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<今日の英語> 2010年4月掲載

2010.05.02 (日)



4/1/10
You can’t have it both ways.
両方とも手に入れることはできない。

4/3/10
They think they can ride this out.
彼らはこれを切り抜けられると思っている。

4/4/10
We've finally turned the corner.
我々はついに難関を脱した。

4/7/10
I think it's set.
くっついたと思う。

4/8/10
There are some loose ends to tie up.
いくつか片づいていないことがある。

4/9/10
They racked up huge phone bills.
彼らの電話代はひどくかさんだ。

4/12/10
You are testing my resolve.
親の決意を試してるだろう。

4/14/10
How do I cut him off without being rude?
失礼にならないで彼のいやな行動をやめさせるには、どうすればいいですか。

4/16/10
Let me get this straight.
このことをはっきりさせておこう。

4/19/10
There’s no one to blame.
誰のせいでもない。

4/20/10
It would be a bummer if they strike.
ストライキされたら、参るなあ。

4/21/10
Did I say your name right?
お名前はその読み方で合っていましたか。

4/23/10
What took you so long?
どうしてそんなに時間がかかったんだ。

4/24/10
Will you think it over?
考え直してくれませんか?

4/25/10
I feel wired.
ピリピリしている。

4/27/10
Are you around?
そのへんにいるのか?

4/29/10
You can’t make this stuff up.
でっち上げじゃない。

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戻ってきた小包

2010.05.03 (月)


郵便受けの中に小さめの段ボール箱が入っていた。

日本から?と一瞬喜んだけれど、いつもはゆうパックか封筒だからちがう。夫が本かゲームを注文したのかなと思い、箱を引っ張り出した。かなり大きい郵便受けなのに、ギリギリに入るくらいの大きさ。

ラベルに Romania と書いてあった。ルーマニアからいったい何を送ってきたんだろう。

でも、よく見ると、これは夫の字だ。Romania は宛先のレベルで、Felicia という女性の名前がある。箱の左上には、発送人である夫の名前と住所が貼ってあった。

夫の出した小包が戻ってきたらしい

箱をひっくり返すと、フランス語で項目がいくつか書いてあり、Non Reclame に印が付けてある。受取人が取りに来なかったということだ。航空便でアメリカを出たものの、ルーマニア国内で行方不明になったか、住所が間違っていたか、受取人に通知できなかったのか。

ともかく、受取人の手元には届かず、保管期限が切れて返送されてきた。消印は1月18日。この箱は3ヶ月以上かけて大西洋を往復したらしい。

関税の書類には夫の字で electronic calculator つまり電卓と書いてある。

ルーマニアにだって電卓くらい売っているだろうに。いや、平均月収が250ドルの国である。電卓はぜいたく品なのだろうか。

もしかして、先日夫が郵便局に1人で行ってきたのは、この荷物が届かなくて再度送るためだったのかもしれない。

それにしても、電卓一つにしては箱が大きいし、軽い。

箱にはアマゾンのロゴが書いてあり、夫はかなりきっちりテープをしてある。どこかの税関が開けた形跡はない。

        *

ふだん郵便物を持ってくるのは長男の役目だが、たまたま私が何の気なしに取ってきた。偶然にしては出来過ぎである。

私はすぐに夫に見せずに、いったん車のトランクに隠すことにした。

そのまま夫に渡すこともできるが、こういう証拠品が手に入る確率は低い。せっかく誰にも知られずに入手できたのに、あっさり引き渡すのはもったいない。

荷物の中に手紙でも入っているかもしれない。関税書類に嘘を書くとは思えないから、たぶん電卓だろうが、気になる。

日本から来る荷物も、ごくたまに開封されたあとがある。このルーマニア行きの荷物が開けられてもおかしくない。とくに、引き取り手がなくおそらく1ヶ月は保管された荷物である。

私が開けてみて、また封をしたらバレるだろうか。

夫は、まさか荷物が返送されたとは予想していないと思う。慌てることはない。この箱はしばらく隠しておいて、どうするか考えよう。

      *

夫が大金持ちならば、毎月1万ドル送っても私はたぶん気にしない。

大金持ちでなくても、もし子どもが独立していて、夫が以前のようにフルタイムで働いていれば、嫌味を言いつつ、おそらく見のがしてあげる。

1ヶ月に500ドルあげたとして、1年で6000ドル。非常に惜しいが、今でも払えない額ではない。株価が少し上がればそれくらいは(紙の上だけの話だが)わりと簡単に儲かる。

お金のことは一切私に任せている夫でも見当がつくはずで、だからこそ1回に500ドルなのだ。

だいたい夫が療養中なのに、私はいまだに専業主婦のままでぼんやり過ごしている。それでも、たいして貯金を崩さずに生活できる。ふだんから贅沢には縁がないし、私は借金が大きらいで貯金が好き。それくらいの蓄えはしてきた。

でも、外国でほかに頼れる人もない私にとっては、100ドルでも多くお金を貯めたいことに変わりはない。

これというのも、夫が私に隠し事をするからいけないのである

夫の場合、隠し事にはなっていない。私はこれだけ情報をつかんでいるのだ。隠し事の下手な人が何か隠そうとするほど、間抜けなことはない。

私を不愉快にさせてまで送金したり、物を送ったりするほど、夫にとって重要なこととはいったい何だろう。

マリウスと、彼のガールフレンドらしきステフ、そして電卓の受取人であるフェリシアの関係はどうなっているんだろう。マリウスはただの隠れ蓑で、本当はフェリシアにお金をあげているんだろうか。

私に白状しないところからして、夫がなにか後ろめたいことをしているのは確かだ。しかし、夫の作り話もそろそろ限界に近づいている。

      *

タイ女の騒動が起きる前は、こういう隠し事はなかった。

お互いに相手に言わないことはもちろんあったが、率直に何でも話す間柄だった。いまでも軽口をたたくし、思ったことをずばりと言う(ただし、夫婦関係についての話題を除く)が、根本的な信頼関係は失われてしまった気がする。

でも、そういう状態がもう10年も続いているので、特別それが変わっているとも思わないのだ。ブログを読んだ人からコメントをもらって、「世間から見たら、これは普通じゃないのかもしれない。」と気がつくありさまである。

暴力もなく、義理の家族との問題もなく、家のローンがあと3年くらいで終われば借金はない。夫の躁うつ病は落ち着き、子どもたちはゲームをやりすぎだけれど問題児でもなく、健康だし、私は毎日お気楽に暮らしている。

その代償として、これくらいの隠し事はほうっておけばいいのかもしれないが、まだそこまで割り切れない。




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思案中

2010.05.04 (火)


ルーマニアから返送された小包は、夫が午後カウンセリングに出かけている間に開けようと思っていた。

ところが、お昼過ぎに部屋から出て来た夫は、調子が悪いと言ってドクターWにキャンセルの電話をかけた。精神的な落ち込みでなく、胃がすっきりしないという。しばらく止めていたコーヒーかな、薬のどれかと合わなかったかもしれないと独り言を言いながら、また自室にこもった。

小包は私の車に隠してあるのだからガレージでやればいいのだが、もし夫が私を探しにきたら困る。しばらく保留。

今度私が出かけるときにカッターナイフを持って行って、出先でやるのが一番安全かもしれない。

私は夫にあの小包を渡すつもりでいる。捨てたり隠したりするよりは、夫に突きつけたいと思う。夫はおそらく黙って持ち去るだけだろうが。

夫は、私がどこまで知っているのかを知らない

お金をウェスタン・ユニオンで送ったことは白状させられたが、他のことはまだ隠しおおせていると思っている。

でも、私はフェリシアの名前も住所も知っている。2月に夫の部屋で見つけた。

それとは別に、コリナという人の名前も住所も電話番号もパスポートの番号も持っている。これも、夫の部屋にあった紙切れに書いてあった。

      *

夫が機嫌よさそうなときに、さりげなく聞いてみた。

「ちょっとおもしろい統計を見つけたんだけど。」

「どんな?」と興味を示す夫。

「ルーマニアの平均月収は250ドルなんですって。あなたのお友だちは、高級ペントハウスに住んでるんでしょうね。家賃が300ドルなんでしょ。」

狼狽というのは、こういう顔だ

「いや。そんなところには住んでないよ。それに、家賃はここ2ヶ月分だから。」

夫はそそくさと部屋を出て行った。やっと作り話の矛盾に気がついたか。

1ヶ月150ドルとしたって、月収の6割。しかも、銀行口座を持っていないマリウスの収入が平均レベルだという保証はない。

ついでに、ウェスタン・ユニオンの送金レシートを見せてと言おうと思ったが、それはまた別の日にしよう。

       *

先週、長男を空手に送って行きながら、私は300ドル送金の件をまくし立てた。彼らはその件で私がもう何ヶ月も怒っているのを知っている。

口が挟めず、だまって聞いていた長男は、話が一段落すると言った。

誰かに話したら?」

「だから、あんたに話してるんじゃない。」

ぼくじゃなくて、カウンセラーとかさ。」

「なんで? そんなの時間の無駄よ。私、カウンセラーなんかぜんぜん信用してないもの。」

ダディをいっしょに連れて行けば?」

「ダディが白状するわけないじゃない。」

じゃあ、ブログに書けば?」

「ブログには書いてるわよ。」

「じゃあ、それでいいじゃん。まだ誰か読んでるの?」

「読んでる人はいるけど。でも、こんな馬鹿な話、信じる人がいると思う?」

とまた怒りがフツフツとわきあがる。

私は子どもたちを味方につけようとは思っていない。父親が怖い彼らは、注意深く中立の立場を取る。たまには屁理屈を言うこともあるが、口答えしない。夫にそう言いくるめられているらしい。

マムに逆らうな。マムを怒らせるな

そういう本人が一番私の機嫌を損ねている。

子どもたちには小包の件は話していない。彼らは秘密が守れないから。

      *

税関での開封について調べてみた。

アメリカの場合、「開封しました」というメモを入れ、US Customs と印刷された緑色のテープを使って封をし直すのが規則らしい。そういえば、私宛の荷物にもそんなことがあったっけ。ここ数年は何の検査にも引っかからずに届くので、忘れていた。

ルーマニアで開封された場合も、開封した旨のシールを付けるらしいが、どんなものかわからない。

4年前の情報として、ルーマニアへの手紙は届くが、小包は届かないという話を読んだ。価値のありそうなものを抜き取られ、それ以外のものは捨てられると書いてあった。

でも、ルーマニアは2007年にEUメンバーになったから、その後は改善されたかもしれない。ルーマニアの地方へ宛てた荷物がちゃんとNYに戻ってきたことから考えても、そんな感じがする。

うちには透明のパッキング・テープやベージュのマスキング・テープしかない。ちょっと見慣れないテープを買ってきて、それで封をしたらどうかな。ほこりや傷も付けて、いかにもあちこちたらいまわしされましたという感じになるように。


<今日の英語>

Goldman will get a slap on the wrist.
ゴールドマンは軽いおしおきを受けるだけだろう。


ゴールドマンサックスが公聴会で詰問されても、たしなめ程度のことで、結局は金融改革も充分にできないまま、本物の変化は起こらないだろうという悲観的な市民の一言。文字通りには、手首を軽くピシャリとたたくこと。



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ミツワのカタログ

2010.05.05 (水)


ミツワという日系食品店から、メールオーダーのカタログが届いた。

私は何も買ったことがないのに、なぜか40ページのフルカラーカタログを定期的に送ってくれる。「ミツワは全米に8店舗」と書いてあり、そのうちの1つはニュージャージーだが、私は行ったことがない。

食べものだけでなく、日用品や雑誌、家電まで載っているが、カリフォルニアから発送されるらしく、ニューヨークへの送料は高い。しかも、重量によって決まるから、お米なんか買ったら、商品と同じくらいの料金になりそうだ。

うちから高速を1時間飛ばせば小さい日本食品店があるので、ミツワからは買わない。

年を取って運転できなくなったら、そのときはおおいに利用しようと思う。

今のところ、カタログはもっぱら読んで楽しむだけ。日本語と英語の併記はおもしろいし、なかなか勉強になるのだ。

        *

かぼちゃは、Kabocha Pumpkin だし、えのきEnoki Mushrooms. どちらもアメリカでそのままの名前で売っている。うちのような田舎のスーパーにはないが、ちょっと町へ出れば見かける。

かいわれJapanese Radish Sprouts. 英語から想像するとイメージがちがうが、まあなんとなくわかる。

さんま味醂乾しは、Half Dried Pacific Saury with Mirin 私はこんな翻訳は思いつかない。アメリカでさんまを食べたことはない。

麦とろ納豆Mugitoro Natto. これはさすがに翻訳できないらしい。

おもちは、Soft Rice Cake と表示してある。日本食はたいてい何でも食べる夫も、おもちは苦手。あの食感にはどうしても慣れないらしい。

アメリカでライスケーキというと、お米の粒々を膨らませてそれをいくつも固めた丸いクラッカーを指す。大きさは手の平サイズで、厚さは1センチくらい。だから、おもちの翻訳には Soft をつけないと誤解される。

     *

カレー/シチューのところを見ると、ククレカレー中辛レトルトHouse Vegetable Curry Sauce Retort (Medium Hot)と書いてある。

アメリカで Retort という表示は見たことがない。アメリカにはレトルト食品はほとんどないと思う。

たいてい冷凍食品か缶詰、あるいは電子レンジで直接温められるポリエチレン容器に入ったもの。日本のように、お湯を沸かして、そのなかにレトルトパウチを入れて暖めるものはない。少なくとも、一般に行き渡っていない。

ウィキペディアによると、レトルト食品は、

アメリカ陸軍が缶詰にかわる軍用携帯食として開発したのがはじめである。重さや、空缶処理の問題を改善するのがねらいであった。実際に、軍用食として現在も利用されている。

その後、アポロ計画で宇宙食に採用されたことで多くの食品メーカーに注目される。しかし、アメリカでは、当時、すでに一般家庭に冷凍冷蔵庫が普及しており、各種の冷凍食品(TVディナー等)が発売されていたことからまったく普及しなかった(アメリカ食品医薬品局より認可が下りなかったのも原因)。

逆に日本では、当時、冷凍冷蔵庫の普及が遅れていたため、常温で流通、保存できる缶詰にかわる新しい加工食品として期待がかけられた。

英語の retort の意味
を調べると、動詞では、言い返す。名詞ではしっぺ返し、あるいは口答え。科学実験用語ではガラス製の蒸留器具。

アメリカ人にレトルト食品の意味で retort と言っても、たぶん通じないのではないだろうか。なにしろ、モノがないのだから。

        *

日本の食品加工技術と同じくらいすばらしいのが、包装デザインと技術。

容器や袋が簡単に開けられるので、感心する。

ちゃんと切り口がつけてあったり、「ここからお開けください。」と書いてあったりする。ときには、「こちら側はどこからでも開けられます。」 しかも、その通りちゃんと開くのである。

そして、「切り口で手を切らないようにしましょう。」だの「開けにくいときはハサミでお開けください。」だの「暖めると熱くなりますので、くれぐれも火傷にはご注意ください。」だの、まあいたれりつくせり。

それに比べて、アメリカのパッケージは「開けられるもんなら開けてみろ!」と言わんばかりに不親切なのや、工夫のあとがまったく見られないものが標準。

密封用のシールだって、ほんの少し持ち上げられるような部分をつければいいのに、ピチッと表面にはりついていて、結局ナイフでグサッと穴を開けてはがさなくてならない。袋でも箱でも、どう引っ張っても開かないか、開けたら醜く破れる可能性が高い。

Open here と書いてあっても、まともに開く保証はない。かと思うと、一回で使い切りなのに保存用のジッパーが付いていたりする。ちゃんと考えてんの?と言いたくなる。

         *

ミツワのカタログには、商品がすべてカラー写真で載っている。気の利いたパッケージ。ちょくちょく食べられそうな個別包装。適度な分量。

家電のページには、コンピュータ制御らしき炊飯器がずらりと並んでいる。ニューロファジーだの、IH (誘導加熱?)だの、さっぱりわからない。

うちの炊飯器は、Cook (炊飯)と Warm(保温)、それとON/OFFスイッチしかない、20年前のシロモノである。しかも、私だけのときは電子レンジで2合炊くだけだから、子どもたちがたくさん食べるカレー以外には出番がない。

カタログにはうちのと同じような炊飯器が30ドルで載っている。そのすぐ下には最新式らしい500ドルのもの。印刷ミスじゃないかと思うが、他にも300ドル以上のものが載っているから、たぶん500ドルで正しいんだろう。

こういうハイテク炊飯器なら、もっとおいしいご飯が炊けるんだろうか。

ここまで楽しめる無料カタログは、すぐには捨てない。

郷愁というには即物的すぎるが、明治ミルクチョコレートやいちごミルクキャンディの昔どおりの写真を見れば、やっぱりなつかしい。


<今日の英語>

It looks like you have done a wonderful job with her.
すばらしい子(犬)に育てましたね。


犬を甘やかしてしまって、1歳になるのにまだ散歩で引きずられて苦労している人が、訓練士にしつけのやり直しを頼んだ。「この犬は人間を信じているし、生き生きしてますよ。」と、飼い主の気持ちを読んだような励ましの一言。



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全米お祈りの日

2010.05.06 (木)



5月の第1木曜日は National Day of Prayer なんだそうだ。

18世紀に議会が提案し、1952年に法制化されたが、当然のことながら違法だと訴えられた。

先月、ウィスコンシン州の連邦判事が違憲判決を出した。さかのぼればトマス・ジェファーソンも、「アメリカ大統領には、国民に対して宗教的な行いを指図する権限がない。」と反論した。

レーガンとパパ・ブッシュは任期中に1回だけ特別なイベントを開催したが、ジョージWは任期中に毎年やったそうだ。戦争をしかけておいて、なにをお祈りするわけ? 

