひとつない秋晴れ。

キンダーガーテンの午後のプログラムに入った次男といっしょに、2年生の長男のスクールバスを見送り、私たちはゆっくり歩いて自宅に戻った。

そのころ、タイ女のことで夫と私の間は険悪だった。子どもの前ではかろうじて平静にふるまっていたが、私は夫に冷ややかな態度を取っていた。夫と顔を合わせたくなくて、わざと外でグズグズしていたのだ。

家に入って5分もしないうちに、日本にいる姉から電話がかかってきた。

「ちょっと、テレビ見てる?!」

「ううん。いま長男のバスが来たとこ。」 私はのんびり答えた。

「大変なことになってるよ。今すぐ、CNNつけて!」

言われたとおりテレビをつけると、もくもくと黒い煙を上げている世界貿易センタービルが映った。まだテロだとは知らず、単なる事故だと思った。慌てて夫に知らせに走った。夫はリビングルームへ下りてきた。

そうこうするうちに、2機目がサウス・タワーに激突し、ペンタゴンもやられたという報が入り、画面はニューヨークとワシントンを半々に映し出した。

夫はマンハッタンにもワシントンにも住んでいたことがあり、私よりももっと身近に感じているようだった。

非常事態とあって、夫も私もテレビの前を動けず、独り言とも会話とも言えない言葉のやり取りをした(5歳だった次男もいっしょに見ていたはずなのに、まったく覚えていないそうだ)。

そして、サウス・タワーが崩れ落ちた。

あのときの無力感。茫然自失。重い黒い塊りが体の中に沈むような感覚。あのときの映像を見ると、いまでも息苦しくなる。

うちからマンハッタンまで往復すると、1日仕事になる。私や夫の知り合いでテロに巻き込まれた人は誰もいなかった。それくらい遠くて縁がないのに、9/11(ナイン・イレブン)は生々しい。犠牲者の遺族の気持ちは想像もつかない。


        *


グラウンド・ゼロ(貿易センタービル跡地)の近くにイスラム文化センターを建てるという計画が波紋を呼んでいる。

信教の自由だから認めるべきだとか、ほとんどのイスラム教徒は穏健だとか、2ブロックは離れているんだからすぐ隣というわけじゃないとか、賛成派は言う。

理論的にはそうかもしれないが、わざわざ拒否反応を起こしそうな場所を選ぶ神経がわからない。私が遺族だったら、断固反対する。よりにもよって、なぜダウンタウンを選ぶのか。他の場所がいくらでもあるではないか。

こういうことは理性で納得できても、感情がついていかない。私はオバマみたいに politically correct なコメントをする必要はないので、イスラム差別や人権侵害と呼ばれても平気である。

私は、組織化された宗教はどれも胡散臭い集団で諸悪の根源だと思っている。別にイスラムだから反対しているのではない。

真珠湾だって何十年も経ってやっと過去の歴史の一部になったのだ(もちろん今でも毎年12月7日にはパールハーバーのニュースが必ず流れる)。

9年はあまりにも短かすぎる。
 

            *


マンハッタンでごたごたしていたら、今度はフロリダの教会が9月11日にコーランを燃やすというニュースで持ちきりになった。

これがまた怪しげな教会で、メンバーはたったの50人という弱小集団。財政困難のために教会の土地建物を売りに出している。つぶれそうなところなのだ。

この牧師はもともと狂信的な反イスラムらしい。こういう話を聞くと、キリスト教も困ったもんだと思う。エセ牧師が人格者のふりをして偉そうにお説教をし、それをまた鵜呑みにする信者がいるのだ。

「汝の隣人を愛せよ。」じゃなかったのかね。

この牧師は去年は「イスラムは邪悪」という看板を教会の庭に立てたが、地元では体よく無視されたという。こんなパーは今回もメディアがほっておけばよかったのに、あっというまにニュースが世界に広まって、イスラム圏ではデモをしたり、人が死んだり、何か燃やしたりして大騒ぎになっているらしい。

ほんとに宗教が関わると、ろくなことがない。

やっとイラクから撤退したのに(ただし、戦闘能力のある米兵が5万人駐留している)、アフガニスタンは泥沼だし、またイスラム過激派をつついてどうする。


          *


つい先月、「アメリカ人の5人に1人が、オバマはイスラム教徒だと思っている。」という調査結果が出た(本当はキリスト教徒。ただし、オバマの亡き父親はイスラム教徒だった)。

無知というべきか、洗脳というべきか。

大統領選のときも、わざわざオバマのミドルネーム(フセイン)を連呼した政治家がいたのだが、オバマがマンハッタンでのイスラム文化センター建設を信教の自由の立場から擁護したのを、ここぞとばかりに悪用している。

ミシェル夫人と手をつないで日曜日の礼拝や復活祭のミサに出席して、例によって「信仰心の強いクリスチャン大統領」のイメージを売っていたのに。

私は大統領がどの神様を信じようがどうでもいい。信じないほうがいいくらいだが、それではアメリカの大統領には選んでもらえない。スピーチのたびに、God bless you and God bless the United States of America (神様のお恵みがありますように)と締めくくらねばならない、そういう国である。

私が大統領に求めるのは、一にも二にも職務を遂行する能力である。

最優先事項は景気回復。

仕事がなくてギリギリの生活をしている人たちにとっては、イスラム文化センターもコーラン焼却も、どうでもいいんじゃないだろうか。


<今日の英語>

Don't jinx it!
縁起でもない!


「USオープン男子シングルス決勝はナダル対フェデラーになる」と予測するスポーツジャーナリストに寄せられたコメントより。いつもそう言われながら、この2人がグランドスラムの決勝で顔を合わせるのは実はほぼ2年ぶり。「まだ準決勝があるのに、余計なことを言ったら、また縁起が悪くなって、どちらかが決勝に進めないかもしれない。みんながラファとロジャーの対決を楽しみにしているんだから、台無しにするのはやめてくれ。」

日本語のジンクスはよいことにも使うが、英語の jinx は縁起の悪いことや不運をもたらすというネガティブな意味で使われる。自分に関わる場合は、Don't jinx me!



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急に慈善家になる夫

2010.09.12 (日)



タグセールに出す目ぼしいものはだいたい出揃った。おもちゃ以外は仕分けもできた。

値札を張ったり、ポスターを作ったり、看板を立てに行ったりという仕事は残っているが、あと1週間でどうにかなりそうな気になってきた。

そこへ、夫の横やりが入る。

「こんな新品のおもちゃを25セントで売るつもりじゃないだろうね。」

「まだ開けてないのは1ドルにするつもりだけど。」と私。

「これもそれも、子どもたちが作れるし、これだって1ドルじゃあ売らないぞ。」と夫は次々と箱から取り出して、自分の部屋に持って行ってしまった。

夫が買ったか、義父からの贈り物か忘れたが、サイエンス・キットみたいなのがたくさんある。子どもたちはもうそういうのに興味がない。もともとそんなに実験なんか好きじゃないのに、たくさん与えすぎたのだ。

彼らはもう今はパソコンだけ。そう言う夫だって、いっしょにやってやるからと言いながら、おそらくその日はこない。結局しまいっぱなしになるのだ。

どうしてモノに執着するんだろう。

私はケチだから、買うのも好きじゃない。子どもたちのおもちゃはほとんどすべて夫が買った。しかも、私なら1つだけ買うところを、夫は似たようなものを5つも6つも買った。そして使わないまま、10年が過ぎてしまった。

ああ、もったいない。

そういうガラクタといっしょに暮らすのは、精神上よくない。

地下室に行く度に、私は落ち込む。夫がおそらく躁状態のときに買い集めたものが大きなダンボール箱にいくつもある。天井に届くくらいあるのだ。地下室といっても、1階と同じくらいの高さがある。いったいどうやってこれだけ運んできたのかとため息が出る。

こういう人はモノを所有するのでなくて、モノに所有されているのだ。


          *


子どものトラックやブルドーザーがある。

これを買ったときには、たぶん子どもたちの興味がもう他に移っていたのだろう。ほとんど使っていないみたいで、落書きもなかった。これは1ドルにしようと思って、きれいに拭いて、ダンボールに入れた。

夫はそれを見て、

「これは売らないで、Salvation Army(救世軍)に寄付すべきだ。デイケアかどこかで使ってくれるよ。」とまた箱から出してしまった。

私は売るのでも、捨てるのでも、寄付するのでもどうでもいい。ともかく家の中から追い出したいだけである。

しかし、夫はそう言いながら救世軍に電話したことすらない。私は過去に赤ちゃんベッドなどを寄付したが、赤ちゃん用のチェストやオムツ換えの台などは引き取ってくれなかった。なんでも受け取ってくれるわけじゃない。

「洋服も救世軍に寄付したほうがいい。」

夫は救世軍のファンである。幹部が高給を受け取ったり、お金を使い込んだりする団体に比べたら、かなりきちんと運営しているのは私も知っている。

それはいいのだが、夫は行動しない。第一、私が地下室から引っ張り出さなければ、おそらくあと5年はそのまま眠っていたはずのものなのだ。

いやな予感がした。


          *


朝、台所へやってきた夫がおもむろに言った。

「もう一度考えてみたんだけど、NordicTrack は救世軍に寄付しよう。」

夫は自分で問い合わせるというが、タグセールが終わってから、「クロスカントリーのマシーンは、やっぱり受け取れないって。」と言われては困る。

タグセールの前に電話しなくては。私が。

そんなに人助けがしたいなら、ここまでモノが貯まる前にさっさと寄付すればいいのに。私が二束三文で処分すると決めてから、夫は急に慈善家になったらしい。もともとその素養はあったが。

でも、私からすれば、自分はいいことをしているという優越感に酔っているだけだ。おそらく夫は私を人情のかけらもないやつだと思っているだろう。

タグセールで売れ残ったものは寄付すると言ったのに、「残り物じゃダメだ。」と夫は言う。

準備で疲れているところへ、こういう邪魔をされるのは、本当にうっとうしい。体の疲れとは比べものにならないくらい、ストレスがたまる。

私はこれでも夫の持ち物には極力触らないでやっているのだ。なるべく穏便にことを運ぼうと努力しているのに。

「じゃあ、タグセールをキャンセルするから、ぜーんぶ救世軍にばーーーーんと寄付したらどう?!」と喉まで出かかった。



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捨てられない男たち

2010.09.13 (月)


タグセールまであと5日。

ちょっと疲れてきたのか、週末はあまりはかどらなかった。

でも、子どもたちが学校へ出かけたら、急にまたやる気になり、立て看板5枚が完成。値段のシールも半分できた。

昨夜、私の機嫌が悪かったので、夫に「どうした?」と聞かれた。どうしたもこうしたも、あなたのせいでしょ。

「なんでもない。」 説明するのがめんどくさい私。

「その顔はなんでもない顔じゃない。」 私はすぐ顔に表れてしまうし、夫は私の何倍も人の気持ちに敏感である。

「あなたがタグセールに口を挟むのを、なるべく気にしないようにしてるんですけどね。」と嫌味を言ってみた。

夫はふーんという顔をして立ち去った。

今朝になって、リビングルームの一角を「救世軍への寄付コーナー」にしたいと言ってきた。多少はやる気があるらしい。

私のピアノも寄付したいと言う。どうぞ、どうぞ。

本当に全部寄付してもよかったのだが、ご近所タグセールに参加を決めたからこそ、こうやって片づけを始めたのだ。そうでもなければ、きっと家を売るまで、ずっとモノを溜め込んだままだったと思う。

ものぐさな私は、自分を追い込まないと動けない。家をきれいにするためにお客を呼ぶという人と同類かもしれない。でも、私は来客が嫌いなので、その作戦は使えない。


        *


私がどれだけ家の中をすっきりしたいか、夫はよくわかっている。もしタグセールに出さず、救世軍も引き取ってくれなかったら、私がとてもがっかりするのを知っている。

夫なりにかなり譲歩しているらしいが、私からすると捨て方がまったくなってない。「いつか使うかも。」「もう手に入らない。」「これには思い出がある。」「これは貴重だ。」などの不合理な理屈で、ガラクタにしがみついている。

夫は夫で、私があまりに気軽に捨てるのに我慢ならない。

お金とセックスが夫婦喧嘩の大きな原因らしいが、うちはその2点はもう水面下の動きになっている。ただし、モノの処分についてはいまだに直接対決する。

それというのも、ミニマリストを目指す私と溜め込み収集癖のある夫の組み合わせだからだ。

今回も、過去1年間に使わなかったもの(実際は5年、10年単位で使っていないものが山ほどある)はタグセールに出すというルールにした。

その中には、義父がくれたアメリカの国旗セット(新品。まだ袋に入っている)もあった。でも、夫は捨てないという。10年以上地下室にあったのに。

「うちは一度も旗を揚げないじゃない。」と説得してみた。

「どの家にも星条旗は必要だよ。」と夫。

「じゃあどうして今までしまってあったのよ。」

「いつ何があるかわからん。いつ旗を揚げる必要が出てくるかもしれん。」

「どういうとき?」

「うーん、誰か死んだときとか。」

ありえない。本当に使う人のところにあったほうが旗だって喜ぶのに。

「日本でも、どこの家にも国旗はあるはずだ。掲げるだろう。」

「右翼以外はふつう掲げないわよ。うちはしなかったし、みんなが日の丸を掲げても、私はやりませんからね。星条旗でも同じ。旗は嫌いなの。」 

でも、夫は旗セットを自室へ持ち込んだ。あれはたぶん引っ越すまでそこを動かない。


          *


日経ビジネスで、私の好きな対談「人生の諸問題」が先日再開した。

3回目は、題して「僕の素敵な本棚は、二度と読まない本でいっぱいさ!」。

その中で「女の人にとって服というのは、男の本と似たようなところがあるんですかね。」と岡康道氏が同席した女性編集者2人に聞いた。男が本を捨てられないように、女は服が捨てられないだろうと予想していたらしいが、彼女たちは「ばんばん捨てます。」と答えた。そして、「捨てられない男性陣」は無言になってしまった。

イメルダ並みに靴のコレクションを抱えるとか、寝室全体が衣装ダンスみたいになっている着道楽の女性もいるだろうが、捨てるときには女のほうが思い切りがいいのかもしれない。

何年か前に、古いカーペットを廃品業者に引き取ってもらったことがある。

「これだけですか。」と聞かれたので、「ほんとは捨てたいモノが山ほどあるんだけど、夫が手放さなくて。」と私は訴えた。

「どこのお宅も同じですよ。ご主人が捨ててくれなくて、奥さんが怒ってるケースがほとんどです。」

そうか、うちだけじゃないのかとそのときは納得したものの、あまり慰めにはならなかった。しかも、息子たちにもその傾向があるではないか。

ガラクタをめぐってけんかするなんて、ほんとくだらない。これも捨てない夫がいけないのだ。




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ほこりでアレルギー反応

2010.09.15 (水)



地下室のものを動かし始めてから、咳が出るようになった。

カラ咳で少しぜーぜーする感じが続いた。ここ二晩は咳で目が覚めるくらいひどくなってしまった。ちゃんと眠れないので、昼間すっきりしない。まだやるべきことが残っているのに。

あまりに頻繁に咳をしていたら、今度はのどが痛くなってきた。

タグセールが終わってから主治医に見てもらおうと思ったが、これではもたない。朝一番で電話したら、10時半の予約が取れた。

ドクターBは私の説明を聞いてから聴診器をあてた。

「まだ喘息にはなっていないけれど、ほこりにアレルギー反応を起こしたみたいね。」と言い、ステロイド系のインヘーラー Symbicort をくれた。製薬会社が置いていったらしい無料サンプル。これを朝晩2回ずつスプレーする。

完全に直るまで1ヶ月かかるという。サンプルだけでは足らないので、処方箋もくれた。

診察と薬の自己負担分はいくらになるんだろう。

タグセールの儲けはこれで消えたかもしれない。

私はほこりには強いと思っていたが、15年も開けていない箱にあっさり負けてしまった。猫のトイレが地下室にあるので、空中に猫砂の粉塵が舞い上がって、紛れ込んでいた可能性もある。

もともとたいした売り上げは期待していないけれど、アレルギー反応は予想外だった。家の中がいくらかでも片付いたことでよしとするしかない。


         *


ドクターBはナースが確認した私の服用薬リストを見て、「えっ、関節炎の薬を毎日飲んでいるの?」と聞いた。

「テニスひじはだいぶよくなって、もう鋭い痛みはないんですけど、なんとなく鈍い痛みというか、いや痛みじゃなくて鈍い感じがするので。処方箋が3回分あったから、それを全部飲まなくちゃいけないと思ってました。」と私。

「あれはそんなに長期間服用するものじゃないの。2週間飲んでみて、あとは必要なときに飲めばいいのよ。それでよくならなかったら、整形外科で診てもらわないと。なんだか長引いてるわね。」

2週間で止めるなんて言われたっけ。まったく記憶がない。私はまじめな患者なので、もらった薬はたいていきっちり飲む。それが裏目に出てしまった。

「あの薬は腎臓によくないから、念のために血液検査をしましょう。たぶん大丈夫だと思うけど。」とドクター。

つい先週リフィルを注文したばかりだった。今日お医者に来なければ、それも飲み続けるつもりだったのだ。危なかった。

ほこりにアレルギー反応が起きたのは困るが、おかげでこれ以上腎臓を痛めずに済んだわけだ。

フォローアップのために、6週間後にもう一度来るように言われた。今日の血液検査の結果によっては、もっと早く呼ばれるかもしれない。

テニスひじはほとんど治っていると思う。すでにサポーターもしていないし、鋭い痛みは消えた。重いものは持たないようにしているが、持とうと思えば持てる。わざわざ整形外科に行く必要があるだろうか。