オバマも大統領告示を出すという。

政教分離が原則のはずなのに、子どもにはキンダーガーテンから毎朝の Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)で Under God を斉唱させるし、大統領はスピーチの後に必ず God bless you and God bless the United States of America という国である。

ビル・クリントンとモニカ・ルインスキーの火遊びがばれて騒動を引き起こしたとき(私はクリントンも馬鹿な男だとあきれたが、政治的能力とは無関係なことなので、あとはヒラリーと話し合ってくれと思っただけ)、日曜日に教会から出てくるクリントン夫妻の姿をテレビで見て、アメリカ大統領たるもの、いかなるときにも教会に行くところをPRするのだと思った。

そういえば、ジャクソン師(こやつも怪しい)がクリントン一家にスピリチュアル・カウンセリングとやらをして、いっしょにお祈りをしてあげたんだった。

無宗教の大統領は、イスラム信者の大統領と同じくらいありえない。

子どもたちが学校でお祈りなんかさせられたら、私は校長に抗議する。さすがにミドルスクールやハイスクールでは子どもにも知恵がついているから、あからさまにお祈りはさせないだろうが、帰宅したら聞いてみよう。

      *

組織化された宗教はうさんくさい。

ご近所のおばさんたちにこんなことを言ったら、総スカンをくらうかもしれない。それほど熱心に教会に通っている人たちではないが(日曜日は子どものスポーツやお出かけで忙しそう)、なにかあると、とたんに熱心なクリスチャン(および愛国者)に変貌するのである。

そのくせ、ここまでけなすのかと驚くくらい、お互いの陰口合戦をする。

汝の隣人を愛せよじゃなかったの?

もちろん、私はそんなことはおくびにも出さず、こうやってブログに書き連ねるだけである。

あるいは、夫や子どもに「なぜ私は宗教が嫌いか」ということを表明する。

彼らはすでに充分承知しているが、こんなふうに「お祈りの日」なんて話をニュースで聞くと、あーやだやだ、この国はそういうとこがいやだわー、アメリカってどうしてこうなのかしらと言わずにいられない。

夫は子どもの頃、毎週メソジスト派の教会へ連れて行かれたのに、今は何もしていない。

もし夫がカソリック教徒だったら、「私は、妻にないしょでルーマニア人へお金や物を贈っています。妻を不安にさせる罪深い私をおゆるしください。」とかなんとか、司祭に懺悔しに行くんだろうか。

それで、献金して免罪符をもらってチャラ?

       *

少し前にカトリック教会での性的虐待について記事を書いたら、いろいろコメントが来て驚いた。私のくだらない独り言なんかほっておけばいいのに、皆さんの時間がもったいないじゃありませんかと思った。

例によって、公開コメントと同じ数くらい、非公開のものが届いた。

他の人のブログは知らないが、私のブログはそんな傾向がある。宗教以外のテーマでも同じ。公開しても支障がなさそうなのがほとんどだが、なぜか私だけが読めるようにしてある投稿が多い。

私は返事をしないので、コメントしてもおもしろくないだろうに、私が書きたいのと同じように、自分の考えをどこかで表明したい人がいるのかなと思う。

こうやって自由にブログを作り、コメントできるこの国でよかった。私は、言論の自由のない某国には住めない。

      *

それにしても、「全国お祈りの日」は取り消すべきである。

お祈りしたい人が各自あるいはグループでやるのはどうぞご自由に。ただし、私に押し付けないでもらいたい。

そういうことを言うと、「あなたやご主人やお子さんが病気になったときに、神様にお祈りするんじゃありませんか。」と聞かれる。

答えは「祈りません。」

誰に対しても、私は祈るということをしない。無理にしないのではなくて、そういう考えがまったく思い浮かばないのだ。

病気や怪我をしたときは、ともかく医者に連れて行こう、専門家に診てもらおう、それだけだった。神様(それが何かという問題はさておき)に頼もうとは思わなかった。

ネットが使える今は、情報収集をする。祈りで状況は好転しない。祈りで病気は治らない。

タイムズスクエアに爆弾をしかけたイスラム教徒がつかまったが、1日5回もお祈りしながら大量殺人を企んでいたわけで、まったく狂信的信者は迷惑千万。

ついでに、無神論者グループというのもおかしい。どうして群れたがるのかわからない。そんなところでも、みにくい内部抗争が起きるのだ。

お祈りの日には無神論者の団体が抗議集会を開いたり、デモをするらしいが、ひきこもりの私はそんなめんどくさいことはやらない。

ブログでぶつぶつ文句を言うだけである。

【関連記事】
神の代理人? 2010.04.03



<今日の英語>

Would you brew me a cup of tea?
お茶を入れてくれないか。


台所に下りていくのが億劫な夫が、私にお茶を頼んだときの一言。ふだんは make と言うが、なぜかたまにbrew ともったいぶる。そう言われても、葉っぱをティーポットに入れるのでなく、ティーバッグで簡単に出す。でも、夫は気にしない(気がつかない)。



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躁鬱の波

2010.05.07 (金)



昨夜、夫が「なんだか気分がすぐれない。薬を戻さないとだめかな。」と暗い顔で言った。

私は夫がどんな薬をどれくらい飲んでいるのか、わからなくなってきた。

保険会社と提携しているメールオーダーの薬局なので、「そろそろリフィルの時期です」というメールが私宛に届く。郵送で間に合わないときは、近くのドラッグストアに処方箋を持っていくのだが、4回目からは割高になる。だから、なるべく早めにオンラインで注文するようにしている。

さすがに薬の名前は覚えたが、睡眠薬以外はどういう効能なのかすぐ忘れてしまう。効果が思わしくないと種類や用量をしばしば変えられるので、始末が悪い。
 
       *

薬は精神科医であるドクターGが処方してくれる。

彼はネットワーク内の医者で、会社のメンタルヘルス・サービスに紹介された。ネットワークに所属していない医者よりずっといい条件で保険が使える。車で25分だから、それほど遠くない。

しかし、これだけの投薬をしながら夫の躁鬱状態がいまひとつ安定しないので、私はドクターGに対する不信感が拭いきれない。

毎週1回たった15分の診療である。

精神科医といっても、カウンセリングでなくて、もっぱら処方箋を書くのが仕事。カウンセリングは心理学者のところでやる。

それにしても15分は短い。

1回あたり15分で250ドルの請求が来るが、保険会社は125ドルまでしか認めない。そのうち夫の自己負担分は25ドル(去年までは15ドルだったのに、大幅値上げ)。

保険のない人は250ドルを自腹で払うんだろうか。4回で1000ドル。その支払いが心配で症状が悪化しそうである。

      *

夫にカウンセリングを行う心理学者ドクターWのオフィスは、車で15分。

1回のセッションが40分で150ドル。ただし、保険会社は85ドルしか認めない。夫の自己負担分は17ドル(これも去年までは15ドルだった)。

ドクターWはMDではないので、処方箋を出す資格がない。そのために夫は両方の医者にかからねばならない。しかし、双方の医者が特に連絡を取り合っているふしはない。

夫の性格からして、あらいざらい打ち明けることはしないだろう。それじゃあカウンセリングの意味がないと思うが、夫はわりと真面目に通っているのだ。

もし私がカウンセリングに行くなら、タイ女のこともルーマニアのことも夫が自室に鍵をかけることもセックスレスのことも、ぜーんぶぶちまける。

そんな私から見ると、夫のカウンセリングはごく表面的に思える。

        *

夫が朝早く台所に来た。眠そうだが、そんなに落ち込んでいるようではない。

昨日の今日なので、気分はどうかと聞いてみたら、「睡眠不足だったのかな。寝たらよくなった。疲れていたのかもしれない。」

なんだ、その程度のことだったのか。

ウツウツとしていると言われたら、ルーマニアの話は持ち出しにくい。私にこれ以上追求されないための芝居じゃないかと疑いたくなる

私は精神的に落ち込んでも、夫には言わない。

もっとも、夫は私の顔つきや態度でわかるらしく、「どうした?どこか悪いのか。」とよく聞く。答えるのもめんどくさい私は「なんでもない。」 夫は「いや、それはなんでもないっていう顔じゃないよ。どうした?」としつこい。「なんでもないって言ったでしょ。」と追い払う私。

それでもしつこいときは、お腹が痛いとか、花粉アレルギーがひどいとか、猫に起こされて眠いとか、適当に理由をでっち上げる。

私は昔からそうで、そのかわり夫の様子についても聞かないし、だいいち気がつかない。それで、夫は私が無関心だと決め付ける。

無関心なのは確かだが、夫に対してだけでなく、他の人にもたいして興味がわかないのであって、その事実をいいかげんに夫も覚えればいいのに、ときどき私がその点を指摘してやらねばならない。

しかも、ER以後は前よりはるかに注意を払っている(つもり)なのである。

極端な躁鬱状態が現れないところを見ると、効かないようでも薬は効いているのかもしれない。誰でも気分の浮き沈みがあると思えば、多少の波はむしろ正常じゃないだろうか。


<今日の英語>

Please leave this as it is.
これをそのままにしておいてくれ。


台所のテーブルの上に、キャセロールが斜めに置いてあり、こんなメモが添えてあった。ときどき夫は奇妙な仕掛けをする。私はすぐ片付けてしまうので、触らないでほしいときは夫はこうやってメモを残す。グレービーから脂肪分を取り除こうという試みか。



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 |  医療  |  コメント(2)

いい声と話し方

2010.05.08 (土)


こんな風に話せたらいいなと思う人が2人いる。

1人は、チンパンジー研究者のイギリス人 Jane Goodall.

76歳なのでちょっとしわがれてきたが、彼女の落ち着いた話し方がいい。若いときのビデオでもとても穏やか。気負いも飾り気もない。研究や動物に対する情熱と忍耐が伝わってくる。

もう1人は、NPRラジオのベテラン・ジャーナリスト Nina Totenberg.

彼女はニューヨーク生まれ。法務が専門なので、最高裁判事のやり取りなどを声色を混ぜつつレポートするのだが、難しい話なのになぜか楽しい。声が明るい。

明瞭でわかりやすい、ゆっくりめの英語。自分が何を話しているのかよくわかっているという自信が漂う(持ち上げすぎかな)。声だけでファンになった。

若い声だが、66歳。彼女が出ると、ながら視聴をやめてちゃんと聞く。

彼女のジャーナリストとしての能力を判断するほど、私はものを知らない。単に声と話し方に好感を持っている。

日本人でこういう対象が見つかればいいのだが、思いつかない。

         *

醜い顔は目をそむければ見えないが、悪声は届く。

なぜかアメリカではアナウンサーでも声の悪い人(声の質が悪い、発音がはっきりしない、しょっちゅう原稿につまづく、奇妙な癖がある、など)がいる。

外見がよくても聞きづらいと消す。車の中で、「この人、声がよくない。」と言ってはラジオのチャンネルを変える。だみ声を聞くと、口直しならぬ、耳直しをしたくなる。

子どもたちは、「お母さんの基準が厳しすぎるんだよ。」と言うが、私は耳障りな音や声にはこらえ性がない。騒音もだめなので、アパート暮らしには向かない。

音感もよくないし、歌も下手だし、そんなに音楽が好きなわけでもない。単に神経質な性格が災いしているだけかもしれない。日本の駅のホームやデパートのアナウンスは、時として拷問に近い。

しかし、耳栓もうっとうしいのだ。耳栓をすると、かえって聞きたくないその音だけが聞こえたりして(たとえば、夫の口笛)、発狂しそうになる。

だから、夫には「口笛やめて。」と言い、子どもたちには「テレビを消して。音を下げて。」と命じ、プレイデートに来る子のお迎えが待ち遠しいのである。

        *

もう1人、声だけ聞いてファンになった人がいた。正確には、たった1つの文章を読む声だった。

数年前、BBC ワールドサービスでは、時報の前に各国のアナウンスを入れていた。"This is the BBC World Service from..." というせりふを現地の人が読む趣向である。

それぞれのアクセントや特徴がおもしろかった。ニューヨークは早口でピシッとして、ロサンゼルスはサラリとしてお気楽な感じだった。英語圏だけではない。上海とかサンパウロとかソフィアとか、その日によって3~4か所が選ばれた。

その中で、モスクワの男性が実にいい声だった

低すぎず、高すぎず、適度な響き、つやがあり、クールな色気と包容力を感じさせた。ロシア風のアクセントがまたよかった。

私は from Moscow を心待ちにしていたが、毎日ではないし、時間によって出る国が違うので、なかなか難しかった。

あとでわかったことだが、彼はアナウンサーではなくて製作スタッフで、番組を持っていたのではなかった。ある日、オフィスでたまたまアナウンスの録音を頼まれただけらしい。

いつしか無機質なロシア女性に代わってしまい、録音しておけばよかったなあとがっかりした(今はもうやっていないと思う)。

しばらくして、それは私だけではなかったことがわかった。

リスナーからの問い合わせに答える番組の中で、「彼のファンの皆さん、ご心配なく。Mr. Moscow はまだBBC モスクワ支局で働いています。」という報告がなされた。

彼は思いがけない反響に驚いたということだった。名前も公表されたが、忘れてしまった。

声だけでモテる人はいるのだ。Mr. Moscow の声は密かに人気を博していたらしい。彼に番組を持たせたら、視聴率があがったのにと思う。

ネットで探せば顔写真が見つかるかもしれないが、美化したイメージと違っていたらいやなので、声だけで想像するに留めている。


<今日の英語>

It hasn't really sunk in yet.
本当にまだピンと来ません。


記録的なスコアを出した石川遼のコメント(の英訳)がNYタイムズに出ていた。大きなニュースだったらしいが、私はゴルフには興味がないのでわからない。日本語の新聞には、「自分が優勝したのが信じられない。今の段階では重みも分からず、実感もない。」と書いてあった。sunk は sink (沈む、沁みこむ)の過去分詞形。



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小包の中身

2010.05.10 (月)


「受取人が引き取りに来なかった」としてルーマニアから返送された小包を開けてみた。

パッキングテープをナイフで切ると、梱包用のバブル・ラップが見え、思ったより大きいものが入っていた。

新品の Casio Scientific Calculator.  中学レベルの数学で使う電卓だ。

関税用の小さい緑色の用紙に、夫の字で Electronic Calculator と記入してあったが、その通りだった。申告価格は$15。これも合っている。

手紙やメモは何も入っていなかった。

     *

またわざと適当にバブルラップで包み、箱に押し込んだ。

ちょっとフタが浮いてしまうが、こういうことだけはきっちりやりたがる夫の梱包とはまるで違うほうがいい。いかにも「忙しい税関が中身を確認しました」という感じがするように。

もう一度封をするためのテープを買ってこなければ。

夫が郵便局で払った際の切手ステッカーの上に、返送用らしきバーコードの小さいステッカーが張ってある。うちの町名と4月27日の日付なので、あまり遅くなると怪しまれるかもしれない。こういう荷物は後回しにされる可能性があるとしても、早めに夫に見せることにしよう。

それとも、いっそのこと、そんなステッカーははがしてしまおうか。疑われそうなものは排除したほうがいい。

「電卓って書いてあるけど、ほんとは何を送ったの? 旧共産圏は規制が厳しいんじゃない? へんなトラブルはごめんだわ。」とわざとらしく夫に聞いてみよう。それに宛先はマリウスじゃないわね。フェリシアって誰? 