また他の薬を飲まされたり、注射されたりするのはいやだ。医療費も気になる。ともかく今日から関節炎の薬は飲まないことにして、様子を見よう。

すべてはタグセールが終わってから。


          *


慣れないインヘーラーを使ってから、長い昼寝をした。夜ちゃんと寝られないのは疲れる。なぜか昼間よりも夜中のほうが咳がひどい。横になるのがいけないのだろうか。

宵っ張りの夫は、私の咳がずっと聞こえていたというが、私はいちいち目が覚めなかったので、そんなにひどいとは思わなかった。

ドクターBの診断を夫に伝えると、

「ほこりもそうだけど、アレルギー性喘息は心理的なものもあるからなあ。タグセールでストレスがたまっていたんだよ。ぼくがいろいろ口を挟んだしね。」

それがわかってるんなら、邪魔しないでよ。

変なところで完璧主義の夫は、息子たちを動員しておもちゃを仕分けしている。ちゃんとセットにしたほうが売れるという理由なのだが、あまりにもバラバラになってしまっていて、とても終わりそうにない。

そんなチマチマしたことより、大きいものを処分するのが優先だと思うが、もはや引き止めるエネルギーはない。勝手にやらせておく。


           *


私が担当するはずの曲がり角に、すでに誰かがタグセールの看板を立ててあって、驚いた。

話が違う。メアリが作った担当表を見てないのだろうか。なんでそう勝手なことをするんだろう。

しかも、手書きで細いペンで書いてあって、よく見えない。木曜日に立てることになっていたのに、火曜日に出している。遅いより早いほうがいいが、当日までに吹き飛ばされそうな看板である。

こうやって考えなしに行動するアメリカ人は困ったもんだ。私はまとめ役のメアリの指示にちゃんと従って動いているのに。

でも、私の作ったのは予定通り立てるつもりでいる。先の看板を作った人が気を悪くするかもしれないが、あれでは使えない。

たかがタグセールでも、いろんなものが見えてくる。




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なぜ私を苦しめる?

2010.09.16 (木)



メアリに救世軍の担当者の連絡先を聞いたが、返事がない。彼女はタグセールに参加する12軒とやり取りしているので、忘れられたかもしれない。

せっつくのも悪いと思って自分で調べてみたら、電話番号だけはわかった。

ともかく、あと3日しかないのだから、悠長なことは言っていられない。私が電話をかけ、相手が出たところで受話器を夫に渡した。メアリが話した人と同じかどうかはわからない。

夫は例によって話がくどい。

あちらも忙しいんだから、さっさと本題に入ってあげたらいいのに。傍で聞いていた私はいらいらした。「寄付する寛大な自分」に酔っているとしか思えない。担当者はそういう申し出を毎日受けていることが夫には見えないのか。

夫が一番の目玉と思い込んでいたNordicTrackは「エクササイズ・マシーンは受け付けていません。」の一言であっさり却下された。ほーら、ごらん。

夫はあきらめずに、私が売ろうと思っていた椅子や玩具やお鍋などを次々と挙げ、家電以外のものは寄付することになった。せっかく私がきれいにして、値段もつけたのに。寄付するならするで、なんでもっと前に動かない?

さらに洋服。私はもともと服は寄付しようと思って、これまでも大きな袋にまとめていたが、夫はもちろん知らない。担当者に「何が何袋あるのか。」と聞かれて、私の方を向く。

こういうことは計画的にやらなくてはいけないのに、夫は衝動的に動くから行きづまるのだ。今回に限ったことではない。

いらだつが、これで家の中のモノが少しは減ると思えば我慢できる。


           *


タグセールの残りものは、救世軍が週明けにご近所まとめて引き取りに来てくれることになっている。私は、夫の寄付したいものもついでに持っていってもらうつもりでいた。

ところが、夫は何を思ったか、担当者に勝手にうちだけの引き取りを頼んだ。

私が必死で食い止めようとしたのに、先方の言うまま、土曜日で決めてしまった。タグセールの初日である。うちはもちろん、お隣もお向かいも売るための品物を並べているのに、夫は寄付するものを道路わきに出すというのだ。

夫が電話を切ってから、口論になった。

「せっかくメアリがまとめてくれてるのに、どうしてそういう勝手なことをするのよ!」

「メアリや他の家がどうしようと、関係ないね。売れ残ったものじゃなくて、売る前に寄付したいんだから。それに日にちは向こうが決めたんだ。」

「だから、寄付するのはかまわないと言ったでしょ。取りよけておけばいいだけじゃない。どうしてタグセールの後じゃいけないの?」

なんでこんなややこしいことをしてくれるんだろう。私は涙が出てきた。

夫は私がなぜそんなに怒っているのかわからないと言う。

私は口論で疲れ果てた。10年、20年もモノを手放さなかった夫は、捨てるときも私を困らせるのか。

ともかくメアリに連絡しておかねばならない。ふだんそんなに行き来のないお隣さんに、身内のいざこざみたいな話をしたくはないが、しょうがない。

彼女はすぐに返事をくれた。

「心配しないで大丈夫。あなたとご主人のいいようにやってください。ご近所でも気にする人はいないと思うけど。タグセールが終わってからの引き取りについては、あなたもまだリストに入れてあるけど、それでいいかしら。返事がなければ、そのままにしておきます。私でお役に立てるなら、いつでも電話ください。」

本当はあきれているのもしれないが、優しい言葉をかけられて少しほっとした。


            *


夫にはもう勝手にさせよう。

「メアリが、お好きなようにどうぞ、ですって。寄付するものはもちろんあなたがやってください。」と冷たく言い放っておいた。

夫は「きみにかなりの distress(苦悩、嘆き)を与えてしまったみたいだな。ごめん。」と謝った。

謝るくらいなら、どうして最初から止めないのよ。

長い間泣くようなけんかはしていなかった。でも、こういうことがあると、ずっと以前に苦しめられたことを思い出す。完全に忘れたわけではないのだ。

今朝、夫は携帯を充電していた。台所にあるので、着信を知らせるメロディが何度も聞こえた。合計で6件。たぶんルーマニアからのテキストメッセージだ。見ようと思えばできたが、私が開くと未読でなくなってしまうので、やめた。

午後、カウンセリングに出かけるときに携帯を持って行ったようだ。そして、寄付をめぐる口論の直後に、玄関のドアを開けて外に出て行く気配がした。きっとまた着信があったのだろう。

昨日は昨日で、クレジットカードの会社から「リスキーなチャージ」の疑いがあるという電話がかかってきた。74ドルくらいのチャージが3日おきくらいに出ていた。支払い先はどうもアダルトサイトらしい。

夫はいったい何をしているんだろう。

アレルギー反応で咳がなかなか止まらず、体力を消耗したような気がする。睡眠不足にもなっている。道路に出した看板が思ったより目立たなくて、がっかりした。1枚だけ作り直したので、明日もう一度出かけなくてはならない。

初めてのタグセールでわからないことだらけ。緊張しているところへ、夫の横槍が最大のストレスになっている。

夫は子どもたちを動員して、仕分け作業をしている。私は何も言わないし、手伝わない。




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きっと死ぬまで直らない

2010.09.17 (金)



珍しく朝8時過ぎに、夫が台所にやってきた。

子どもたちはちゃんと起きて登校したかとか、またよく眠れなかったとか、くどくど話し始めたが、私は生返事をしただけだった。タグセールの初日に救世軍に来てもらうことを譲らない夫に対して、ネガティブな感情しか持てない。

なんとか夫の気が変わらないかと思い、最後の望みをかけて聞いてみた。

「救世軍に寄付するものを道路わきに置いておくんでしょう。タグセールに来た人が勝手に持ち去ったらどうするつもり?」

「ラベルをつけておくから、そういうことは起こらないんじゃないかな。」

「救世軍にあげるものなら不用品だと思うでしょうね。粗大ごみの日だって、朝早く見回ってめぼしいものを持っていく人がいるじゃない。タグセールなんか、どこの誰が来るかわからないんだし、もし持ち去られてしまったら、せっかくトラックを派遣してくれる救世軍にどう説明するわけ? 何を寄付するか、電話でリストアップしてたじゃないの。」

「じゃあ、救世軍が来るまでそこで椅子に座って見張ってるよ。時間つぶしのための本は買ってあるから。」

隣もお向かいもタグセールをやっているときに、夫はすぐ横でそんなことをするつもりなのだ。

こういう人につける薬はない。

夫は最初からタグセールには関わらないと言っていた。私もヘルニアの手術を控えた夫には期待せずに、子どもたちに協力してもらうつもりだった。でも、夫がそうやってドライブウェイの隅っこで座っているなら、どうしてタグセールを手伝わないんだろう。力のいらない仕事だってある。

それに、地下室の半分以上は夫の持ち物で埋まっている。どうしてこの際それも片付けようとしないんだろう。どうして子どもたちのこまごました玩具の仕分けなんかやっているんだろう。

夫の性格はきっと死ぬまで直らない。

わかっていたことだが、今回のいさかいで改めてそう思った。

躁鬱病の影響かもしれない。夫は細かいことに関して非常に強いこだわりを持つ。そして、熱しやすく冷めやすい。昔からそういうところはあった。年を取って少しは丸くなるどころか、ものごとによってはますます頑固になってきた。

先が思いやられる。


         *


タグセールまであと2日。夫のせいでストレス・レベルが最大となった。

このままでは本番までもちそうにないと思って、今日は休むことにした。

値札もつけなかったし、地下室からモノを運んできたり、きれいにしたりもしなかった。夜中と早朝に咳で目が覚めてしまって、よく眠れなかったので、2時間くらい昼寝もした。少しは気分がよくなった。体が疲れていると、とてもじゃないが精神の疲れは取れない。

夫は、私が何を言おうと強行するつもりだ。もう無視しよう。


         *


結局、昼夜逆転の生活をしている夫は、朝8時過ぎから午後2時半まで寝ていたらしい。

咳き込んでいた私を見て、「インヘーラーは効いてるのか?」と言ったが、「わからない。」と私。もう会話をするのもうっとうしい。

そのあとも、夫はしゃべり続けたが、私は何も言わずにただ聞いていた。

すると、夫は「いつまでシカトするつもりなんだ。」と強い口調で言った。

「シカトなんてしてないでしょう。しゃべると咳が出るし、話したくないだけです。」とごまかした。ここでまた救世軍だのタグセールだのの話題を持ち出して、口論する元気はない。

「これはごく普通の短い会話のやり取りだよ。」夫はそんなことを言った。

夫は、私の機嫌が直っていないことは承知しているらしいが、私がどれだけいやな思いをしたのかはわかっていない。

普通に会話したいなら、どうして私の気持ちを尊重できないんだろう。タグセールの翌日には、ちゃんと救世軍が引き取りに来る手はずになっている。その2日間が待てない理由はない。なによりも、私がこれだけやめてくれと頼んだのに、押し通そうとする夫に失望した。

こういう小さい出来事が重なって、夫婦は壊れていくのだ。




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いよいよ明日

2010.09.18 (土)



午後、救世軍から確認の電話がかかった。

夫の受け答えから、土曜日の朝8時から夕方4時の間に引き取りに伺いますと言われたらしい。

最近はかなり改善されつつあるが、業者や修理屋が来るのを待っていたら一日仕事になってしまうのは、アメリカではよくあることだ。

夫は「だいたい何時ごろになるか、見当はつきませんか。」と食い下がったが、わからないから6時間もの幅を持たせているのである。それでもどの地域から始めるのかは聞き出せたらしく、「じゃあ、午後の遅いほうですね。」と夫は勝手なことを言い、担当は「その可能性はあります。」と非常にあいまいな回答をした。

「すみませんが、明日はキャンセルします。月曜日に、ご近所一帯でタグセールの残りを引き取ってもらうという話があるので、それといっしょにします。」というセリフを待っていたが、それはとうとう出なかった。

夫は道路わきで何時間待つつもりだろう。もしかして子どもたちにやらせるかもしれない。

ともかく、夫の言い出したことは放っておいて、私は自分のタグセールに集中することにした。

それにしても、夫は洋服が8袋、その他のものが6袋などと救世軍に約束していたが、そんなにはない。でも、夫がそういいたいなら、勝手に言わせておこう。


           *


今日は最後の値札付けと仕分けをした。あとはもう当日並べながらやる。

開き直ったせいか、精神的には落ち着いた。夫に対するイライラはPMSのせいもあったらしい。閉経というのは来るようで来ないものだ。

救世軍に寄付するため、私のクロゼットから改めて着ない服を取り出した。

いつ買ったのか、大きな肩パッドが入っていて、まるで軍服みたいなジャケットが出てきた。他にも、体型が変わって着られないものやなんとなく着心地のよくないものは、思い切って全部ビニール袋に入れた。

クロゼットの4分の3は夫の持ち物が占めている。そのほとんどは置いてあるだけで、5年や10年着ていない服が山ほどある。せめて半分でも救世軍に寄付すればいいのに。でも、夫は服が捨てられない。

夫がアスペルガー症候群ではないかというコメントをもらった。

詳しいことはわからないが、そうかもしれない。たぶんそうだ。

そういう私も、小さいときは自閉症と思われたくらい内向的で、回りに興味を示さなかったので、その傾向があるのかもしれない。こういう2人がよく20年もいっしょに暮らしてきたものだ。


           *


タグセール前日だというのに、なんだかどうでもよくなってきた。

適当にしよう。これ以上がんばれない。

自宅ガレージの外なので、ともかく家の中から運び出せばいい。子どもたちを7時に起こして手伝わせることにした。

「もし誰も来なかったらどうするの?」と長男。

「広告も出したし、誰も来ないってことはないんじゃない?」と言いつつ、こんなに大規模なタグセールを一軒ずつ見回るお客がいるだろうかと不安になった。じゃあ、今までの努力は何のため?

メアリが作った分担表では、あちこちに看板が出ているはずなのに、全員がまじめに従ったのではないらしく、大き目の交差点に何の看板も立っていなくて驚いた。昨日は風雨が強かったから、吹き飛ばされたか。

明日の朝、ヘリウム入りの風船をつけて回る係りがいるので、どうにかするんだろうか。

参加する家の郵便箱にも風船をつけてくれるという。もちろん費用は全員で分担するのだが、こんなに大掛かりになるとは予想していなかった。


            *


タグセールのために今日は休憩したかったのに、こういう日に限って、授業後のクラブ活動があり、学校までお迎えに行かねばならなかった。

さらに、2人とも歯科矯正の予約が入っていた。

往復で45分かかる。待ち時間ももったいない。

でも、この予約は夏休み前から入れてあった。変えてもらおうとしたら、「数週間先になりますけど。」と言われてあきらめたのだ。

長男の空手が終わって、帰宅したら夜9時。

夫は今頃になって次男に寄付用の荷物をまとめさせたりしていた。

「服をまとめておいてくれてありがとう。ところで、中身は何かな。」と夫は探りを入れてきた。もしかして自分の服が捨てられるかもしれないと疑っているのだ。カチンと来た。寄付、寄付と騒いだのは誰よ。

「私と子どもの服だけよ。なんなら、袋を開けて中身を確かめてみたら?」 

「いや、そういうつもりで聞いたんじゃないんだ。」と夫はごまかそうとするが、見え見えである。


<今日の英語>

We are down to the wire.
いよいよです。


今朝メアリが参加者全員へ出したメールより。「さあ、いよいよ追い込みですね。広告も出したし、風船も注文しました。週末はお天気もよさそうです。」 Have a wonderful day!と例によってポジティブに締めくくってあった。



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疲労困憊、でも片づけは続く

2010.09.22 (水)



タグセール顛末記を書くつもりでいたが、なんだかそれどころではなかった。

タグセールそのものは天気もよく、お金を盗まれもせず、意地悪なお客も来なくて、まあ無事に終わった。

(初日の午後遅く、white trash そのものの柄の悪い全員肥満した一家6人がやってきた。母娘ともに高校生のときに母親になったらしい、このあたりでは見かけないタイプ。私はそういう人たちと1分も同席したことはない。彼らだけには、すぐにうちの敷地から立ち去ってほしかった)。

ただし、もっと高い値段にすべきだった。事前によそのタグセールを見学して相場をよく調べておけばよかった。処分することで頭がいっぱいで、判断力が鈍っていたと悟ったときにはすでに遅し。まあ片づけの動機と勉強代と考えよう。

他のお宅は家族総出でタグセールの準備をしていたが、夫はやはり道路わきで救世軍が来るのを待っていた。飲み物と本を片手に、椅子に座って。

ご近所の手前、私は恥ずかしかったが、それは頭から追い払って準備に没頭した。

お隣のメアリはもちろん、お向かいのデビーもわざわざ私のところへ様子を見に来てくれた。

デビーとは15分も立ち話をした。本当に1年か、それ以上も会っていなかったのだ。私は気まずくて、自分からは遠くから手をふるだけだった。こんな付き合いの悪い私に、メアリもデビーもほんとうに優しい。私は隣人には恵まれている。

メアリには、夫が勝手に救世軍を呼んだことを打ち明けてあったので、それについても話を聞いてくれ、彼女は同情にあふれた目で私を見て、ハグした。わたしは涙が出そうになり、他にも夫とのことを話したくなったくらいだった。

彼女はお昼ごろにご主人をピザ屋に派遣して、ご近所にピザをふるまった。これもてっきり割り勘だと思っていた私は、「いくらお渡しすればいいんですか。」と聞いてしまった。