夫はまた下手な作り話をすると思うが、どこからか真実が漏れるもの

      *

それにしても、なぜこの電卓なのだろうか。

四則演算より複雑な計算をする必要があるのだろうか。もっと安い電卓なら5ドルしないし、ルーマニアにだって売っていそうなものだ。

夫はデジタルカメラを買ってやるお金がいるのだと私に言った。そして、夫の部屋には Digital Photography のソフトウェアが箱に入ったまま置いてあった
(ただし、それを郵送した気配はない)。

ルーマニア人はいったい何をしていて、夫はなぜお金を送っているのか。

はっきりしているのは、私に話せないことをしているということだけである。




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800ドル却下

2010.05.11 (火)


私がパソコンに向かっていたら、夫が部屋に入ってきた。

「あのー、きみが怒るのはわかっているんだけど。」

もう何も言わないでも、そぶりでわかる。わかっているなら、やめたら?

「800ドル、都合してくれないかな。」

できません。」と顔も上げない私。

「うーん、じゃあ700ドル?」

ノー。」

「600ドル? いや、500ドルでもいい。」

だめです。煙突を立てるのに一万ドル払うのよ。それに、そんなお金があるなら、大学資金に回します。この間、株がどーんと下がったでしょう。」

「あれ、戻ってきたんじゃなかったのか。」

「戻ったけど、また下がりました。」

不安定な株価も、こういうときは便利だ。

「だいたい、あなたは理由も説明しないじゃないの。」

「彼が歯を折ったんだ。スポーツで。」

「…。家賃も払えないのに、スポーツする余裕はあるわけね。」 そうでなくても、なんで私たちが治療費を払ってあげなくちゃいけないの? 

「助けてあげたいんだよ。」

とにかく、お金は出しません。」

夫はあきらめきれないようすで、「ちょっと考えておいてくれ」と言い残して、出て行った。

      *

平均月収が250ドルの国で、歯を直すのに800ドルもかかるわけがない。夫は tooth (1本)と言ったのか、teeth(複数)と言ったのか。

こんな話をブログに書いているのが、我ながら信じられない。私には創作の才能はないので、事実を記録しているだけなのだが、それにしても夫はもう少しまともな話を作れないのだろうか

なぜか夫はいきなり800ドルという、これまでの2倍以上の金額を持ち出した。そのために、かえってあっさり却下できた。でも、夫はこのまま引き下がるかどうかわからない。

何時間かして、夫がまた通りがかりに言った。

「さっきの話、もう一度考え直してくれないか。スポーツといっても、彼は大学でスポーツの勉強をしているんだ。スポーツ医学。それに、パヴェルとちがって、授業料を払ってるんだ。」

私は無視した。

関係ないパヴェルを引き合いに出されて、私はむかついた

パヴェルは私のお気に入りで、お金を貸したことがあるから、そこをつつこうと思っているのだろうか。

じゃあパヴェルみたいにドイツ語を勉強して、ドイツの大学に行けばいいのだ。あの子はビザのために私たちのお金を1ヶ月借りただけで、入学手続きが終わったら、すぐに全額返した。そのあとは、バースデーに少し現金を贈った以外、お金はあげてない。授業料はほとんど無料だったらしいけど、生活費も教材費も自分でアルバイトして稼いでた。困ったらいつでも貸すと言ったのに、一度だってねだったことはない。卒業したら大学寮を出て何かと物入りだろうからとお祝いにお金を贈ろうとしたら、それも遠慮されて私はまだ何もあげてない。

ルーマニアのごろつきといっしょにしないでよ、と心の中でののしった。

      *

あとで長男と次男に聞いてみた。

「また、ダディがお金を送りたいんだって。今度はいくらだと思う?」

「…500ドル?」と長男。私の顔つきで、かなり多いと予想したらしい。次男はゲームの山場だそうで、答えない。

「800ドルよ!むちゃくちゃでしょ。だから、ダメだって言ったの。しかも、理由がなんだと思う? 歯を折ったんだって。そんなのルーマニアの保険でやってよね。あー、やだやだ。」

長男も次男も無言だった。彼らにとっては800ドルは大金なのだ。ちょっと呆然としている。800ドルあれば、パソコンもゲームも買える。

「お母さん、やっぱり誰かに話しなよ。」と長男。

「だから、あんたたちに話してるでしょ。」

「ぼくたち、何もできないよ。直せないよ。ダディをどこかに連れて行けば?」

「あんたに直してもらおうなんて思ってないわよ。それに、ダディはどこかに連れて行っても話す人じゃないの。それこそお金と時間の無駄じゃない。」

「じゃあ、なんでぼくたちに言うの?」と長男。

あんたたちがそこにいるから、でしょ。」

次男がわーはっはと笑う。まったくコイツは。なにがおかしい?

「それに、こういう話は知っておいたほうがいいと思わない? あんたたちがパソコン買いたいとか大学に行きたいというときになって、お金はありません、ダディがルーマニアに送っちゃったから、なんていきなり言われるよりいいんじゃない?」

次男が口を挟んだ。

「ぼく、いいアイディアがある。Webcam でマリウスに歯を見せてって聞いたら? ほんとに歯が折れてるかどうか、それでわかるよ。」

なかなか悪知恵が働くじゃないの。

でも、明らかな嘘だから、きっと夫は嘘の重ね塗りをするだけだ。


<今日の英語>

There is always next year.
いつだって来年はある。


近々、学校予算の投票が周辺地域で行われるので、ローカルな議論が盛んになってきた。「確かに税金は高いけど、今年はそうも言っていられない。減税はひとまず置いておこうじゃないか。来年があるんだから、そのとき再検討すればいい。」という予算承認派の一言。私は市民権を持っていないので、投票できない。



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レシピ: カリカリベーコン

2010.05.12 (水)


=== 簡単レシピ その16 ===
 
オーブンで作るカリカリベーコン 
 
  1. 大き目の天板にアルミホイルを敷く。
  2. 薄切りベーコンを重ならないように並べる。
  3. オーブンに入れ、400°F(200℃)に設定する。
  4. お皿にペーパータオルを2枚重ねて敷いておく。
  5. 18~20分経ったら、お皿の上にベーコンを取り出し、ペーパータオルで押さえて油を吸収する。

  • オーブンを余熱してはいけない。必ず冷たいオーブンから始める。
  • ベーコンの厚さや火力によって所要時間が変わるので、最初は終了2~3分前に見たほうがよい。

*     *     *

これはレシピとは呼べないか。

うちの子どもたちは、学校に行く日の朝はオムレツを食べる。

あるとき、前日の BLT (Bacon, Lettuce, Tomato) サンドイッチで残ったベーコンを小さく切ってオムレツに混ぜたら好評だった。

その後は、「ベーコンある?」と決まって聞かれるようになったが、朝はベーコンを焼く時間がない。

それに、オーブンレンジを買い換えてから、汚れそうな料理はなるべくしないことにしている。フライパンでベーコンを焼くと、台所中が油っぽくなる気がする。

うちの1階はトイレ以外にドアがないというオープン・レイアウト。だから、リビングルームやダイニングルーム、階段まで匂いが広がる。

アメリカではよくある設計だと思うが、(まともに料理をする)お宅はどうやってきれいにしているのだろうか。私には、これだけの広範囲を毎日掃除する体力はない。

そのうち、オーブンでベーコンを焼けばいいのだと気づいた。探してみたら、英語のサイトにいろいろ出ていた。

バリエーションとして、焼く前にベーコンに小麦粉をまぶす、ブラウンシュガーや胡椒をふる、とあったが、私はそういう面倒なことはしない。

カリカリになったベーコンは、小さく切って、なるべく脂肪を取り除き、冷蔵庫に保管する。

       *

夫は Bac-Os(ベイコース)というベーコンのにせものを食べる。

Bacon Flavor Bits と書いてあって、ぱっと見にはカリカリベーコンを砕いたのとそっくり。でも、ふたを開けると、化学薬品のにおいがする。これはベーコンではない。マーガリンがバターでないように、Bac-Os はベーコンではない。

夫はダイエット前からサラダやスープ、スパゲティにもこれをふりかけていた。

次男がときどき食べたがり、夫は分けてやる。

私は「食べちゃだめ。いかにも工場で大豆の粉と薬を混ぜて作りましたっていう匂いじゃないの。」と止める。

夫は日本語がわからないが、状況と私の口調で内容を察し、「いいじゃないか。本人が食べたいんだから。少しぐらい。コレステロールはゼロだし、ローファットだし。」と横槍を入れる。

私は夫を無視して、「あんなものを体に入れちゃいけないの。ベーコンがほしいなら、おかあさんが本物のベーコンを買ってくるから。」と説得する。

       *

うちは有機野菜も買わないし、コンポストもしないし、スーパーに袋も持って行かない。

夫はときおり思い出したように環境問題についてあれこれ言うが、私は行動を伴わないエセ・エコロジストがきらいである。だったら、ペーパータオルをバンバン使ったり、シャワーのお湯を出しっぱなしにするのをやめたら?

遺伝子組み換えのない大豆やホルモン投与を受けなかった牛のミルクと聞くと、よさそうだなと思うくらいで、実はどういうことなのかよくわからない。オーガニックとかナチュラルとか表示してあっても、どこまでホントなんだか疑う。

私はおいしいものが食べたいだけなのだ。

それほどいい加減な私でも断固抵抗するのは、このBac-Os.

原材料は、脱脂大豆粉、硬化大豆油脂、水、塩、人工および天然香料、砂糖、カラメル、赤色40号(着色料)、トコフェロール(保存料)、植物タンパク質加水分解物(とうもろこし、大豆、麦)。

これだけではあの強烈な匂いが伝えられないが、なんとも不気味ではないか。アメリカで育つ子どもの味覚を守らねば!とめずらしく使命感が芽生える。

夫はいいのだ。50年以上もこんなものを食べてきた人を、今さら変えようとは思わない。


<今日の英語>

It varies from person to person.
人によっていろいろです。


サブプライムローンが破綻するほうに賭けた投資家たちがいたそうだ。それをテーマに本を書いた作家へのインタビューで、そういう人たちはいくら儲けたのかという質問に対する返答。



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平行線

2010.05.12 (水)


1人でお昼ご飯を食べていたら、夫がやってきた。

「500ドル引き出していいかな。」

「よくありません。歯医者は自分でどうにかしてもらって。うちだって、まだ医療費の請求書がいくつも来てるくらいなんだから。」

今週、私は請求書をわざと台所のカウンターに広げておいたのだ。

「それは知ってるよ。彼は友だちに頼んで650ドル集めたんだそうだ。だから、ぼくが500ドルあげると、治療費がカバーできる。」

「ルーマニアで歯を1本治すのに、15ドルなんですってね。」

「いや、彼はクラウンやインプラントをしなくちゃいけないし、それに保険がないんだよ。」

「じゃあ、自分で払える範囲で治療したら? それに、歯医者の見積もりは見せてくれた? だいたい月収250ドルの国で、よく650ドルも集めたもんねえ。」

なんだか、議論するのがばからしくなってきた。

その人、どう考えてもペテン師じゃないの。」

「いや、そうじゃない。もう1年以上も知り合いなんだし、彼の言うことは筋が通っている。」

知り合いって、オンラインで会っただけでしょ。

「ともかく、私は納得してません。今までいったいいくらあげたと思ってるの? なんでうちに頼るのよ。」

「ぼくは彼を助けたい。500ドルだけだ。ぼくが勝手にATMから出してくることもできるけど、そうするときみのやっている家計管理に支障が出るし、手数料がかかるだろう。だから、理解してもらってからやりたいんだよ。」

「これが最後って言いながら、ぜんぜん終わりがないじゃない。どうやったらこんなこと理解できるのよ。常識で考えてみてよ。」

「彼はもうすぐ試験なんだ。10科目もあるんだよ。歯のせいで集中できないだろう。」

そんなことどうでもいい。

夫は人のいいところがあるが、それだけが理由ではないと私は直感した。夫が彼らの「ビジネス」に手を貸している? 何かをネタにゆすられている? 騙されているだけにしては、話がおかしすぎる。

「ルーマニアの人と何をしているのか、ぜんぶ正直に話す気はないの?」

「だから、ぜんぶ話してるよ。」

電卓が戻ってきたのを夫は知らない。本当に苦学生を助けるだけなら、たった15ドルの電卓を贈ったことを隠すだろうか。

夫が主体的に彼らに関わっているように思える

       *

こんなことを15分も話したが、私も夫も譲らず、平行線をたどるだけ。ただし、私たちはどなりあったりしない。

「じゃあ、マリウスと話をさせて。どういうことだか、私が直接聞くから。歯も見せてもらいたいもんだわ。」

「じゃあ、歯の写真を送らせよう。」

「写真じゃどうでもごまかせるじゃない。直接スカイプに出てもらいます。」

夫は一瞬ためらった。

「うーん、そりゃいいけど。あんまり怒らないで話をしてくれ。」

「ルーマニアは夜7時か8時でしょ。いますぐ話しましょう。」

夫が自室に入り、私は食べかけの食事をそのままにして、後に続いた。

「彼はいまパソコンをやってないみたいだ。チャット画面に出ないから。」

ちがう。これは時間稼ぎだ。話のつじつまを合わせるために、夫はマリウスに先にあれこれ指示を出したいのだろう。

「電話して呼び出したら?」

「電話番号は持ってない。いつもスカイプだから。」

また嘘をついている。ウェスタンユニオンで、おそらく何千ドルもあげたはずの相手の電話番号を知らないわけがない。

結局、今日はマリウスと話せなかった。

夫は、私とこの話をすることが非常にストレスだと恨めしそうに言った。私は、そのセリフをそっくり返した。




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もうどうでもいい

2010.05.13 (木)


夫がルーマニアへの送金理由と金額をメールしてきた。

盗まれた3か月分の家賃と教科書代。400ドル。

Kinesiotherapist になるために必修のスポーツ中に割れた歯(1本)の治療費。そのうち、650ドルはマリウスが友人から集めた。残り500ドルをぼくが払う。

私は返信しなかった。

すると夫がやってきて、「メールで送金の詳細を送ったけど、見た? 500ドル頼むよ。」

私は無視した。

こんなの理由じゃない。いつ家賃が3か月分になったの? そんなお金を持ってたなら、なんで滞納する? だいたいどこの強盗が教科書を盗む?

キネシオロジーを調べたら、「医学を基礎にした身体の運動に関する筋肉の解剖/神経/物理機能/生化学機能を専門的に研究する学問で、体育学とスポーツ医学に関連がある。」と出ていた。

それでどうやって歯を割ったり折ったりするの? それに平均月収250ドルの国で、貧乏学生がどうやって650ドルをたった数日でかき集められるわけ?