息子たちは予想外に働いてくれた。

特に次男。DSをやりながらだけれど、夫を頼りにできない私にとっては、ありがたかった。長男は宿題の合間に何度か顔を出した。「おかあさん、どう? 売れてる?」「だいじょうぶ?」

一日目のお昼ごろには、儲けは彼らに半分ずつあげようと決めた。

ああいう父親なのに、2人は心根が優しい。


        *


2日目の終わりに、片づけの様子を見に来た夫が悪態をつき、次男をしかって泣かせるできごとがあった。

あるおもちゃを私が売ったせいだ。

子どもたちの記憶にないくらい昔の、プラスチック製のものだったが、夫は次男に「おかあさんにこれを売らせるな。」と言い置いたらしい。でも、私は誰も見ていないときに地下室からそれを持ち出した。別に隠すつもりはなかった。1日目にたくさん売れたので、2日目に品物を追加したのだ。

準備より片づけのほうが大変なくらいなのに、夫はFワードを喚きながら、次男を責めた。次男は泣きながら家に戻ってしまった。

「次男のせいじゃない。ぜんぶ私の責任だから、あの子を怒ったってしょうがないでしょ。」

「いや、あいつにこれだけは売るなと指示しておいたんだ。あれは140ドル、いや120ドルはしたんだ。それをいったいいくらで売ったんだ?!」

「そんなに大事なおもちゃだとは知らなかったのよ。だってもう10年は出してなかったでしょ。そんなにほしいなら、もう一度買います。」

夫は怒りが静まらない様子で、家の中に戻っていった。

長男は黙って見ていた。そして、私に「この箱、どうする?」と片づけを再開した。結局、準備は私と長男、次男の3人だったが、片づけは私と長男の2人だけになった。

ご近所の人に夫の怒鳴り声が聞こえたかどうかわからない。でも、初日の朝、救世軍を待っていた夫は、ご近所ではとっくの昔に変人だと思われていたのだ。疲れとあきらめと目の前の片づけ仕事で、私はもう夫の振る舞いがどうでもよくなった。

翌日は救世軍が残りものを引き取りに着てくれる予定だったので、なんとかまとめなければならない。でも、長男は宿題があったので、1時間ほどで帰らせた。

タグセールが終わったのは午後4時。結局すべての片づけが終わったのは、7時半だった。それから私が立てた看板をはずしに車で出かけた。


         *


初日もそうだったが、1日が終わって家の中に戻ると、がっくりした。

疲れたからではない。あれだけ片づけて週末をつぶしてタグセールをしたのに、家の中にはまだ夫の持ち物があふれていたからである。特にリビングルームにはダンボールがいくつもころがり、仕分けできなかったおもちゃが床に散らばっていた。

私は、家にある不用品(夫はそう呼ばないだろうが)の山をほんの少しへこませただけなのだ。

地下室もダンボールや壊れたものが占領していた。これもゴミ袋に入れて、ダンボールは紐でしばっておかねばならない。

疲れていたはずなのに、私はなぜか片づけを始めてしまった。

このまま一気にどうにかしたいという思いと、少しはスペースが取り戻せたという達成感と、タグセールで刺激されたアドレナリンのせいかもしれない。

今日は水曜日の朝だが、タグセールが終わってからの毎日、私は数時間を地下室で費やしているのである。


           *


私が捨てて夫が怒ったおもちゃは、ヨーロッパの水路をモデルにした Waterway というものだったらしい。

夫は「ドイツ製だぞ!」と叫んでいたが、普通にアメリカで買ったものだ。そんなことを言ったら、任天堂は日本製で、レゴはデンマーク製だ。

まだ長男と片づけていたところへ夫がやってきた。

「40ドル。もう在庫はない。ストックしないそうだ。」と吐き出すように言った。オンラインで調べていたのだ。

「じゃあ、eBay かどこかで探すわ。」と私。

「2回も買う気はないね。ぼくはすでに1回買ったんだから。」と夫は切り捨てた。

たかだかおもちゃで、ここまで怒るのか。だったら、ずっと見張っていればよかったのだ。私はともかく、責められた次男やそれを見ている長男がかわいそうになった。タグセールなんかやめておけばよかったと後悔した。

そして、「離婚」が頭に浮かんだ。

結婚なんてこんなもんだと思っている私は、そうそう離婚は考えない。大学進学を控えた子どもたちのこともあり、仕事をしていない自分の経済的無力のせいもある。

でも、おもちゃのことでここまでしつこく責める夫にはほとほと嫌気がさした。

そして、「夫が死んだら、全部捨てるぞ!」と決意を新たにした。


         *


タグセールで腰は痛くなるだろうと予想していたが、それ以上に左足の裏と両足のすねが痛くなったのには驚いた。

何度も階段を上り下りしたり、1日中アスファルトの上を歩き回ったせいか。ふだんの運動不足がたたった。痩せたというよりはやつれた感じだが、少し体重が減った。

しかし、体は疲れていても、片づけをする意欲は続いている。アドレナリンはどれくらい続いて出るんだろう。このまま一気にやらないと、次はいつになるかわからない。

地下室のオイルタンクや洗濯機・乾燥機がある側からおもちゃを一掃しようと思う。すべて夫がガラクタを溜め込んでいるほうへ動かし、目に入らないようにする。そして、境目にはカーテンを吊ればいい。

私が並べた品物を見て、メアリに「いったいこれだけのモノをどこにしまってたの?」とからかわれたが、「実は、うちにはこの10倍以上のガラクタや古い雑誌や本やコンピュータがあるんです。」とはとても言えなかった。

結婚して以来、私はなんとか「見せられる家」にしようと努力してきた。そのために何度も夫とぶつかり、泣いた。

その苦労がなければ、どれだけ精神的に楽だったか。

夫はタグセールの翌日にヘルニアの手術を控えていた。

麻酔のために私が送り迎えをしなくてはならない。だから、夫もいつまでも怒ってはいられず、ましてや私をシカトすることはできない。

それでも、手術の開始時間について前夜から一騒動あったのだが、それはまた別の機会に書く。


<今日の英語>

Don't worry. It's on me.
心配しないで。私のおごりよ。


ピザの値段を聞いた私に、メアリが言った一言。



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脱力

2010.09.24 (金)



朝、次男が言った。

「おかあさん、あのおもちゃ、あったんだよ!」

「まさか、あの Waterway? ダディがガーガー怒ったやつ?ほんと?どこに?」 

信じられない。

「ぼくたち、昨日テレビ見てたの。ソファに座ってたら、コンピュータデスクの横にあった。」

誰がそこに置いたのかわからない。夫か次男のどちらかだと思うが、タグセールの日はごたごたしていたし、私はあれも売るつもりでいたので、てっきり私か子供たちが外に運び出したと思いこんでいた。でも、それより先にデスクの向こうにしまわれていたらしい。

昨日までリビングルームは箱が占領していたので、隠れていたのだろう。ソファから斜めに見える位置にあった。

気が抜けて、どっと疲れが押し寄せた。

あれだけの大騒ぎをして、次男を怒鳴りまくって、私に嫌味を投げつけていたのに、最初から家の中に置いてあったのだ。

「ダディにあったって言ったの?」

「ううん。」と次男。もうこの件には触れたくないのか。

でも、長男が夫に報告したらしい。

「そしたら、何て?」

「じゃあ、地下室の元の場所に戻しておけって。」

「それだけ?」

「それだけ。」

「怒って悪かったとか、ごめんとか、なかったの?」

「なかった。」

「何よ、それ。」

また、ムカッときた。


        *


夫は自分がどれくらいの剣幕で怒っているか、自分ではわからないのだろう。なんとかビデオに撮る方法はないだろうか。

でも、ともかくあってよかった。

さもなければ、ことあるごとに夫が「あのドイツ製の、もう手に入らない水路セット」を持ち出さないとも限らない。そういう不愉快なことがなくなるだけでうれしい。

箱を開けてみたら、部品は全部そろっていた。見かけはきれいだが、ゴムがどの程度劣化しているかは、水を入れてみないとわからない。

私は箱を閉じて、地下室に運んで行った。このおもちゃは、少なくともあと5年、おそらく7、8年は日の目を見ることはない。

夫が台所へ下りてきたときに、白々しく言ってみた。

Waterway のおもちゃ、あったんですって。子どもたちから聞いた?」

「ああ、聞いたよ。なくさなくてよかった。」

別に私への謝罪の言葉は必要ないですけどね。

夫が生きているかぎり、二度とタグセールをするつもりはない。



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3時間の外出

2010.09.26 (日)



久々に髪を切った。

ふだんは平日の午前中に予約を入れるのだが、今週はジェニーが休みだった。10%引きのクーポンの期限が切れてしまうので、しかたなく土曜日の正午に出かけた。

ヘアサロンはこのあたりで唯一のモールの中にある。

さすがに週末はにぎわう。多少は景気がよくなってきたのか、買い物袋を提げている人たちも多く、平日の閑散としたモールを見慣れている私には人ごみが珍しい。

もっとも田舎のモールなので、たいした人数ではない。これくらいの混雑で疲れては、とても東京の繁華街は歩けない。

私は外出そのものが嫌いなのだが、髪を切ってもらうのも億劫なのだ。だから、3ヶ月は切らなくてもいい髪型にしている。

ジェニーはおしゃべりを強要しないし、腕はいいし、てきぱきとやってくれる。それでも、行く前はちょっと憂鬱になる。それがお客という立場であっても、人と会うことに身構えてしまう。

孤立した生活をしていると、わずらわしい人間関係から開放される。でも、人との接し方が下手になっていく気がする。会話の間合いや心理的な距離の取り方がなんだかおかしいなと自分でも思う。


        *


ヘアサロンでは、つかの間の贅沢を味わえる。日本ほどのサービスは期待できないが、人に何かしてもらう気持ちよさは同じである。

格安サロンなら値段は4分の1で済むが、アメリカの格安サロンは美容学校の練習台みたいなところがあり、不本意な仕上がりにイライラしては節約した気になれないのである。どうせ年4回しか行かないので、これが唯一の贅沢と思って、ジェニーのサロンに行く。ただのチェーン店だが、彼女が目当てで行く。

旅行嫌いの私が唯一行ってもいいと思うのは、滞在型の spa vacation. 

鉱泉のある保養地で、指圧や按摩や整体その他のマッサージをしてもらい、髪や皮膚や爪の手入れをしてもらう。その間、私は本を読むか、映画を見るか、ネットをする。おいしいものを食べる。ただぼんやりする。

誰にも何にもわずらわせられない1ヶ月。1週間でもいい。もちろん、夫も子どもも来てはいけない。

私は観光に興味がないので、どこにも行かなくていいのだ。ヨーロッパ7カ国周遊5日間なんていうツアーにいそいそと出かける人たちとは対極にある。

髪を洗ってもらいながら、そんなことを考えた。現実には、非常にささやかな1時間半だったのだが。


        *


モールに行くのも何ヶ月ぶりかだったのに、フードコート以外はどこのお店にも寄らなかった。

タグセールと救世軍への寄付でモノを減らしたばかりである。家の中には何も持ちこみたくない。もともと買い物は嫌いだが、もしかして何か買ってしまうかもしれない。お店に近寄らないのが一番確実。

でも、せっかく出かけたので、帰りがてら、モール近くで食料品の買出しをした。

店内はわりと混んでいた。ふだんは平日のあまり人のいない時間帯にしか行かないので、雰囲気が違う。こんなに人が住んでいたっけ。

いつもと似たようなものを買い、家に戻るとちょうど3時間経っていた。

子どもたちはパソコンをしていて、夫は電話中だった。

それもいつもと同じなのだが、子どもの習い事以外でこんなに長時間外出したのは久しぶりだったせいか、まだ開放感が残っていた。

家を離れることは、つまり夫から離れることである。夫は週2回のカウンセリング以外はほとんどずっと家にいる。昼夜逆転だし、自室にこもることが多いのだが、夫が家の中に1日中いることに変わりはない。姿は見えなくても、なぜかうっとうしい。

ヘアサロンの時間は、私が自分のために1人になれる時間でもあった。


<今日の英語>

That's just wishful thinking.
それはただの希望的観測だ。


iPadがほかのガジェットを駆逐するという予想に反論した人の一言。「それは甘い考えですよ。Android の売れ行きは急上昇しているし、すぐに市場を独占すると思います。だいたいあなたは Flash サポートがユーザーにとってどれだけ重要か、まったくわかっていないでしょう。」 6年前のラップトップと通話だけできる携帯しかもっていない私には、関係ない話である。



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セルゲイ・ラブロフの英語

2010.09.27 (月)



長男をボランティア先へ送っていく途中、ラジオをつけたらインタビューをやっていた。

ネイティブ・スピーカーの英語ではないのはすぐわかった。ロシア語なまりに聞こえたが、イスラエルとか中国とかいろんな国の名前が出てきて、誰かわからない。私は運転が下手なので、ラジオに集中していてはあぶない。

そのうち、これは国連総会に出席するためにニューヨークに来たロシア外相セルゲイ・ラブロフのインタビュー番組だとわかった。

それにしても、ずいぶん流暢な英語だ。

中間選挙を控えて、アメリカの政治家がぎゃんぎゃんうるさくまくしたてるのに慣れてしまうと、こういう穏やかな話しぶりは新鮮である。

私は政治のこともよく知らないが、ラブロフ氏の話はわかりやすい。かなりゆっくり、ていねいな話し方だ。いかにも頭がよさそうで、冷静で、でも言うべきことはしっかり主張する。

椅子取りゲームみたいに総理大臣が入れ替わり、アメリカや中国に対してまともな外交能力のない日本のニュースを聞くにつけ、こういう有能な政治家と対等にやりあえる人はいるのだろうかと思う。

ヒラリーも、上院議員だったときや大統領選挙中は奥歯にモノが挟まったような話し方をしていた。慎重に言葉を選びすぎたせいかと思うが、それに比べて国務長官になってからの彼女はハキハキしていていい。

オバマも頭はいいんだろうが、押しが足らない。やはり大統領にはプーチンくらいの迫力がほしい。


         *


ラブロフの英語の話だった。

ロシアなまりはあるが、ほとんど気にならない。それに、なまりはあっても、きれいな英語で聞きやすい。こういう洗練された英語が話したいと思う。言語だけではなくて、頭の中身も問題か。

「この人の英語、どう? アクセントがあるけど、間違いがないと思わない?」と長男に聞いてみた。

「うん。英語は正しいよ。うまいね。」

外務大臣をするくらいだから英語はうまくて当然かもしれないが、それにしても上手だ。アメリカに留学でもしていたんだろうか。

調べてみたら、モスクワ生まれだが、父親はアメリカ人だった。でも、ロシア語が母語らしい。バイリンガルの英語ではない。1950年代のソ連でアメリカ人の父親を持つというのはかなり微妙な立場じゃないだろうか。もっとも「父親はトビリシ生まれの、ロシア系アメリカ人」という説明もある。そうだとしたら、まるっきりロシア語環境だった可能性が高い。

ラブロフ氏はモスクワ国際関係大学卒で、海外留学の記述は見当たらない。外交官としては、4年間スリランカに駐在している。どうりで、「ラブロフはロシア語、英語、フランス語とシンハリ語を話す。」とウィキに書いてあったわけだ。語学の才能もあるのか。

10年間国連大使を務めて、2004年からロシアの外務大臣。前任者に比べて、政治的色彩が弱いのだそうだ。それでプーチンにも都合がいいのかもしれない。


          *


と、ここまで書いて、日本の外務大臣の名前が思い出せないことに気がついた。

検索して前原誠司だとわかったが、顔は知らなかったし、民主党代表だったとか、前の国土交通大臣(そんな役職があったっけ。日本を離れてから、省庁の統合にもついていけなくなる)だったとか、ちらっと聞いたことがあるなという程度だった。「粛々と対応する。」と言ったのはこの人だったのか。

私が日本の政治に疎いという点を差し引いても、朝日の見出しだけとはいえ、日本のニュースを読んでいる私がこれなのだから、ふつうのアメリカ人はまず知らないだろう。

前原氏にラブロフみたいな英語を話せとか、あれくらい上手にインタビューをこなせとは言わない。

大平さんは「あーうー」でも、知性派で存在感があったし、有能だった(らしい)。最近はああいう人がいない。どの官僚も影が薄くて、私の記憶に残らない。

ジョージ・モロン・ブッシュみたいなのも困るが、おとなしいだけで無能なのも同じくらい困るのである。


<今日の英語>

Why are you making yourself so crazy?
どうしてそんなにイライラしてるの?