夫はあれこれとしつこく言い訳をする。

私がマリウスを話したいというと、「ちょうど今パソコンやってたみたいだよ。」と自室に行ったが、すぐ戻ってきて「もうやっていなかった。」 まあ、ほんとうに都合よくできていること。

「デジタルカメラを買ってあげるとかで送ったお金のことは? これで全部じゃないでしょう。」

「いや、あれは別だ。ともかく彼は金を必要としているんだ。マリウスと話したければ、きみのPCにヤフーメッセンジャーをインストールしたらどうだ。」

「それじゃ歯が見えないじゃない。」

「ウェブキャムで、こんなところの歯は見えないよ。そんなに鮮明じゃない。」と奥歯のほうを指差した。

へえー、いつ奥歯だってたわかったの。歯が1本折れて、すぐに歯医者にいけなくて我慢している人はいくらでもいるでしょうに、なんでこんなに急ぐの。


      *


子どもたちは学校だったので、だんだん口論になってきた。

私はそんなお金はないということと、夫の作り話のつじつまが合わないことなどを指摘した。

来月は足を折ったとでも言うんじゃないでしょうね。来週、あなたのカウンセラーと精神科医に私も会って、ルーマニアの話をしたほうがいいんじゃないかしら。

夫は私が頑固だ、どうして逆らうんだと怒り、私を殴りたくなると憎らしそうに言った。

そんなことを言われたのは初めてではないが、ここ数年はなかった。夫は私を一度も殴ったことはない。子どもにも「たたくぞ!」と言いつつ、たたいたことはない。それでも、じゅうぶん脅しになっている。

こんな送金を続けていたら終わりがないじゃないと私が言うと、夫はこれが最後だという念書を書くという。そして、メールで送ってきた。

でも、そんなものに効力はない。ルーマニアでなくて、別の口実でお金を出されたら、私にはわからないし、止められない。

「書類はいいわよ。それより、マリウスと話をさせて。彼のメールアドレスやフルネームも教えて。」

夫は急に態度を硬化させた。

「文書で約束すると言ったじゃないか。それに、マリウスをハラスするようなまねはさせない。メールで何を言うつもりだ。」

ハラスメント? 私が? これだけうちの平安を壊している相手に? 夫は私を悪者にしようとしている。

私は情けなくなって泣けてきた。

「じゃあ、気の済むまでいくらでも送ったら? もともとあなたのお金でしょうから。それに、私を殴りたいなら殴れば? 警察を呼ぶから。それで、警察の人にルーマニアの話をしましょうか。」

「殴るなんていってない。殴りたい気分になったと言っただけだ。それに、警察が来たって、家庭内の騒動で片付けて終わりだよ。ルーマニアのことなんか調べやしない。」

そうして、夫は自室に戻った。


       *


私には夫の考えていることがわからない。

私をここまで苦しめてまで、会ったこともない自称「スポーツ医学専攻の学生」に大金を送りたいのだ。しかも、私にはマリウスの正体を明かさない。

こんなばかげた話を追求する気力はもうない。

夫はこれからもお金を引き出したいと言うだろう。もう勝手にさせよう。

夫の生命保険をもう1つ増やそう。躁鬱病の治療中の人が加入できるかどうかわからないが、夫の死後にお金の心配をしたくない。

私のことはともかく、夫は子どもたちの将来だけはちゃんと考えてくれていると思った。もちろん500ドル送金しても、経済的にそれほどの打撃ではない。でも、いつその500ドルが必要になるかわからない。特に、夫がこのまま休職中であれば。

タイでのゴタゴタがあってから、夫と私の間には決定的な溝ができた。

でも、10年近くかけて、なんとか表向きは普通にやってきた。

私は夫のやることに目をつぶり、夫が自室のドアをロックするようになっても、問い詰めなかった。夫には夫のプライバシーがあるのだから。そして、私も勝手にやることにした。

セックスレスの仮面夫婦だって、共同生活者として折り合いがつけられるものだ。でも、ルーマニアの件で、私の夫への信頼は消え失せた。そうまでして自分を押し通した夫に失望した。

夫がそんな態度ならば、私はますます自分の殻に閉じこもってしまう。そして、夫の言うことはどんなに小さなことでも嘘が入っていると思う。

そういう相手といつまでいっしょに暮らせるのだろうか。死ぬまで仮面夫婦なんて、よくあることかもしれない。

まず、くだらないエネルギーを使うのをやめなくては。




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改名のお知らせ

2010.05.14 (金)


このブログのユーザーネームを変えることにした。

komatta3 というのは、よくわからないままブログを始めたときに適当につけただけで、思い入れはない。「どの名前も使われてるのか。困ったな。そういえば、『こまったさん』という童話があった。それでいいか。」という程度のものである。

しばらくして変えようとしたら、なぜかできなかった。

FC2ID(これは変更不可)とユーザーネームを私がカン違いしていたようだ。

その後、komatta3.jp というドメインがあることを知って、ちょっと驚いた。今は閉鎖されているらしく、どういうサイトかわからない。

でも、ユーザーネームは記号みたいなものだと思っていたので、あまり気にしなかった。ブログ上の仮名だから、なんでもいいのだ。それこそ、主婦A子でも Jane Doe (ジェーン・ドウ。裁判などで身元を明かしたくない原告や証人によく使われる女性名)でも同じだと思い、そのままにしておいた。

コメントをくれる人たちが私のことを komatta さんと呼ぶのにも慣れた。


      *


先日、最近のゴタゴタ話を読んだ人から、「改名してはどうでしょう。」という非公開のコメントが届いた。

困ったさんでは次々と困ったことが起きそうだから、kometto3 に変えてみたら、と新しい名前まで考えてくれたのである。

なるほど、アルファベットの字面はそっくりだが、コメットさんと困ったさんではだいぶ違う。

私は縁起を担がない。星座占いは読まないし、血液型による性格判定や風水もよく知らない。方角による決まりごとも、方向音痴の私には無理である。

だから、名前のせいで悪いことが起きるとは考えていない。仮に私のユーザーネームが heiwa3 だとしても、毎日が平穏な日々ということはありえない。

でも、人に迷惑をかける人を「困ったちゃん」と呼ぶらしく、それと同類にされるのはうれしくない。さらに、いろいろな komatta3 がツイッターやブログを運営していることもわかった。

ありふれた名前ということだろうが、この先、誤解を招かないともかぎらない。

グーグルで検索したら、カタカナのコメットさんはたくさん出てきたが、kometto3 はなかった。これはよさそうだ。

さっそく改名の手続きを始めたところ、FC2では kometto3 はすでに他の人に使われていた。ただし、ブログではない。じゃあ、m を1つ増やして創作しよう。読み方は変わらないし、m が1つでも2つでもたいした問題ではない。

「変更」をクリックすると、「ニックネームの変更はあと4回まで可能です。」というメッセージが出た。
 
ここまでやって、プロフィールに出ている Authorは別の設定でいくらでも自由に変えられることに気がついた。じゃあ、こっちは m を1つにしよう。


       *


というわけで、今日から komatta3 改め kometto3 とします。




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小包を見た夫

2010.05.15 (土)


500ドルの件で口論をした翌朝、夫からメールが入っていた。

(1)500ドルをすでに他の銀行から移してくれたか (2)いつ引き出せそうか、とバカ丁寧な長ったらしい英文で質問してきた。

私は銀行のサイトからコピーしてあった情報をそのまま(1)(2)の下にコピーペーストして、返事とした。夫の名前も自分の名前も書かなかった。愛想をふりまく必要がどこにある?

夫からは、一言サンキューという返信が来た。

なぜそんなに急ぐのか、まったくわからない。これまでの送金履歴を一覧にすれば、なにかパターンが見つかるだろうか。


      *


ルーマニアから戻ってきた小包を夫に見せようと思った。

いかにも「買い物帰りに郵便受けを見たら、これが入っていました。」という形にするのだ。午後早く、郵便が届いたあとで、かつ子どもたちが帰宅する前に家に戻らねばならない。

お昼前に、少し遠くにあるスーパーへ出かけた。出かける前に夫の部屋のドアをノックしたが、返事はない。また夜中に起きていたのだろう。

買い物から戻り、郵便物といっしょに小包を持って台所に入ったが、夫の起きた気配はない。

車から食料品を出し、郵便物を仕分けした。

Western Union Gold Member という見慣れない封書があった。「あなたのゴールドメンバー・カードが入っています。」と封筒に書いてある。あとで調べたら、会員になると手数料の割引やポイント数による特典がつくとわかった。会員になるのは無料。

夫はこれまで少なくとも3,4回はウェスタンユニオンで送金したと思われるが、会員になったということは、これからも送金する予定があるからだろう
もともと念書なんかただのポーズなのだ。

小包はわざと裏返してカウンターの上に置いた。

裏に「受取人が引き取らなかった」というメモが張ってあったし、わたしが張り直したテープから気をそらすためである。


     *


1時間ほどして子どもたちは帰宅したが、夫は下りて来ない。

私と口論したあとは、ほとんど部屋にこもりきりだった。私は隠れずに正々堂々としている。夫を無視しているわけでもない。やましいところのある夫が顔を出せないだけだ

次男は小包がアマゾンの箱であることに気づいて、「これ、本? ぼくの? ダディの?」と聞いた。次男は本が好きで、よく夫といっしょに注文する。

「本じゃないみたいよ。」 私はそれだけ言った。

次男は関税の用紙を読もうとしたが、夫の読みにくい字でしかもテープで半分隠れていて読めなかった。しかし、軽いので本ではないとわかったらしい。

私はふと思いついて、送り先であったフェリシアの名前と住所を書き写した。前に夫の部屋で見つけたメモにあったはずだが、記録しておこう。

「ルーマニア? それ、書くの? 書いてどうするの?」と次男が聞いた。

知っておいたほうがいいと思うからよ。」

小包とゴールドメンバーの封筒を置いたまま、子どもたちと私だけで夕食を食べた。そして、長男の空手の時間までベッドで休むことにした。

長男は小包には気がつかなかったし、私もことさらに注意を引かなかった。

あの口論のあと、もうこの話は子どもにしないようにしようと思った。誰に言われたからでもない。これまでもいろいろ否定的な意見をもらったのに、私は無視し続けた。

それが、夫の態度を見て、私自身がどうでもよくなってしまったのだ。でも、もし彼らが知りたいなら、隠すつもりはない。


       *


しばらくして、夫が自室から出た気配がし、階段を下りて行って次男に話しかける声が聞こえた。

台所に入ったらしい夫の声が突然途切れた。

あの箱を見て、それは驚いただろう。ちょうど夫のサインが必要な書類があったので、「ここにサインしてください」というメモとペンをつけてすぐ横に置いておいたのだ。私が小包の存在を知っていることを夫にわからせるために

私は長男にもうすぐ出かけるよと声をかけ、知らん顔で台所へ下りていった。

台所のカウンターの上に小包はなかった。

「これから長男を空手に連れて行きます。」と私が言い、1人で食事をしたらしい夫は「ラザーニャがとてもうまかった。」と答えた。それが唯一の会話である。
あれは昨日の残り物でしょ。ほかにもっと言うべきことがあるんじゃないの?

夫は小包のことは何も言わず、私は何も聞かなかった

戻ってきた電卓を見て、夫はどう思ったのだろうか。


       *


その後、夫はトイレと食事以外は、ずっと自室にこもっている。食事も私がいないときを見計らっているらしく、顔を合わせない。もともと不規則な人だから、子どもたちも不審に思わない。

常識で考えればありえない言い訳を重ねて、会ったこともないルーマニア人に大金をあげると主張し、私の抵抗で思い通りにならないと、殴りたいなどと口走ったのだ。夫は恥じていると思う。

それでも、500ドルを送る意志は変わらず、私に謝罪する気はないらしい。私も口先だけでの謝罪よりは、真実をすべて話してもらうか、いっさいの送金をやめてもらうほうがいい。

どちらも実現しそうにない。

戻ってきた小包について、ルーマニアに連絡したにちがいない。それがマリウスなのか、受取人のフェリシアなのか。その2人はどういう関係なのか。私に立ち聞きされるのを恐れてか、この頃はルーマニアへのスカイプが聞こえない。

かくなるうえは、タイ女のときと同じく、夫のメールを盗み読むしかない

夫はいくつもメールアドレスを持っているが、夫の部屋で見つけた紙切れにそれらしき情報があり、私はコピーしておいた。いろいろ試してみたら、どれか当たるんじゃないだろうか。

たとえば、私のパソコンで夫の gmail アカウントをのぞいてみたら?新しいメールを読まなければ、開いた形跡は残らないのではないだろうか。彼らのやり取りが一通でも読めたら、尻尾がつかめる。

夫のプライバシー侵害という概念は今の私にはない。




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情報収集

2010.05.16 (日)


土曜日の朝10時半ごろ、夫がシャワーに入る気配がした。

週末は平日よりもさらに不規則で朝寝坊な夫が珍しいことだ。でも昨日は入らなかったみたいだし、アレルギーもあるからさっぱりしたいのかな。

夫がシャワーを終えて自室に戻り、しばらくして私も2階に上がった。

今度は誰かが階下へ下りて行き、ガレージへのドアを開け閉めする音がした。長男が空手で使った木を森の中に捨てに行くと言ってたっけ。それとも、夫が車に何かを探しに行ったのかもしれない。

30分くらいして、またガレージへのドアを開け閉めする音がした。

そのとき初めて私は夫が出かけていたのだと悟った。私にも子どもたちにも一言も言わずに、銀行に行ったのだ

銀行口座をオンラインで調べると、普通預金から650ドルが引き出されていた。私が先日500ドル移したのは、まだ当座にあった。こちらも週明けには下ろすのだろう。

650ドルはATMではなくて、窓口で下ろしたらしい。だから、銀行が閉まる12時前に行こうとあせっていたのだ。その足でスーパーの Western Union へ寄り、ルーマニアへ送金したと思われる。

夫の説明では、歯の治療代1000ドルのうち、マリウスの友人たちが650ドルを集めたということだった。それが夫のペイパルに集まったので、夫がまとめて送金するのだと聞いた。

そのとき、「なんでわざわざアメリカ人のPayPal にいったん送るの? 友だちってルーマニア国内でしょ。どうしてアメリカを経由するのよ。」と私は夫を問い詰めたが、夫は、「そんなこと、知らないよ。」の一点張りだった。しかも、1000ドルと言いつつ、ユーロに換算すると減るから、多めに必要だとふざけたことを言っていた。

夫はこれまでも100ドルや200ドル単位で、ちょくちょく現金をほしがった。オークションをやるためだとか、古本を買うためだとか、怪しい理由をつけてはいたが、やはり自分のPayPal に貯めていたのだ。

私が頑固に500ドルに反対して時間がかかったので、まずあるだけ送ったのだろう。

夫はその後もほとんど1日中部屋にこもっている。以前は、銀行に行く前に私に確かめたし、最悪でも事後報告をしていた。何も知らされなかったのはこれが初めて。

 
       *


ルーマニア人によるネット犯罪について調べてみた。

結婚詐欺とオークション詐欺が多いらしい。

eBayで働くルーマニア語のできるアメリカ女性が、現地で犯人を突き止めようとしているという報告も読んだ。どんな犯罪組織かわからないので、警備付きだそうだ。アメリカの銀行を装ってルーマニアから電話をかけ、大量の個人情報を入手したケースもあった。

最終目的はお金です。」とアメリカ国務省のサイトに書いてある。

若い女性を装って、チャットルームやSNSで会い、時間をかけて関係を築き、お金をせしめるパターンだが、最近はいろいろバリエーションもあり、手口が巧妙になったという。

もし詐欺にひっかかったら、大使館のアメリカ市民サービスに連絡してください。」 

どこまで親身になってくれるか疑問ではあるが、いざというときは通報しよう。


       *


まだ夫のメールが読めないので、これまで入手した情報で検索してみた。

まず、小包の受取人だったフェリシア

彼女は Buzau というところに住んでいる。Buzau は郡の名前でもあり、郡庁所在地の町名でもある。夫は小包に Buzau と郵便番号しか書いていなかった。おそらく、Buzau 郡在住ではあるが、Buzau 町ではないのだろう。だから、未配達なのだ。

それでも、アメリカなら正しい郵便番号が書いてあれば町名がなくても届くはずだが、ルーマニアの郵便制度はおおざっぱなのだろうか。

事務的なことにはまったく無能な夫がいかにもやりそうなことだ。

Buzau 郡には3つの市と5つの町がある。郡の人口は50万人。一人当たりの年間GDPが7050ドル(収入ではない)。首都ブカレストの北東100キロにあるが、観光資源はワイナリーと修道院程度。産業は機械部品、ガラス、材木など。

ふと思いついて、彼女の名前で検索してみたら、LinkedIn のページに同姓同名の美容院経営者がいた。さらにいろいろたどっていくと、そのウェブサイトが見つかった。探してみるもんだ。

ルーマニア語を英語に翻訳してみたら、美容院ではなく、化粧品や美容道具の販売店だった。

場所は首都ブカレストのショッピングセンター内。ネットでも注文できるが、支払いは現金のみ。どういう方法で商品の受け渡しをしても、着払いで現金のみ。

入り口の写真を見ると、ガラス張りでかなり大きい。安っぽいネオンサインがある。電話番号や営業時間、最寄のトロリーバス情報、店のメールアドレスも書いてある。お店の名前のブランドもあるということは、どこかに化粧品会社があると思われる。

これがフェリシアなのだろうか。送金の金額といい、高性能の電卓といい、プロフェッショナルのSNSである LinkedIn のメンバーになっていることといい、つじつまが合う。

夫もLinkedInに入っているが、私はやっていない。メンバーでなければ、他の人のプロフィールが読めない。偽名で登録してみようか。

   
       *


もう1人、コリナ

彼女の情報も夫の部屋にあった紙切れから書き写しておいた。

彼女は Suceava 郡の Radauti 町に住んでいる。ルーマニア北部で、ウクライナと国境を接しているあたり。Suceava 郡は人口70万人。GDP情報はなかった。かなり低そうではある。めぼしい観光もない。

ブカレストから飛行機で1時間、電車で6時間かかる。フェリシアからは遠い。

同じ郡に住んでいる同姓同名の女の子を見つけた
。町名はわからない。Netlog というヨーロッパの若者向けSNSサイトである。

22歳の学生で、スポーツが好き。ステータスは恋人あり。写真や友だちのリンクが張ってある。

人違いということもありうるが、夫と知り合うにはインターネット環境が必須だから、可能性はゼロではない。

ニューヨークにいる間にデジタルカメラを買うお金を渡したいという馬鹿げた理由を夫が持ち出した頃に、コリナの住所や電話番号を書いた紙切れを見つけたのだ。でも、ルーマニアの学生がアメリカに来るお金を持っているだろうか。

腑に落ちない点がまだたくさんある。

今日見つけた情報はまったく見当ちがいかもしれないが、少しだけ優位に立てた気分になった。




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通報するために

2010.05.17 (月)


肝心のマリウスの情報が手に入らない。

Netlog のコリナのページに載っていた友だち4人はすべて男子学生だったが、マリウスという名前はなかった。

みんなフルネームや誕生日まで書いてある。個人情報保護という概念はないのだろうか。詐欺を働くのに、こんな無用心なことをするだろうか。この情報の真偽はもちろんわからないが、このコリナは別人かもしれないという気がしてきた。

夫が送金する相手マリウス、夫が電話でよく話していたステフ(マリウスのガールフレンドか妻?)、電卓の受取人フェリシア、夫がパスポート番号まで持っているコリナ。

この4人がどういうつながりなのかわからない。

もしかしたら、まったく別のルートを通しての知り合いかもしれない

在ブカレストのアメリカ大使館に連絡する前に、もう少しマリウスの情報を集めたい。なんといっても彼がお金の受取人なのだから。

ルーマニア人による詐欺被害がそんなに多いのならば、「夫がマリウスという自称学生に何度も数百ドルの送金をしているようです。」と訴えたところで、大使館が相手をしてくれるかどうかわからない。

「それだけでは調べようがありません。」と言われるのがオチだ。

夫の財布の中には先日郵便で来たウェスタンユニオンのメンバーカードや送金レシートがあるはずだが、なかなか財布を調べるチャンスがない。


        *


こんなくだらない話に助言を書き残してくれる人たちがいる。

私は素直じゃないので、最終的には自分の思うとおりにしかやらないのだが、親切なことである。

当局への通報について、「事が終わってからでは大使館でも何もできないから、早めにしなさい。」という忠告ももらった。

また、ルーマニア人がアメリカに入国するにはビザが必要だそうだ。普通の人がぶらっと観光に来る余裕もないという。では、「マリウスの知り合いがNYにいる間に、デジタルカメラを買うお金を渡したい。」と夫が言ったのは、まずありえない作り話ということになる。

Gmail の画面をスクロールしたら、一番下に小さい字で Last account activity という表示があった。詳細をクリックすると、いつ、どの場所 (IP Address)から アクセスされたかの一覧が出た。

そんなふうになっていたのか。

銀行やクレジットカードのサイトでは「最後にこのページにアクセスした時間」が一番上に表示される。だから、ちょくちょく目にしていたが、メールアカウントでは気にしたことすらない。

それに、私は複数の受信箱に届いたメールを Outlook でまとめて読むので、Gmail のサイトにはあまり行かないのだ。

夫は Gmail を使うが、なんらかのメールソフトで読んでいると思う。いろいろなアドレスを持っているはずなので、いちいち Gmail やヤフーその他のサイトでログインするとは思えない。

夫がパソコンを離れるときは用心深く消す。でも、ちょっとトイレに、あるいはちょっと子どもたちに話しに行くときは、そのままつけていることがある。そういうチャンスを待って、夫がどうやってメールを読むのかをまず確かめよう。

そして、財布も探す。

マリウスのフルネームと住所あるいは電話番号を入手しなければ


        *
 

それにしても、夫はいつまで自室にこもっているつもりだろう。ともかく私と顔を合わせないようにしているらしいのだが、子どもがいればそんなことはしていられないのに。

別居あるいは離婚している夫婦でも、子どものために話をしたり会ったりするだろうに、同じ家にいて知らん顔できるとでも思っているのか。

ルーマニアから返送された小包と「フェリシア」について、私が一言も問い詰めないのは夫にとって意外だろう。でも、私が名前と住所をどこかに記録したのは予想していると思う。

夫は頭を悩ませているだろうが、自分のまいた種である

夫が今までに送金したお金は決して少額ではないが、うちの暮らしに支障を及ぼすほどでもない。でも、いつ会社が病気療養を認めなくなるかわからない。そうなったら、会社に復帰しなくてはならない。ただし、役職は保証されていない。夫の部署では大量のレイオフがあったのだ。これほど先行き不透明なときに、まったくバカな真似をしてくれる。

G氏のスタートアップの資金繰りはどうなっているのだろう。夫は友達としてアドバイザーの真似事をしているだけで、もちろん給料はもらっていない。それに、メリーランドに引っ越す話もER騒ぎのときに立ち消えた。

それほどルーマニア人に施したいなら、そのぶん夫がたくさん稼ぐしかないではないか。むしろ、稼いでから考えろ!と思う。

夫はそういう発想をしないのだろうか。


         *


明日はドクターWのカウンセリングがある。週に1回45分のセッション。

私が同行すると言ったら、夫はたぶん拒否すると思う。ドクターWはマリッジ・カウンセリングはしないと聞いているが、別に夫婦関係について話したいのではない。

先に電話するのはどうだろう。カウンセリングの内容は医者と患者の守秘義務を盾に教えてくれないだろうが、「夫の不可解な行動について知っておいていただきたい。」と私から持ちかけたら?

ただし、夫に警戒されてはますます情報入手が難しくなる。

「夫は私に内緒でこういうことをしており、非常に感情的になります。私がドクターWにルーマニアの話をしたと知ったら、夫は激怒するでしょう。夫には言わないでください。そのかわり、なんとか本人からそれらしき情報を導き出していただけませんか。」というのは?

こんな話、カウンセラーだって巻き込まれるのはごめんだろうなあ。




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いい文章を書く心得

2010.05.18 (火)


ブログで新しい記事を書くと、番号が自動的に振られる。これは525。ブログを始めて1年3ヶ月でそんなになったのかとちょっと驚いた。

私は書くことが好きなので、いくらでも書ける(夫の愚行なんかよりもっと書きたいことがいろいろあるが、詳細な記録を残すという意味でも、ああいう話は省けないのだ)。

報酬がないから、しがらみもない。読者受けを狙わなくてもいい。めんどくさがりの私にそんな疲れることはできない。

でも、一つだけ気をつけていることがある。

それは、文章。

間違いがないのは当然だが、読みやすく、わかりやすく、的確に内容を伝える文章を書きたいではないか。

しかし、アメリカに移住して21年が経ち、日本人とほとんど交流がなく、夫は日本語を解さず、日本語の本が簡単に手に入らない生活では、これがなかなか難しい。

ブログを始める前は、日本語を書くのはメールか事務的なワード文書作成だけだった。年々、漢字は忘れるし、語彙は乏しくなる。さらに、子どもたちの怪しい日本語に慣れてしまって、「あれ、こういう言い方で合ってるんだっけ?」と迷う。

もっと年を取ってボケない限り、母国語を忘れることはないと思うが、ふだんの生活での日本語レベルは下がる一方だ

ブログ記事を書くようになって、そのことを痛感した。最初のころは類語辞典をしょっちゅう引いていた。

しかし、そういう小手先のテクニックではどうにもならない。

自分が書いた昔の記事を読むと、「なんだ、このわけのわからん文章は?」と呆れてしまう。もう誰も読まないとわかっていても、つい手直しする。単なる自己満足ではある。


        *


いい文章を書くには、やはりいい文章を読まないとだめらしい。

インターネットは玉石混交。うちにある日本語の本は限られる。本屋で実物を見て買いたい私としては、ネットで注文するのに悩む。それに、アメリカで日本語の本を買うと高い(夫が他人にくれてやるお金を考えたら、本代を節約するのがばからしくなる)。

まず、いい文章で書いてあるいい本をどうやって見つけるかが問題だ。

いろいろ調べたところ、「志賀直哉を読め。」という人が多かった。彼は小説の神様とも呼ばれているが、私は一度も呼んだことがなかった。志賀直哉=暗夜行路という受験のための知識しかなかった。あー恥ずかしい。

暗夜行路という気分ではなかったので、短編集を取り寄せた。

文章が短い。読点が少なめなのに、わかりやすい。

解説によると、これは「思うまま書く」という志賀流なのだそうだ。「極めてわがままな書き方」とある。私と気が合いそうではないか。

それでいて、わかりやすくとか、読者のためにという配慮を生涯を通じてほとんど払っていない作家だったという。プロなんだから、それはありえないと思うが、まあ才能だということにしておこう。

しかし、文体よりも私が気になったのは、話の筋である。

「それがどうした?」という終わり方がいくつもあった。さすがに「小僧の神様」は読ませる(無知な私は知らなかったが、回転寿司チェーン小僧寿しの名前の由来だそうな)。でも、何度も読み返したい話はなかった。短編集だからかもしれない。

それにしても、まるでブログを読んでいる気分になったものさえある。

雨の日に友だちが二人遊びに来た。トランプをやって、お菓子を食べて、飽きたから本を読んで、奥さんは針仕事をして、そのうちみんなで小屋を見に行って、ボートに乗った。岸について焚き火をして、みんなで不思議な話をして、火を消して帰りました。

そんな風にまとめたらぶち壊しだ!このすごさがわからんか!と文学研究者が怒るだろうが、志賀直哉の時代にブログがあればこんなことをチマチマ書いていたかもしれないと思った。

というわけで、志賀直哉は「文章を短く」という教訓に終わった。


          *


本棚に大野晋の「日本語練習帳」があった。1999年発行の岩波新書。

これを実家から送ってもらったころ、私は精神的に最悪の状態から抜け出したばかりで、最初の数ページを読んで止めた。とても練習問題を考える気力はなかった。そして、10年間そのままにしておいた。

今回も回答を紙に書かず、頭の中でやりながら一気に読んだ。

言語から歴史、文化の話に広がっていく。これを読めば日本語が上達するとは思えないが、日本語についての感覚は磨かれそうだ。私は言葉に興味があるので、読み物としておもしろかった。

食べれるのような「ら」抜き言葉や外来語の多用についても書いてある。でも、この本が出たのは10年前。この10年間の日本語の変化を考えると、なんだか古きよき時代にさえ思える。

作者はもう亡くなったが、今の携帯やネットで使われる日本語を見せたいような、気の毒で見せたくないような。

文章を書く上の心得として、次の2点が挙げられている。

  • 「のである」「のだ」を消せ。
  • 「が、」を使うな。

「のである」「のだ」は「書き手の思い入れの強調」であって、「なんとなく著者の高い姿勢を示すようにも見える」から。

「が、」は保留条件を示す箇所が文中に何度も出てくると、「歯切れが悪い」「ずるずるとあっちこっちに引っかかる印象を受ける」、そして「文章が長くなりがち」だから。

私はどちらもよく使うほうだと思う。

長いのにわかりやすい例として挙げられた吉田健一の文章は、一度読んだだけで頭に入った。本当に文章が上手な人は、教養があって頭もいいのだ(←のだ)。

「いい文章を書くには素直になることです。」と言った人がいたかどうか。

そして、やはり日本語が上達するためにはいい本を読むことだと書いてあった。


<今日の英語>

Don't give it another thought.
もう気にしないで。


最近バースデープレゼントをもらったのに、まだお礼のカードを出してない。でも、その友だちの誕生日は自分より3週間前で、そのプレゼントにもお礼のカードは来なかった。もし自分がカードを出したら、彼女が恥ずかしく思うのではないかという相談に、「悩んでないで、さっさとお礼のカードを出しなさい。もし友だちが非礼をわびてきたら、気にしないでと言えばいいだけ。」と回答者。



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シカト

2010.05.18 (火)


主寝室はふつう夫婦の寝室だが、うちは生活時間の違いや夫のいびきのせいで、もう何年も別々の部屋で寝ている。

私は一人でないとよく眠れない。どのみちセックスレスだし、別室のほうが都合がいいというわけで、主寝室では私と猫だけが寝る。

夫は一つだけ余っている部屋に自分用のベッドを入れて、パソコンや本棚を揃え、仕事部屋兼寝室にした。シャワーや洗顔は、マスター・ベッドルームの中にある大きいバスルームでやっていた。

先週500ドルについて口論し、「フェリシア」宛ての小包が戻って以来、夫は自室にこもっている。ただし、子どもたちには普通に接しているようだ。

台所のカウンターに置いた小包を夫が見つけた直後、私は階下へ行き、長男を空手に連れて行くと告げた。夫は残り物のラザーニャを食べたところで、「とてもおいしかった。」と言った。

夫はわりとそういうことを口にする。ふだんなら、私はサンキューとか、でもここがイマイチじゃないとか言うのだが、そのときは何も答えなかった。そんな誉め言葉より、ルーマニア人との関係について正直に話してほしかった。

夫が私をまともに見て、私に話しかけたのはそれが最後だった

あれから、丸4日が経った。


         *


夫は小包のせいで顔を出せないのだろうと思った。

ふだんから不規則な生活だし、もともと自室で長時間を過ごすことが多いので、あまり気にならなかった。私がいないときに台所で食べたりシャワーに入ったりするのは、それほど珍しくない。

それでも、今回の口論の前までは、1日に何度も私のベッドの足元で妹猫を撫でたり、ブラシをかけたりしてやっていた。妹猫もそれが好きで、夫が来ると待ち構えてミャアミャアと催促したものだ。

この4日間、夫は一度も猫を撫でに来ない。話しかけもしない。私の猫だから? 猫に罪はないのに。

そして、土曜日に銀行へ出かける前にも帰った後にも、私に一言も言わなかった。

私はほっておいた。私が何を言おうが、夫は送金するのだ。送金したあとで追及してもしかたない。夫も私の文句や愚痴を聞きたくないだろう。

土曜日も日曜日も、夫は私がいるところへ一度も顔を出さなかった。

月曜日は夫のカウンセリングの日。これまでは、「間に合うように起こしてくれ。」と私に頼むのが常だったが、夫は何も言わず、部屋にこもっていた。

お昼頃、子どもたちがふだん使うゲスト・バスルームでシャワーの音がした。

夫は私が主寝室にいたので、いつものシャワーを使いたくなかったのだ。そこまで私を避けるのかと唖然とした。

夫が家を出る頃にちょうどお菓子が焼きあがり、私は台所にいた。階段を下りたら、台所を通ってガレージへ行くのが一番近いのに、夫はわざわざダイニングルームを通って、台所の隅っこをかすめてガレージへ出て行った。