小食な子を心配する母親に友人の一言。子どもが食べないからって、あなたがカッカしてもしょうがない。She'll eat when she’s hungry! (おなかがすいたら、食べるわよ)



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今度はギフトカード

2010.09.28 (火)



オンラインでクレジットカードの明細を見たら、アマゾンのギフトカード75ドルというチャージがあった。

夫がルーマニア人に買ってやったんだろう。

もちろん私には何も言わない。聞いたところで、シカゴの友人ジョーイ(これもオンラインで知り合った)の誕生日だとか何とか、下手な言い訳をするだけだ。

どうしてこういうことをするのか。

75ドルくらい、夫のお小遣いの範疇として知らん顔をすればいいのだろうが、私が節約を心がけているのにこういうことをされると、ガックリする。そして、とても不愉快になる。

ルーマニア人たちがあなたの相手をするのはお金がもらえるからよ、と言いたくなる。

つい先日、クレジットカードの使用額を低く抑えたいと夫に話したばかりだ。

屋根の修理などで手持ちの現金が少ないから、いよいよファンドを売らなくてはいけないかもしれないと言ったのに。75ドルあれば、次男のテニスレッスンを増やしてあげられるのに。

    
           *


夫は、タグセール以来、私が静かなのに気がついている。そして、"Are you ok?" と何度も聞く。

私は説明するのがめんどくさくて、「なんでもない。」とか「まだ体が疲れてるから。」とかごまかす。

でも、私は夫が私に隠れてこそこそとルーマニア人と何かしているのに疲れているのだ。

夫は私がどこまで知っているのか気がついていないらしい。

自分では上手にごまかしていると思っているのだろうが、すべてお見通しである。

私は引きずるタイプで、しかも顔に出る。夫にむかついているのに笑顔は出ないし、おしゃべりもできない。

ヘルニアの手術のために病院へ向かう車中で、「病院は携帯の持ち込みなんかにうるさそうだから。」とぐだぐだ言い訳を並べつつ、最後のメッセージ確認をしていた。そして、助手席のドアにあるへこみに置いた。

そして、手術が終わって、看護婦に支えられてよろよろと車に乗りこみ、最初にしたことは携帯の電源を入れることだった(私はそのときまで夫がどこに携帯を置いたのか知らなかった。子どもの登校時間が迫っていたし、タグセール後の片づけで気を取られていた)。

夫は何も言わずに、携帯のふたをして、ポケットに入れた。すると、着信のトーンが鳴った。

「今、メッセージが入ったんじゃない?」と私はわざとらしく言った。

夫は「そう?」と気のないふりをして、もう一度携帯を開けた。

「ああ、Gだ。手術が終わったら話がしたいと言っていたから。」

G氏は携帯なんかに電話しない。自宅の電話にだって2週間に1回くらいだ。あとはすべてスカイプかメールである。だいたい、朝8時の手術で、午後2時半に退院したら即話をしなくてはならない案件なんかない。

そういうことをするのは、ルーマニア女である。

私はまっすぐ前を向いたまま、夫の白々しい話を聞いていた。


        *


夫の痛み止めをドラッグストアまで取りに行かねばならない。

夫は階段を上って自分の部屋に入ると、すぐにパソコンの前の椅子に座った。

「Gからメールが入っていると思うんだ。頼まれていたこともあるし。看護婦が言っていたけど、動かなければ痛くないんだよ。ずっと寝ているとか、ずっと座っているとか。姿勢を変えると傷に響くだけで。」

ルーマニア人とチャットしたいと顔に書いてあった。

夫は2インチ足らずの切開だった。私は切腹したみたいな大きな手術跡がお腹にある。そんなことを説明してもらわなくても、私は手術後の養生は経験済みである。

手術前夜、つまりタグセールが終わったあとは、「手術をしたら、まともにパソコンの前に座れるまで1ヶ月はかかるぞ。それなのに、タグセールなんてやるから、せっかく手術前に片付けておこうと思ったG氏の書類ができなかったじゃないか!」と Waterway のおもちゃが売られたと思い込んでいた夫は怒り狂っていた。言いがかりである。

2インチ切ったくらいで1ヶ月も座れないわけがないと思ったが、言わせておいた。夫は私に罪悪感を植え付けたかっただけだ。

そして、案の定、夫は手術開始から7時間後にはPCの前に座っていた。私がドラッグストアに出かけるのは、なんとも都合がいいではないか。


          *


夫は、マリウスにお金をあげたいとは言わなくなった。でも、ギフトカードやペイパルでちょくちょく送金しているのは確かだ。

昨日、夫が階下へ行ったときに夫の部屋の前を通りかかったら、ドアは開いたまま、パソコンの画面はつけっぱなしだった。そして、チャット画面が出ていて、ルーマニア人の名前が数人出ていた。

そういうことをしていて、私の体調や気分を気遣う言葉を平然と言える夫の無神経さ。

I love you を毎日のように言いながら、あっさり離婚する人たちがいる。あれは本当に口癖になっていて、気持ちなんかなくても言えるのだ。そんなに言葉が重要なのか。心が伴わなくて虚しくないのか、不思議だ。

私は夫に「大丈夫か。」と聞かれなくても一向にかまわない。上っ面の言葉より行動が大事なのだが、夫はそうではないらしい。




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立て続けに医者通い

2010.09.29 (水)


昨日もまた3時間外出した。

歯のクリーニングのついでに、子どもたちの服や靴を古着屋に持って行き、大きな店で食料の買出しをした。

私は歯が悪いので、3ヶ月に1回クリーニングをしてもらっている。昨日はレントゲンも撮った。前回の撮影からすでに1年経っていたのだそうだ。

今回からデジタルで、その場で私も見ることができた。ドクターCは、「骨がしっかりしてますよ。」とうれしいことを言ってくれた。もしかしてインプラントでもすることになって、骨が弱かったらできないだろうと心配していたから、ほっとした。ありがたいことに、まだインプラントの必要な歯はない。

前々から指摘されていた奥歯の詰めものについては、別のドクターFに診てもらうようにとのことだった。ドクターCは歯周病の専門医なので、そういうことは近所のドクターFに回す。

あの詰めものは日本で30年も前に入れたものだ。今まで持ちこたえたのが不思議なくらいである。

次のクリーニングは12月末になる計算だったが、1月にしてもらった。ホリデーにどこへ行くという予定もないが、夫の歯科保険は年2回のクリーニングしかカバーしてくれないので、先延ばしした。

夫の会社の健康保険は、毎年1月1日から12月31日までの期間で適用される。

毎年秋に翌年の保険を登録するのだが、今度はどうなるのか。

夫はいまだに休職中で、給料は半分になったが、健康保険はそのまま使えている。でも、長期療養期間はたぶん2年間なので、来年の3月か4月には終わる。そうなると、保険も変わる。

その時点で、夫が復職するのか、あるいは復職するふりで規定の1ヶ月間は会社に行き、やっぱり仕事がないからと退職するのか。これまでアドバイザーとしてちょくちょく手助けしていただけのG氏のスタートアップに本格的に参加するのか。そうすると、夫は単身赴任するのか。

これから半年くらいの間にいろんなことが変わりそうで、私は不安になる。


          *


タグセールの前にほこりで喘息まがいの咳が止まらなくなり、主治医に診てもらった。そのフォローアップが来月ある。それとは別に、健康診断の時期でもある。

もうすぐ婦人科検診もマモグラフィーも眼科医の検診もある。歯の詰め物も見てもらわねばならない。テニスひじについても専門医に行くように主治医から指示された。もしかしたら、リハビリが必要かもしれないと言う。

毎年、10月11月はこうやって医者通いが増える。

特に今年は確実に保険のあるうちに済ませないと、年明けに万が一保険が切れたら大変な出費になるので、先日まとめて年内の予約を入れた。

アメリカの医療保険改革は結局どうなったんだろう。

仮に夫が失職したとして、18ヶ月は Cobra が適用されるはずだが、保険料は全額負担になる。これまでは会社が半分以上出してくれていた。解雇かレイオフが条件ならば、夫はやはりいったん復職して、レイオフの通知を待つしかないのか。

G氏の会社は始まったばかりで人数も少なく、健康保険はない。みんな個人で入っているらしい。

大病をすれば、ちょっとばかりの貯金はすぐなくなる。心身ともに健康であるだけでどれだけ経済的に安心できるか。

夫の躁うつ病治療は止められないが、私の抗うつ剤はどうする? 20ミリグラムの錠剤を半分ずつ服用すれば、2倍長くもつ。しかし、それでうつがひどくなったら元も子もないと迷う。


          *


久しぶりに3時間の外出をしたと書いたら、「まるで囚人」というコメントが届いた。

それが普通の感覚かもしれないが、私は別に夫に外出を禁じられているのではない。買い物だって夫にお伺いを立てることもなく、勝手にしている。

ただ出かけたくないだけである。引きこもりではなくて(状況は似ているかもしれない)、単にめんどくさい。

だから、アメリカに20年以上住んでも行動範囲は非常に狭い。NYに来たばかりの駐在員の奥さんたちのほうがよっぽどあちこち出歩いている。

私は働いてもいないし、友だちもいない。知り合いはいるが、つるんで出かける相手ではない。

出かけるのが好きな人たちから見たら、ありえない生活かもしれない。

でも、私はアメリカに来る前からずっとそうだった。子どものころからそうだったので、こうやって見聞を広めないまま、一生を終えると思う。

それで悲しいとか困るとかいうことはない。


<今日の英語>

We'll see.
そのうちわかるでしょう。


歯科医院でかかっていたラジオ番組で、一帯に竜巻警報が出ているというニュースが流れた。竜巻がほとんど起こらない地域なので、歯科衛生士のお姉さんは「まあ驚いた。でも、どうかしらね。」といぶかった。



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ルーマニア再燃

2010.09.30 (木)