「じゃあ。」の一言もない。もちろん私の顔も見ない。

これは silent treatment つまりシカトだ。


        *


夕方、小切手を切ろうと思って信用金庫の小切手帳を開くと、夫の字で土曜日に500ドルの小切手が切られていた。

500ドルなら、根負けした私が他の銀行口座から移して、金曜日か土曜日に引き出せるとメールしたのに。それが待てなかったということか。その500ドルは、夫が私に教えない、自分だけの普通口座に預け入れたのだろうか。あるいは、共同口座に500ドル以上入っていたから、その場で現金にできたかもしれない。今後はこうやってお金を引き出すつもりなのだろうか。

私を不安にさせるのが夫の目的だとしたら、かなり効果をあげている

夫は、タイ女をめぐる修羅場でも何度か私を無視したことがある。だから、これは初めてのことではない。なんでこんな疲れることをするのかわからない。

夫にとって私は話す価値がないという意味であり、夫をそのように仕向けた私に罪悪感を持たせるためである。私が夫の言うことを信じ、夫のやりたいことを支持すれば、こんなことにはならなかったと言いたいのだ。それを黙殺で私に思い知らせようとしている。

こういうのが心理的暴力なのだろう。

夫は子どもたちには普通に接しているので、誰もまだ気づいていない。




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抗うつ剤で精神安定

2010.05.20 (木)


これが日本なら、「しばらく実家に帰ります。」という選択がある。

私は家出をしたことがない。こんな田舎でもちょっとハイウェイに乗ればホテルがあるし、地元にはモーテルもある。でも、子どもたちのことを考えると、私一人でも子連れでも家を出ようと思ったことはない。

今、子どもは大きくなったけれど、まだ運転はできない。このあたりでは足がないのと同じである。習い事でも学校行事でもプレイデートでも、私が送ってやらねばならない。

夫が躁鬱病とパニック障害で療養中という状態でなければ、押し付けることもできるが、今の状況ではあまりに心もとない。

夫の素行について話せる友人はいない。ブログだから書けるのであって、現実世界の誰にこんなことを打ち明けられるだろう。

唯一思いつくのは、私の主治医ドクターB

結婚生活の問題はこれまでほとんど全部彼女に話してきた。でも、毎年の検診は秋なので、まだ早い。病気でもないのに予約は取れない。私はちょっと疲れるとすぐ寝るせいか、風邪すらめったにひかないのだ。

彼女は別に何をしてくれるわけでもない。

ただ私の話を聞いて、「じゃあもう少し薬を続けましょうか。この薬を試しましょうか。」と処方箋を書いてくれるだけ。カウンセラーではないので心理療法をしないせいもある。

内心は呆れているだろうが、もう15年以上も診てくれているので、かたくなな私のことをよく知っている。私にあれこれ言っても無駄だとわかっている。

英語という言葉の壁のせいでかえって話しやすい。適度な距離が置ける。日本人の医者なら、私はここまで率直に話せなかったと思う。

この次にドクターBに会ったら、ルーマニア人のことを話そう。


        *


不思議なことに、夫に黙殺されても私の精神状態はそれほど悪くない

15年以上ずっと服用している抗うつ剤のおかげだ。

どうやって脳の化学物質をコントロールしているのかわからないが、どーんと落ち込んだり、ひどく悲しくなったりすることがない。

去年の秋に、ドクターBから「もう抗うつ剤はやめても大丈夫じゃないかしら。」と言われて驚いた。まだ必要ですと主張して、そのまま続けることになったが、やめないでよかった。

夫が強いる緊張感が不快で過呼吸気味なのに、薬が無理やりに私の気分を安定させている。

「ひどく悲しい」とか「最高に楽しい」といった極端なブレが出ない。それがわかるくらいに、自分の精神状態を客観視できるのも奇妙だ。

特にネガティブな気持ちのほうは、人為的にねじ伏せられている気さえする。

だから、夫が私と顔を合わさなくても、「ふーん。」という程度ですむ。家事も普通にできる。もっとも、いつも手抜きだからたいしたことはしない。睡眠も変わらない。何かやろうと思えば、まあできる。

これが最悪のうつ状態だと、シャワーに入るとか、トースト1枚を焼くとか、そんなことすら、気が遠くなるくらい困難に思えて、ベッドから出られない。かと言って、じっとしてもいられない。眠れない。食べられない。八方塞がりの暗闇。

抗うつ剤は、私がそういう底なしの沼に落ちないよう、常に引っぱり上げている

毎日同じ量の向精神薬成分が脳に届く。そして、毎日同じレベルの気分を維持してくれる。

なんだか気味が悪いと思うときもあるが、まだ薬は手放したくない。


<今日の英語>

We are between a rock and a hard place.
板ばさみになっています。


クレジットカードの借金返済が滞ると、専門の取立人に回される。彼らは伝言を残すときに自分が何者であるかを名乗るように義務づけられている。それなのに、第3者に借金の件を伝えることは禁止されている。「留守電に録音するときも、本人以外に聞かれる可能性がある場合は難しい。でも、お金を返してもらうのが仕事だから、そうも言っていられない。」という、ある取立人のコメント。

日本語では2枚の板だが、英語では岩と硬い場所の間にはさまれる。



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「事務的な」会話の再開

2010.05.20 (木)


精神科医の予約がある日、私は買い物に出た。

夫の服は主寝室のクロゼットにあるし(しかも物に執着する夫の服が4分の3を占めている)、シャワーだっていつものほうがいいだろう。私を避けていては、どちらにも近づけない。

急ぎの買い物はなかったが、夫が家の中を自由に動き回るためには私が外出するしかない。

鍵のかかった夫の部屋のドアをノックし、「今から出かけます。」と私。

夫が電話中でないかぎり、私はそうやって報告してから外出する。さもないと、ワーワー探されてうるさい。

夫はなんだか慌てた声で、 "What?"

5日ぶりの会話がこれだ。

耳が遠いのにドアを閉めてるからよ。「(あなたを置いて)出て行きます(戻るつもりはありません)。」とでも聞こえたのだろうか。

私はもう一度「今から出かけます。」と言い、時計を見た。夫が出かけた後で子どもたちが帰宅する前に戻れば、ちょうどいい。あと3時間もある。


         *


ちょっと遠くのスーパーと生活用品のお店で時間をつぶして、家に戻り、夫にメールを書いた。

「今夜6時から次男のバンド・コンサートがあります。私が連れて行きます。

来週の月曜日夜7時半からスプリング・コンサートがあります。長男の空手は8時半に始まります。私は長男を連れて行くので、あなたが次男をコンサートに連れて行ってくれませんか。

6月7日には成績優秀者の集いがあります。その日も空手とかち合います。私は長男を連れて行くので、次男をミドルスクールまで連れて行ってくれませんか。出欠の返事を今週中に出さなくてはなりません。早めに返信してください。」

学校英語・受験英語で習った私の英語はかなり堅い

英語のサイトでカジュアルなやり取りを見て、真似しようとしても、つい「主語+動詞+目的語」や時制の一致などをきっちりしたくなる。

なぜか夫はいつもより帰りが遅い。


            *


ガレージを開け閉めする音が聞こえ、夫が2階に上がってきた。まっすぐ自室にこもると思いきや、私の部屋に入ってきた。

手にドラッグストアの袋を持っている。

事務的な話がある。」

事務的? シカトの理由とか私の気持ちとかルーマニアの件ではなくて、業務連絡をしたいということか。

「きみは明日も出かけるかね。」

「予定はないけど、あなたが出かけてほしいなら。」

「じゃあ、いい。忘れてくれ。それから、これはドクターGの処方箋3つ。郵送してくれないか。」 

保険会社はメールオーダーの薬局と提携している。夫の処方箋はこれまで全部私が処理してきた。夫はやり方を知らないのだった。また薬を代えるのか。

「2週間かかるのは、知ってますか。」

「それは知ってる。だから、そこのドラッグストアでも買えるようにもう1つ処方箋を書いてもらって、帰りに寄ってきた。」

「さっき言ってた、出かける用事というのは?」

「じゃあ、頼むか。60錠のはずが10錠しか在庫がなくてね。明日残りをもらってこなくちゃいけないんだ。」

そんなことさっさと頼めばいいのに。わかりました。私が取りに行きます。

「それから冷凍庫に frozen dinner が4つ入ってるけど、G氏に頼まれてパッケージを調べるために買ったんだ。中身は誰が食べてもいいけど、箱は捨てないでくれ。」

はい、それもわかりました。私より子どもたちに言わなくちゃ。

夫はありがとうと言い、自室に向かった。

しばらくして夫からバカ丁寧な返信があり、次男の行事には夫が連れて行くということだった。


         *


その夜、次男のコンサートが終わってやっと落ち着いた9時頃、夫は夕食を食べに台所へ下りて行った。

私がベッドの上でパソコンをしていると、「今日のシチューは特別においしかった。」と夫が顔を出した。

「いつもよりうまくできたみたいね。いま思い出したけど、子どもたちが保温にしたままじゃなかった?」

「消してあったと思うが、あとでまた見ておくよ。」

業務連絡終了

生活のこまごましたことは私がほとんど引き受けているので、夫は私を完全にシカトすることはできないらしい。

そういえば、シカトの間も夫は私が作った食事を食べていたのだった。

それも暖かいうちに食べればおいしいものを、私が台所を離れるのを待っていたせいで、すっかり冷めていたと思う。まあ、昔から食事よりも自分がやりたいことを優先していた人なので、出きたてでなくてもかまわないのだ。

夫はまだ妹猫を撫でようとしない。

しかし、さすがメス猫。夫の様子がいつもと違うことに勘づいたらしく、「コイツはもう役に立たない。」とブラシ担当だった夫をあっさり見限った風である。夫を見ても、ミャオミャオ催促しなくなった。

その代わり、妹猫に鳴かれるとノーと言えない長男に命じて、いつもの倍くらい撫でさせている。


<今日の英語>

You never know what you’re going to miss.
何がなくなったら寂しくなるかなんて、それが消えてみないとわからない。


連絡先や予定をパソコンだけで管理するようになった人。長年使ってきたFilofaxの手帳が懐かしいと言う。インターネットも Blackberry も Kindle も使っていたので、自分の反応に驚いたそうだが、デジタルでは再現できない何かがあったらしい。

NY州の宝くじのスローガンで、"Hey, you never know." (ほら、やってみなくちゃ、わからないよ。ひょっとしたら。)というのがあった。



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携帯で読むブログ

2010.05.21 (金)


私のブログを携帯で読む人たちが少なからずいると知って驚いた。

ブログを作ったときに、QRコードというメニューがあったので入れてはおいたが、あの白黒まだら模様の仕組みは知らなかった。

日本語のサイトでときどき目にして、「あれは一体なんだろう。」と思っただけである。

今もってアメリカでQRコードを見かけたことは一度もない

当然、試す機会はない。コードがないのだから、それを読み取れる携帯も売ってないんじゃないだろうか。日本の携帯は、アメリカのに比べて常に何世代も先を行っている気がする。

アメリカには iPhone も Blackberry もあるので、それでニュースを読んだり、ツイッターをしたりする人もいるはずだ。

でも、ふつうの携帯はまず通話の道具というのが私の印象である。

若い人たちはテキストもすると聞くが、たとえば街中でぱこぱこ入力しているのは見たことがない。たいがい携帯を耳に当てて、あるいはイアフォンを付けて、ただしゃべっている。


       *


私などは、4年ほど前に携帯サービス会社と2年契約を結んでタダでもらった携帯をずっと使っている。

その後、Pay As You Go というプリペイド・プランにした。でも、携帯は買い替えなかった(景気回復への貢献度ゼロ)。

たぶん旧石器時代モデルだろう。去年帰国したときに日本の携帯を手にとってみたら、まるで別物であった。

私のは丸っこい厚めのコロッケみたいな形で、貝殻のように開閉する。カメラは付いていない。画面はカラーだが、小さいし、なんだかはっきりしない。

テキストメッセージ(英語のみ)を受けることはできるが、テキストを送ることはできない。オプションだと思う。それも、電話番号宛てならともかく、メールアドレス宛には送れないらしい。

もっとも、私の携帯は非常時の電話連絡用なので、テキストできなくても困らない。

それに、森のせいか裏山のせいか、自宅ではうまく電波が届かない。だから、携帯を使うのはほぼ外出時限定である。1ヶ月に10分使うかどうかという程度。

私の携帯がインターネットにつながるとしても、目の悪い私にあの小さい画面で何を見ろと言うのだ。


      *


私のブログは、PCでさえ何度もスクロールしなくてはならない。たとえ日本の最新式携帯であっても、1つの記事を読むだけで大変だろう、携帯向きではないと考えた。

だから、ブログの設定で「モバイルテンプレート」とあっても、何もしなかった。「モブログ(モバイル用のブログ?)の設定」もディフォルトのままだった。

私には関係ないと思ったから

最近になって、「記事が2つずつしか出ない」というコメントをもらい、どういうことだろうと調べてみたら、確かに携帯ページでの記事数の設定が2になっていた。

思い出した。

かなり前に、PC画面でもだら~っと長くなるのを携帯で読んだら苦痛だろう、せめて数を減らそうとしたのだった。よかれと思ってやったのだが、かえって読みにくかったらしい。

これというのも、私は自分のブログが携帯でどのように見えるのかを知らないからである

検索すると、ブログアドレスの最後に ?m を付けると、それらしいものが出ると書いてあったので、やってみた。

へー、こんな風になっていたのか! 

PCとぜんぜん違う。もともと殺風景なブログではあるが、こうやってあの小さい画面に出力するとは、なんと賢い。

私は携帯用のテンプレートは選ばなかったので、これがディフォルトらしい。とてもさっぱりしている。まるでメモ帳。でも、リンクも張ってあって、狭いところにコメント欄もカテゴリもちゃんと表示されていて、感激した。

それでもPC画面でのシミュレーションなので、携帯画面で凝縮された実物を想像するのは難しい。

仮想世界でも浦島花子状態は起こるのだなと思った。


        *


一番上に広告が出るとは知らなかった(PC画面には出ない)。

あれは気に入らない。調べてみたら、広告の削除は禁止だそうだ。ただし、一番下に移動するのは可とどこかに書いてあった。

やってみようと思ったが、肝心のテンプレートがどこにあるかわからない。ディフォルト以外のテンプレートを選ばないと、編集できないのだろうか。ちょっと時間がかかりそうだ。

携帯用のプラグインというのがあったので、月別アーカイブとカテゴリを入れてみた。

PC用と同じで、選べば表示されるのだった。PCでは当たり前と思っていたが、携帯でもこんなことができるなんてすごい。感心しきりである。

一度に表示する記事数は7にしてみた。

記事タイトルしか見えないが、これはやっぱりいちいちクリックして開かないと読めないのだろう。そして、記事の最後にたどりつくまで、何十回(何百回?)となくスクロールを続けなくてはならないと思われる。一定のスピードで自動的にスクロールしてくれる機能でもあるのだろうか。

どっちにしろ、大変な作業である。

やっぱり通勤電車の中で読むのかな。「やたら長いのを読んでるなあ。」と隣に座っている人が横目で見るかもしれない。いや、みんな自分の携帯に夢中だから、そんなことしないか。

自分で勝手に長い記事を書いておきながら、これを携帯で読めと言われても私にはやり遂げる自信がない。


<今日の英語>

Why are you looking so sad?
何がそんなに悲しいの。


テニス・スクールのロビーで、どこかのお母さんが娘らしい小さな女の子に話しかけた一言。



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英語の中に出てくるラテン語

2010.05.22 (土)


NYタイムズを読んでいると、たびたびラテン語にぶつかる。

PBSラジオやちょっと真面目なテレビ番組のインタビューなどでも耳にするし、業界によってはラテン語で言うのが普通という言葉もある。

ちょっとスノッブで知的な感じがするが、「無理して気取っちゃって。ひけらかしたいのね。」と思わせる人もいる。

私はラテン語の知識がないので、慣れるまでは辞書を引いていた。

英語だけでも苦労しているのに、なんでラテン語を混ぜるのよ?
と思ったが、そうも言っていられないので、一つずつ覚えていった。文法をゼロから学ぶ苦労もないし、言葉が好きな私には趣味の範疇である。

中には英語から意味が想像できるものもある(むしろ、ラテン語起源の英単語があるからというべきか)。たとえば、

ad infinitum  無限に
alter ego  もう1人の私
de facto  事実上 

法律やビジネスに関する話だったら、

ad hoc    限定目的の
bona fide  善意の、真実の 
mea culpa  私の過ち 
per diem  1日につき、日割りで 
pro bono   無料の、奉仕の
quid pro quo  代償、見返り 
sine qua non   必須条件


こういうのは暗記するしかないが、よく出るのは決まりきった10個くらいなので、たいしたことはない。それに、他のフレーズでも ad や per など共通部分があれば、とっつきやすくなる。

中でも、 pro bono(プロ・ボノ。弁護士などの専門家が無償で行う公共的活動。pro bono publico の省略)や bona fide (ボナ・ファイド)を見聞きしない日はないくらいである。per diem (パー・ディエム)は求人欄でも見る。
【注: カタカナ表記は私の耳に聞こえるアメリカ人の発音】

それでも、ラテン語を混ぜて話すのは、ある程度の生活レベルまたは知的レベル以上の人に限られる。たとえば、ハイスクール中退者が気安く使うとは思えない。


          *


すでに英語になっているものもある。英語になるというのはおかしいが、日本語の中の外来語みたいな位置づけじゃないかと思う。ラテン語だという意識なしで使うから。

ad lib      アドリブ  (ad libitum 思うままにの省略形)
et cetra    エトセトラ
in vitro     体外で (in vitro fertilization は体外受精)
per capita   一人当たり
status quo  現状
versus      対 (たとえば、US vs Russia)
veto       拒否権

大学を優秀な成績で卒業すると、summa cum laude (最優等で)、magna cum laude (優等で)などが証書に書かれる。すると、NYタイムズの結婚アナウンスメント欄に、「花嫁はハーバード大学を summa cum laude で卒業し」という紹介文を出す。

書き言葉でよく見るのは、sic。引用した文章の間違いを正さずに原文のまま載せる場合、間違った語のすぐ後に [sic] と表記する。日本語なら、[ママ]と小さく書くところだ。

古いアメリカ映画に "Quo Vadis" というスペクタクル作品があった。

日本語のタイトルはそのまま「クオ・ヴァディス」。ラテン語の意味は、「あなたはどこへ行くのか?」 これもラテン語だからこそ格調高い響きがするのであって、英語にしたら台無しである。

そういえば、Corpus Christi (キリストの聖体)という地名がテキサス州にある。初めて聞いたときはぎょっとした。そういう名付け感覚は理解できない。

私が好きなのは persona non grata. 日本語では「好ましからざる人物」。外交用語なので、日常使う機会がないのは残念である。


        *


夫は大学の必修外国語でギリシャ語を選択した。

まあ古典の教養として勉強したんだろうが、30年も経った今はほとんど覚えていないと思われる。

高校時代のフランス語もまるでだめ。非常に苦労したらしい。スペイン語でなくフランス語を選ばせた母親が悪いんだそうだ。

そうして、「自分には語学の才能がない。」を言い訳に、子ども2人と猫2匹が日本語を理解する家に住みながら、夫だけは日本語を覚えないまま10年、20年が経過したのである。私はもう何も期待していない。

日本はもちろん、どこの国へ出張しても誰かが英語を話してくれる。たぶん当たり前すぎて、疑いもしない。

英語のネイティブ・スピーカーというだけで、どれほどラクをしているか
自覚はあるのかね


今日も、前置詞の to を入れ忘れたのを夫に指摘された私は考える。

そして、長男に「こういうとき、本当に to を入れないとダメなの?」と聞くと、
「うん、ぜったい入れる。」 20年アメリカに住んでも、こんな間違いをしでかしている。

ラテン語で遊んでる場合じゃない。


<今日の英語>

Count your blessings.
悪いことばかりじゃないと思いなさい。


友達はみんな理想の家が買えないといつも嘆いているのに、自分は近々遺産がもらえることになった。もし私だけが素敵な家を買ったら、きっとみんなの気分を害するだろう。どうやって彼らに対応したらいいかという相談に、「まだ家を見つけてもいないのに、そんな心配は無用です。むしろ、自分がどれだけラッキーか考えなさい。」というアドバイス。

文字通りには、自分が受けているお恵みを数え上げる。



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なんとなく元通り

2010.05.23 (日)


薬の手配の件で、5日ぶりにまともに私と口を利いた夫は、その後あっという間に元通りになった。

業務連絡だけでなく、自分の体調や天候やニュースやG氏とのやり取りについて、いちいち私に知らせる。私はがんばって相手をするでもなく、前と同じように対応する。

あのシカトはいったい何よ?」と思いつつ。

そのうち、猫にも挨拶するようになり、今日はブラシもしてやっていた。「ちょっとこのところ、やってあげてなかったからなあ。」なんて言っている。

警戒心の強い妹猫は、夫が2,3度撫でるとパッと逃げたが、ブラシは好きなので戻った。

ブラシをすると、取れた毛が体の表面にふわふわ残る。手でさーっと撫でて集めてやらねばならない。夫は私にそれをやるように言って、出て行った。妹猫の動きで、触らないほうがいいと悟ったのだろう。

猫なんかに八つ当たりした罰じゃない?


       *


私はまだ新しい情報は何もつかめていない。

夫は以前ほど自室にこもらなくなった。もう家中にエアコンを入れているが、ドアを開けたほうが通気がいいので、ドアを開放している時間もある。

にぶい兄猫はのこのこ入りこみ、パソコンをする夫の腕に頭突きする。「おーい、猫を呼び返してくれ。」とそのたびに夫が言う。私が呼ぶと、猫は私の部屋にやってくる。

子どもたちは夫の変化に気が付かなかったらしい。夫は彼らには普通に接していたから。

私はルーマニアの話を長男にも次男にもしなくなった。

ときどき夫の部屋からひそひそした声が聞こえると、ドアの外で耳をすませてみるが、いつもG氏だった。さすがの夫も、ルーマニア人と電話で話すようなミスはもうしないだろう。

これまでは、夫はだいたい1ヶ月に1回の割合でお金を動かしてくれと私に頼みにきた。「歯の治療費」以後、送金したいという話はまだない。

私に頼まなくても、うちのお金を引き出す方法はいくつもある。だから、銀行口座やクレジットカードの明細を毎日チェックする。

表面上は元通りになったが、夫は私が疑っていることを知っているし、私はルーマニア人の追跡をあきらめていない。だから、お芝居をしているようなものだ。

"There is an elephant in the room." という表現がある。

象が部屋の中にいれば、気がつかないわけがない。明らかに大きな問題があるとわかっているのに、誰もそのことに触れたくなくて口に出さないという意味である。

うちにはそういう象が居座っている


        *


夫のPC の調子が悪く、OS を入れ直したりして半日をつぶしたらしい。その後、自分の携帯を持って私の部屋へやってきた。

「この携帯の番号を調べるには、どうすればいい?」

「メニューで own number を見たら?」

「どうやって?」

夫は自分の携帯の番号を覚えていない。メニュー操作もできない。

私と同じで、外出時しか使わないのに、最近頻繁に充電している(充電器は台所にあるから、いやでも見える)。消し忘れて電池切れなんだなと思っていた。これまでも、出かけたら使えないということがしょっちゅうあった。

自分の番号を調べる方法については、確か前にも同じ事を聞かれた。

そのときは、出かけているときにG氏からの電話を受け取りたいから、彼に番号を教えたいとのことだった。夫の外出は週2回の医者通いかピザをもらってくるときだけ。どちらも1時間以内。そんなに急ぎの電話があるのだろうか。

今度も私はやり方を教えたが、出て行こうとする夫を呼び止めて聞いた。

「どうして携帯の番号がいるの?」

「ヤフーに登録しなくちゃいけないんだ。Gがメールしたら、携帯が鳴るように。」

夫のPCは、ほぼ終日つけっぱなし。メールが入ったらすぐにわかりそうなものだ。うちには固定電話もある。それだと、私が出てしまうから? G氏はすでに夫の携帯番号を持っているはずだ。

もしかして、ルーマニア人がからんでいるのだろうか。

表向きはふつうにふるまっていても、夫のちょっとした言動はすべて疑いの種になる

携帯のアカウントは私が一括して t-mobile のサイトで管理しているが、着信や送信履歴は見られない。プリペイドだからかもしれない。取り寄せることはできるかどうか、問い合わせることにした。


<今日の英語>

He would get my vote.
(もし彼にそういうことがあれば)賛成します。


引退後、スピーチやコンサルタント業でお金儲けに忙しい元大統領や元副大統領が多い中、ジミー・カーターはNGO活動に汗水を流して働き、結果を出している。その一例として、カーター・センターはメジナ虫症 (Guinea Worm Disease) というぞっとする病気を退治するために、過去24年間にわたって地道な運動を展開している。ついに4カ国に3200人の患者を残すのみとなった。

その成果を報道した記事に感動した一読者のコメント。「これまでノーベル平和賞を2回受賞した人がいるかどうか知りませんが、もしそういうことがあるなら、一票を投じたいものです。」



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高校生の自動車教習

2010.05.25 (火)



長男の通うハイスクールから封書が届いた。夏休み中の Driver Education Program の申込書である。

ついに来た。送り迎え係から解放される最初のステップである。

私はいそいそと記入した。

そして、このプログラムを始める前に必要だという Permit (許可)を取るために、ニューヨーク州の DMV(Department of Motor Vehicles. 車両登録や運転免許交付を扱う部署)のサイトに行ってみた。

16歳以上でなければ、申し込めません。」

長男の誕生日は7月。このプログラムは6月後半にオリエンテーションがあり、7月1日に始まる。そのとき長男はまだ15歳。実地練習が始まるころには16歳になっていると思うが、間に合わない。

ぬか喜びであった。


          *


この教習プログラムは地元のドライビングスクールと提携で年間を通してやっているらしいが、長男は時間管理が下手なので、夏休みに受けさせたいものだ。

教室での講義が24時間、実際にハンドルを握っての運転練習が6時間、車内でのobservataion が18時間。計48時間(約6週間)。

Observation というのは、観察・観測・展望という意味である。つまり、他の子が運転する車に乗って、同乗インストラクターの説明を聞いたり、その子の運転ぶりを見て学ぶということだろう。

講義・実習とも1日90分(そのうち4分の3は見てるだけ)で16回ずつ。「月曜から金曜日までの週5日、毎日出席すること。」と書いてある。

7:00 AM, 8:30 AM, 10:00 AM, 11:30 AM,
1:00 PM, 2:30 PM, 4:00 PM, 5:30 PM

時間は第3希望まで出せる。人気のある時間帯に集中しそうだ。講義ならいつでもいいが、実地練習はラッシュアワーを避けたい。とすると、10時から2時半までかのどれか。

私の知るかぎり、アメリカのドライビング・スクールはスクールとは名ばかりで、日本の教習所のように練習用コースなど持っていない。

いきなり公道で運転するのだ



      *


20年前、日本での免許もない私がインストラクターを頼んだら、初日からハイウェイだった。

まず近所の閑散とした住宅街をのろのろ走ったが、それも15分くらいで終わり、

「さあ、高速へ行きましょう!」

「さっき初めて公道に出たんです。まだ普通の道路もまともに走れないんですよ。どうにかアクセルとブレーキが使えるくらいで高速なんて恐ろしいことできません!」と私は抵抗したが、

いつかは高速へ出なくちゃいけないんだから。レッツ・ゴー!」と明るく説得された。

練習用の車には助手席にもブレーキがあったとはいえ、「無謀」というのはこういうことだなと思った。

それまでに、実家近くの教習所跡地で父に1週間くらい手ほどきしてもらっただけで、一般道路は日本でもアメリカでも運転したことがなかった。夫は運転が嫌いだし、下手だし、なにしろ短気だったので、教わるなんて問題外。

DMV で筆記テスト用の問題集をもらい、自分で勉強して、試験を受けた。選択問題が20くらいあった程度。それで視力検査をして、公道で練習してよいという permit をもらった。

こんなにあっさり許可していいのだろうか

インストラクターには3回くらい来てもらったか。「こんなもんでしょ。もう受かると思いますよ。じゃあ、路上試験に申し込んで。大丈夫、DMVの連中はよく知ってるから。」と言われた。

テストはほとんど車の通らない一般道路の隅っこを使って、直進、一旦停止、左折、右折、縦列駐車。ほんの5分くらいで終わり。

でも、私は左折が遅かったし、縦列駐車にいたっては、インストラクターの車だったから後ろの窓に目印のテープがついていて、まぐれでできただけ。

ところが、試験官は本当にインストラクターの知り合いで、「ちょっと遅いなあ。でも、合格にしてあげるか。もうちょっとスピードを出すように言ってよ。」と彼と握手して去った。

その後、一度も縦列駐車をしたことがない。もちろん車の動く仕組みは知らないし、マニュアル車に触ったこともない。うちのガレージから長いドライブウェイをバックして道路に出ることもできない(一度試みたら、車ごと小川に落ちそうになった)。

こういう人が高速を時速70マイル(112km)で運転しているのである


     *


ティーンエージャーの自動車事故があとを絶たない。ハイスクールで安全教育をしたり、各州で規定を厳しくしたりしている。

でも、私は自分の経験をふり返って、「あの程度で免許をあげるんじゃ、事故も起こすわ。」と思っていた。

だから、この48時間もかけて教えるコースがあるのに驚いた。

ちなみに、コースの金額は465ドル。

それでも、ハンドルを握って運転する時間が正味6時間というのは、やっぱり少ないと思う。

第一、このプログラムは必修ではない。「保護者が50時間の路上練習を監督しました。」という用紙にサインすればいいとDMVのサイトに書いてある。

あるいは、成人教室での5時間講習(交通法規とか安全運転についての話だけ)を受けてもいい。とりあえず仮免がもらえる。あとは試験に合格すれば、免許が取れる。

  
        *


アメリカには若葉マークも枯葉マークもない

いったん道路に出たら、昨日免許を取ったばかりの高校生でも、20年無事故無違反の模範運転手でも、本当はもう運転しないほうがいい老人でも、区別はない。同じ土俵(?)で戦う感じ。

それは当然のことのように思える。

いったん公道に出たら、特別扱いはしない。誰かがよけてくれるだろうとか、優先してもらえるだろうとか、そういう甘えを持っていたらむしろ危険なのだ。

目印をつけて、「ハンデのある運転手なので、お手柔らかにお願いします。」という配慮を期待するのは、いかにも日本的な優しさだなと思う。

それとも、よその国でも普通にやっていて、アメリカだけが違うのだろうか。


<今日の英語>

I may sound Pollyanna.
能天気に聞こえるかもしれません。


相手に関心があるわけでもないのに、"Hi, How are you?" という挨拶をすることの是非について、ただの言い回しなんだから深く考える必要なしという意見に混じって、「私はそれを文字通りに受け取って、自分の状況を丁寧に率直に答えます。そして、相手の様子も同じように尋ねます。すると、ほとんど全員がセルフ・レポートをしてくれますよ。礼儀正しさは隠れているだけで、呼べば姿を現すものです。そんなことを言うと、ポリアンナみたいに聞こえるかもしれませんが。」という、本当は皮肉なコピーライターの一言。

ポリアンナは、Eleanor Porterが書いた児童文学 "Pollyanna" (少女パレアナ/ポリアンナ)の主人公。転じて、愚かなほど極端な楽観主義者を指す。ポリアンナ症候群(問題を直視せず、ただ現状に甘んじることによって現実逃避をする)という心理学用語もある。日本ならさしずめ夢見る夢子さん



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もうすぐ煙突工事

2010.05.26 (水)


コントラクター(工事請負業者)のダリルが煙突設置の最終確認にやってきた。

ボイラー業者のジョーを連れている。お互いに仕事を回してやっているらしい。ようやくプロジェクトが動き始めた。

すでに総費用の半額は払ってある。町の許可も取った。

見積もりにはダリルのところの作業員が来たが、到着時間が予定より遅れたので、私は子どもの送り迎えで出かけてしまった。それで、珍しく夫が話をした。

こういう大掛かりなプロジェクトには、夫が全面的に関わる(あるいは夫婦揃って参加する)家が普通だと思うが、うちは業者を探すところから、最後の支払い、あとから出てきた問題の処理まで、ほとんど私一人でやっている

どうしても私の都合が悪かったり、私が話の成り行きに自信が持てなかったりして頼んだときに、やっと夫が出てくる。

コントラクターはたいてい男。でも、私は軽んじられたと思ったことはないし、ご主人と話したいんですがと言われたこともない。

内心はどうか知らないが、ふつうにお客扱いしてくれる。もしかして、妻だけが出てくる家もそんなに珍しくないのかもしれない。

でも、私は夫がコントラクターと交渉してくれたらなあといつも思う。

私だって、リモデルなんか興味も知識もやる気もない。アメリカ人である夫なら英語だけは完璧だし、私より10年長く生きているだけあって、さすがに私よりもいろんなことを経験している。

ただし、夫が動くのを待っていたら、何も進まない。そのうちボイラーが完全に故障したら、もっと大変なことになる。他にも先延ばししているプロジェクトがいくつもあるのだ。

選択の余地なく、私がやるはめになる。

そして、私は収入がないから、せめてこれくらいの働きをしなくてはと自分に言い聞かせる。


        *


こういう工事につきもので、やはり見落としていたことがあった。

半地下の壁から外に出ているパイプをそのままつなげると、煙突が2階の窓を隠してしまうという。ずらすために、もう一つ壁に穴を開けなくてはならない。壁はコンクリートである。

「ここは強化コンクリートではなさそうですから、それほどたいした仕事じゃないはずですが、場合によってはいくらか追加の費用がかかるかもしれません。」とダリル。

だからリモデルはいやなのだ。それに、そんな基本的なことは想定内じゃないの? 