昨日の夕方、「子どもたちが寝たあとで話したいことがある。」と夫が言った。

そういう改まった切り出し方をされると、私は身構える。

精神科医から戻ったばかりだったので、躁鬱病の治療のことかもしれないと思った。投薬がうまくいっていないんだろうか。職場復帰を勧められた可能性もある。精神科医の診断書があるから長期療養が認められたのであって、もう仕事に戻るべきだと言われたら従わざるを得ない。

あるいは、子どもに聞かれたくない話題だったら、セックス(レス)の話か。夫はもう私とはやる気がないと、この間電話で誰かにしゃべっていたではないか。いったい今さらどうしようというのだ。ああ、うっとうしい。

でも、私はなんだか疲れて、9時前に寝てしまった。

夫はたぶん夜中ずっと起きていて、早朝に寝入ったらしい。6時半に台所に下りていくと、カウンターに「午後1時半に起こしてくれ。」という書き置きがあった。それまでずっと寝るつもりだ。

夫は昼夜逆転生活を変えると何度も宣言しながら、一向に改めない。私はもう何も言わない。

私は子供たちを送り出し、片づけをしたり、ネットをしたりした。あっというまに1時になり、あと30分で夫を起こす時間だと思ったら、夫の部屋から電話をかける気配がした。今日のカウンセリングをキャンセルしたらしい。

つまり、夫は出かけない。

よくあることだ。カウンセラーには毎週予約があるのに、これまでもちょくちょく直前になって取りやめている。雪が降ったとか、夜眠れなかったとか、気分が優れないとか。ただの言い訳だ。

カウンセリングを信用していない私は、つまり、そんなにあっさりキャンセルできるくらいのものなんでしょ、と言いたくなるが、自分の中にしまっておく。


         *


私はわざと知らん顔していた。夫の話したいことが何であろうと、私から水を向けることはしない。

夫はヨロヨロと芝居がかって私の部屋にやってきた。そして、「きみはこの話は聞きたくないと思う。怒ると思うけど。」と切り出した。

躁鬱病の話でもセックスの話でもない。お金か。ルーマニア人にあげるお金だ。むかむかしてきた。

5月半ばに800ドルを送金してから、夫は現金を用意してくれとは言わなかった。もちろん、表立ってはしていないだけで、75ドルのアマゾン・ギフトカードとか、ブカレストの花屋へのチャージとか、あるいは私には見えないペイパルとか、ちょくちょくと小額のお金が出て行っているのは疑いようがない。

しかし、夫はマリウスが強盗にあって家賃のためのお金を盗まれただの、体育の授業で転んで歯を折っただの、ありえない理由を重ね、「これが最後だから。」とあのとき確約したのだ。

「あれが最後だって約束したでしょう。」

「だから、交換条件を出してるんだ。毎週マスターカードに75ドルのチャージがあるだろう。あれを2ヶ月止めるよ。その代わり、600ドルの現金を都合してくれないか。彼らの年収は300ドルなんだ。その2倍を渡したい。」

この人はいったい何を考えているんだろう。

私が調べたかぎり、あのチャージはアダルトサイトに関係がある。それも1週間に1回より頻繁で、5日に1回といったほうが正しい。でも、あれはあくまでも夫が自分のために使っているお金だ。それを我慢してまで、ルーマニア人に現金を送りたいのか。

「75ドルの件はもちろんやめてほしいけど、そうでなくても今はキャッシュが足らないってこの間言ったでしょ。だから、次男のテニス・レッスンだって今月と来月は週1回にしたんだし、長男の自転車だってまだ買ってない。だいたいあの子はあと2年で大学に行くんじゃないの。なんでルーマニア人にあげなくちゃいけないのよ。ただのタカリでしょ。うちのことを考えてよ。」

冷静に説得したつもりだった。でも、この会話はもう何度もしているのだ。空しくなった。

「それは考えてるよ。でも、彼らの家が燃えてしまったんだ。つい建てた家で、しかも赤ん坊が生まれたばかりなんだよ。」

「なんで苦学生が家を建てられるわけ? お金もないのに、どうして子どもを生むのよ。身の丈にあった生活をしないからいけないんじゃないの。」

「学生じゃない。どうやって家を建てかは知らない。」

「マリウスは学生なんでしょ。じゃあ、誰よ。それにまず家を建てるだけのお金はあった人たちでしょ。」

夫がまたうそを並べ立てている。

「マリウスじゃない。彼の友だちっていうだけで、名前は知らない。ともかく、できたばかりの家が火事で燃えて、奥さんもひどくやけどしたんだそうだ。でも、お腹の子どもに障るからって、麻酔なしで手術したっていうんだよ。」

「なんでそんなありえない話を信じるの? この間は強盗に会って、歯が折れて、今度は火事と手術? ずいぶんタイミングがいい人たちね。だいたい名前も知らない人に600ドルもあげるなんて正気の沙汰じゃないわよ。だいたいこの間のアマゾンのギフトカード75ドルを送ったばかりでしょう(夫は、あれは誰かの誕生日だとかなんとか言った)。ブカレストの花屋のチャージもあったし、せめて私にわからないようにしたらどう?」

夫は私が何を言おうと、600ドルを送るつもりだ。それがわかっていても、言わずにはいられなかった。

そんなことを強行しようとする夫も、それを阻止しようと必死になる私自身も情けなくなってきた。

「だいたい私には彼らと話もさせてくれないじゃない。うちにはお金がありませんと私の口から言わせてくれないじゃない。」

「きみが彼らを怒鳴りつけそうだからだよ。彼らの名前は聞いておくよ。赤ん坊の名前も必要かな。」

「名前なんかどうにでも言えるでしょう。その人の住所を教えてよ。送金するなら住所も電話番号もわかってるはず。」

「それは教えられない。それに彼らがお金を要求しているんじゃないんだ。」

こんなやり取りを30分もした。私は涙が出てきた。

マリウスの学費や強盗事件から始まって、今回の与太話もすべて夫の作り話だ。

これはただの送金じゃない。

夫はルーマニア人と何かやっているのだ。それが何かわからない。マリウスは男だけれど、他に少なくとも3人か4人のルーマニア女性らしき名前がチャットや携帯に出ていた。アダルトサイトでも作っているのだろうか。でも、そんなに大金がいるだろうか。

「私がこれだけいやな思いをしているのに、あなたにとってはそれよりルーマニア人にお金をあげるのが大事だってことね。子どもたちの習い事や大学のお金よりも、ルーマニア人に恵んでやりたいわけね。」

夫は私が怒っているのはわかっているし、家のお金が大事なこともわかっていると言った。でも、口先だけだ。本当にわかっているなら、こんな話を出すはずがない。


            *


夫はまた念書を書くと言う。

でも、同じように勝手な修正条項を加えて、約束を反故にするだろう。何度もそんなことをされては信用できないと夫に言った。

ルーマニアへの送金だけでなく、夫のすべてが信用できなくなるという意味だが、夫はわかっていない。

夫がドアに鍵をかけることや、子どもたちがそれを見てどう思うかということも話した。でも、夫は「じゃあこれからドアをロックしないようにするよ。それでいいだろう。」となげやりな返事をした。問題の本質は鍵をかけるかどうかではない。

夫は私がお金の心配をしていることは知っていると言う。私は毎月の収支を見せた。夫の給与が半分になってから、収入に対するローンと固定資産税の割合がどれくらい上がったかも見せた。

でも、夫の頭の中はルーマニアへの送金しかないのだ。

「だから、仕事を探そうとしているんだ。」と夫は言う。

G氏の手伝いをするのも、もしかしたらそちらで雇用してもらえる可能性があるからだ。でも、今の会社の誰からも電話がかかってこない。メールかチャットをしているのかもしれないが、復職できるポジションがあるという話はまったく聞かない。

夫はタグセールをやりたくなかったのに、私がやりたいというからやらせてやったと言う。だから、それと600ドルでチャラにしようと言う。

「チャラになんかならないでしょう。私はメアリに返事をする前に、あなたに聞いたんだから。もし反対なら、そのときはっきり止めたらよかったじゃない。それに、売ったのはほとんどが家のものか私のものか子供たちのものだったのよ。あなた個人のものじゃない。だいたいあなたは私のものを勝手に寄付したくせに。私はあなたの椅子でもマグカップでも許可を取ったでしょう。」

タグセールを手伝わずに、勝手に救世軍を呼び、口だけ出して、おもちゃが一つ売られたのどうのと怒鳴りまくっていた夫を思い出した。それ以外にも、私が並べたものからいくつも家の中に戻していた。どれも15年以上しまいこんでいたものや薄汚れたものだ。

そういうものを後生大事に抱え込む人間といっしょに住むストレスは、経験しなければわからない。

私は夫がルーマニア人とチャットしていることや彼らが携帯にかけてくることも夫に指摘した。洗いざらいとまでは行かないが、この際、言いたかったことは言った。

でも、夫の決心は変わらなかった。

そして、私は誰にもこんな話ができずに、こうしてブログに書き綴る。




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