でも、しょうがない。これ以上煙突なしでは、いつボイラーが壊れるかわからない。ともかく、必要なことをやってくれと頼んだ。

ダリルとは電話とメールでやり取りしていた。押しが強い印象を受けたが、会ってみたらもっと話のわかりやすい、真面目な感じだった。いかにも自分の仕事に自信があると思わせる。すごく背が高い。それに、まるで学生みたいに若い。

ジョーはダリルの会社と組んでいるのだろう。おとなしい人だが、ペラペラしゃべらないだけ仕事に集中しそうである。小柄なせいか、ダンよりさらに若く見える。長男のハイスクールにでも通っていそうなくらいである。

「コントラクターのおじさん」が来るつもりで待っていると、初々しい若者が現れて、その度に軽いショックを受ける今日この頃。私が年を取っただけなのだが。


       *


3年ほど前、屋根板が一枚吹き飛ばされて裏庭に落ちていた。そのときに緊急修理を頼んだのが、ダレルの会社だった。

その際、うちの屋根の手抜き加減がわかった。

たとえば、釘ではなくて、建築用の大型ホッチキスを使っている。最低3ヶ所は留めるべきなのに、2ヶ所しか留めていない。

この家のそこかしこで、前々からいい加減な仕事が目についていたので、屋根についても驚かなかった。いかにもありそうなことだと思った。そして、いつか修理をしないとだめだろうと覚悟した。

今回ダレルが屋根に上ってみたら、あれからさらに悪化していて、前庭の隅から見上げると、あちこち浮いているのが素人目にもわかった。屋根の反対側とガレージの屋根は今のところ大丈夫そうだが、前側の屋根だけはこのままだと遅かれ早かれ雨漏りがするという。

屋根の寿命は20年らしい。うちはまだ15年。それも、回りの木々が強風から守ってくれていたから、この手抜き仕上げでも、今まで持ち堪えたのだそうだ。

屋根の片側だけを張り替えると5000ドル。

一軒屋はもういい。」と思う。

必要な修理だとわかっていたが、「夫に話してみます。」と言っておいた。


        *


2週間ほど前に強風でガレージ上のパネルが一部はがれた。アルミでできている板が半分折れ曲がって、ぶらぶらしている。

ダレルにちょっと見てくれと頼んだら、はしごを出してすぐに直してくれた。

そこには握りこぶしくらいの蜂の巣ができていたが、スプレーをかけてそれを落とし、折れたパネルを押し戻して、釘を打ち付けてくれた。折れたところは少し線が見えるが、しょうがない。

これは無料でいいと言う。そうでしょうとも。

これだけのために彼を呼んだら、まず100ドルか150ドル取られる。煙突のある側とは反対にあるし、煙突設置とは全く関係ないが、聞いてみるもんだ。

若いときには躊躇しただろうが、しっかり中年のおばさんになった私は平気である

すでに煙突工事の材料は発注したそうで、あとはスケジュール調整と町への通知(工事中に3回調べに来る)で、工事の日が決まる。

お湯が使えない日はたぶん2日だと言われたが、「かなり朝早くから始めて、夜にボイラーだけを使える状態に戻す」というジョーの提案で、1日だけの可能性が大きくなった。うちには汗臭い男が3人もいるので、助かる。


         *


夫は彼らが帰るまで一度も自室から出てこなかった。私たちの話し声もダリルがパネルを打ちつける音も聞こえたはずなのに。

しばらくして「どうだった?」と聞かれたので、適当に答えた。

日本語でも難しいのに、工事関係の語彙が足らない私の英語では、ダリルの説明の半分も情報が伝えられない。なんで直接彼らと話をしないのよ。

屋根の修理費5000ドル。出したくないが、ルーマニアへの送金を思えばなんてことはない

煙突が終わったら、屋根を直してもらおう。


<今日の英語>

Their patience is running thin.
彼らの我慢も限界に近づいています。


メキシコ湾での原油流出から1ヶ月経った。近隣の住民にインタビューした記者の一言。



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クルム伊達公子のインタビュー

2010.05.27 (木)


昨年末にサフィンが引退してから、いまいちテニス観戦に身が入らない。

なにごともご贔屓があってこそ熱中できるものだ。

それでもフレンチオープンはネットとテレビで毎日追っている。プレミアムのテニス・チャネルは、うちにはない。もっぱら ESPN で録画を見る。

今年はデルポトロが欠場。去年の全米オープンでフェデラーを破って優勝して以来、お気に入りだったので(そのときの過去記事はこちら)、残念である。

その代わりといってはなんだが、去年の全仏オープンでナダルを破り、決勝でフェデラーに負けたロビン・ソデルリングに勝たせたい。彼の試合ぶりもいいが、静かな話し方もいい。 ああいうのは melodic (メロディーのよう)な声というのだそうだ。

ベラルーシのヴィクトリア・アザレンカが初戦で敗退して記者会見をすっぽかし、4000ドルの罰金を課されたとか、錦織圭が初戦を突破したとか、アンディ・マリーが危ないところで勝ち抜いたとか、1回戦からおもしろいことがいろいろあったのだが、サフィナとクルム伊達の試合で、すっかりかすんでしまった。

   
       *


私は伊達選手が出場していることも、ましてや初戦の相手がサフィナだとも知らなかった。

去年のウィンブルドンで17歳のカロライン・ウォズニアキに初戦で負けたとき、伊達選手のかなりブロークンな英語を初めて読んだ(記者会見でのやり取りを書き起こしたもので、音声はなかった。そのときの過去記事はこちら)。

ただし、あの試合はそれほどニュースにならず、インタビューも短かった。

ところが、今回は元ランキング1位で去年の全仏準優勝者サフィナが相手。しかも、背中の怪我で長い間休んでいた彼女が、例によって自滅してしまった(気の毒で見ていられない)。それも、優勝決定戦ならともかく、1回戦で。

伊達選手はふくらはぎに怪我をして、3回もタイムアウトを取り、歩くのも難儀そう。しかも、彼女はあと数ヶ月で Big Four Oh つまり40歳になる。

このコートでは次にナダルが試合をするとあって、サフィナ・伊達の3セット目には観客席が満員となった。

注目度が違う。


       *


大会公式サイトにある伊達選手の記者会見ファイルは、なぜか今年もトランスクリプトだけで、音声はない。他の選手と同様に、彼女の発言をほぼそのまま再現している。

基本的な文法の間違いが目立つ。たとえば、

He love the tennis.  (loves.  the は付けない)
What you mean?  (What do you mean?)
Last year I play Saint Gaudens.  (played
Even when I lost, much better feeling, my feeling. (I felt much better. )


時制や数、冠詞が混乱する。前置詞や主語を忘れる。名詞を動詞の代わりにする。「それで、それから」と言いたげに、So, Then, And が頻繁に出てくる。

頭に浮かぶ日本語をそのまま英単語にしている感じがする

つまり、これが典型的な日本人英語なのだ。

疲れているときにちょっと込み入った話を夫にすると、「おかあさん、今の英語、めちゃくちゃだったよ。」とよく長男に指摘されるが、きっとこんな感じになるのだろう。

言わんとするところはわかるが、これだけ崩れた英語はイメージがよくない。想定できる質問が多いので、少し練習すればかなりちがうと思う。

クルム氏もこの記者会見の部屋にいたらしい。聞かれもしないのに、子どもができなかったことを "Then we tried to make a baby, but nothing happened. "(文法は正しい)と伊達選手は説明したのだが、「レーサーの夫は困惑した表情だった。」とある記者が書いていた。

ふつうは have a baby  という(子どもたちによると、make だと両手で粘土でもこねてチマチマ作るイメージが浮かぶそうだ)。そもそも、そんな事情を説明する必要はない。


         *


それにしても、この記者会見では彼女の冗長な返答にも驚いた。興奮していたのか、延々としゃべり続けている印象を受けた(映像を見ていないので本当のところはわからない)。

ナダルなど英語の下手な選手は少なくないが、たいてい簡潔に答える。

長々としゃべると、言わなくてもいいことを口にしたりして、それだけボロが出るし、何が言いたいのかわからなくなってくる。

伊達選手は気にしていないのかもしれないが、これだけ大きなニュースになった試合の後である。不正確な英語で長々としゃべるのは得策ではない

他の選手は、そのあたりのマネージメントもできているように見える。

もちろん、ふてくされた態度で記者会見に臨む選手もいるが、批判されるとたいてい次は謙虚にふるまう。英語があまり話せなくても、基本的なことはきちんと言えるように準備してくる。勝つことはもちろん大事だけれど、トップレベルになればなるほどテニス以外の部分もチェックされる。

あの記者会見ではもったいないなと思う。




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電話番号とYahoo ID

2010.05.28 (金)



T-mobile ではプリペイド・プランの送受信履歴は入手できなかった。

でも、うちの携帯にはどれにもパスワードがないのだ。どうしてもっと早く思いつかなかったのだろう。

夫がシャワーに入っている間に、充電中だった夫の携帯を開けてみた。

直近の20件まで表示できる。私と同じく、夫もほとんど携帯を使わない。履歴は自宅とのやり取りがほとんどで、あとは義母の番号と近隣の市外局番が数件あるだけだった。

でも、国際電話の番号が1件だけ残っていた。

+40 727 529 xxx 

この番号の詳細に出ていた時間(5月15日10時43分)は夫が銀行とウェスタンユニオンへ出かけたときだ。

調べるまでもなかったが、40はルーマニアの国コード。そして、7で始まるのは携帯だとわかった。その番号の持ち主の名前は見つからなかった。

おそらくこれがお金の受取人の番号なのだろう。


       *


夫が精神科医に出かけたあと、夫の部屋をのぞいたらパソコンがついたままだった。

デスクトップに、ヤフーの小さいチャット画面が開いている。うっかり消し忘れたのか、あるいは戻ってすぐにチャットできるようにしておいたのか。

夫は左利きなので、マウスはPCの左側。ちょっと奇妙な位置に置いてあった。元に戻せるように、ちゃんと覚えておかねばならない。私はヤフーは使わないので、よくわからないが、マウスでスクロールしてチャット画面の一番下まで出してみた。

"Friends 0/4" という表示は、友だちカテゴリーに4人いて、そのうち現在チャットしているのは0人という意味だと思われた。

4人とは、マリウス(お金の受取人?)、フェリシア(電卓の受取人)、そしてホットなんとか、エンジェルなんとか、といういかにもそれらしい女のつけそうなユーザー名2つだった。

フェリシアはそのまま "Felicia" だったが、マリウスは "marius" の前にルーマニア風のラストネームと88という数字がついていた。このユーザーIDがマリウスのヤフーメールアドレス? 本名だろうか。

88が1988年生まれの意味だとすると、今年22歳ということになる。

もちろん全く別の理由で88を選んだのかもしれない。インターネットでは、なにが真実かわからない。

この4人の下には、"Others 0/3" とあって、コリナ(彼女の住所や電話番号、パスポート番号を書いた紙が夫の部屋にあった)、ライモン(今まで聞いたことがない)、ステフ(マリウスのガールフレンド?)の3人が出ていた。

マリウスとフェリシア、そしてコリナとステフを別のカテゴリーに入れた理由はなんだろう。なぜみんなフレンズではないのだろう。

夫のIDのところには、一番新しいメッセージが残っていた。

Twas brillig, and the slithy toves
Did gyre and gimble in the wabe.
All mimsy were the borogoves
And the mome raths outgrabe.


これは「不思議の国のアリス」に出てくるナンセンス詩である。

夕火の刻、粘滑なるトーヴ
遥場にありて回儀い錐穿つ。
総て弱ぼらしきはボロゴーヴ、
かくて郷遠しラースのうずめき叫ばん。

どうして夫はこんな謎解きみたいなメッセージを書いたんだろう。いったい誰に? つい先日、アリスの映画が公開されたから、その話をしただけなのか。


        *


夫は、私がこれだけの情報を集めたとはよもや思わないだろう。

私はヤフーIDを持っていないし、インスタント・メッセージは試しに数回やってみたが、使う相手もいないのでやめた。

ふだんから、「パソコンにとても弱い私」を演出してきた。実際パソコンは初心者だが、それ以上に無能なふりをしている。もう少し夫を油断させて、泳がせてみようか。

精神科医ドクターGのところからもどった夫は、「調子がいいから、これからは隔週でいいんだそうだ。」と言った。

ドクターGは薬を処方するのが主目的なので、毎週も行く必要はもともとなかったのだ。最近また薬を代えたばかり。心理学者ドクターWとのカウンセリングは、まだ毎週やるらしい。

それにしても「調子がいい」とは、どういうことだろう。

私は精神科医もカウンセラーも信じていないが、まったくいい加減な判断をしてくれる。もっとも、夫がすべてを打ち明けなければ、医者だってどうしようもないが。

シカトの数日間は別にして、確かに夫は以前のような浮き沈みがなく、躁鬱病とは思えないくらい落ち着いている。

相変わらず睡眠については愚痴をこぼすし、昼夜逆転に近いが、意欲もエネルギーもあるように見える。G氏のスタートアップもなんとか進んでいるらしく、応援している夫にはそれもポジティブに作用しているのだろう。


        *


奥さんに内緒で他の女性とチャットする夫はいくらでもいると思われる(夫と妻を入れ替えても同じこと)。フェイスブックでもデートサイトでも、今やインターネットで相手を探すのは簡単だ。

そんな夫婦がどれくらいいるのかなと思う。

お互いに勝手にどうぞとやっているのか、問い詰めて言い争うのか、熱が冷めるまでじっと待つのか。あるいは、着々と別れる準備をしているのか。

夫が送金をしていなければ、私はルーマニア人たちのことは永遠に知らなかったかもしれない。

こうして証拠を集めて、それからどうしたいのか、自分でもよくわからない。




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どうでもいい話

2010.05.29 (土)


このブログは、人生経験が乏しく視野の狭いヒマな専業主婦が書きたいことを勝手に書き連ねているだけの、独断と偏見に満ちたものである。

読んでも何の得にもならない。時間を無駄にしたくなければ、もっと有益で楽しくて善意に満ち溢れたサイトに行ったほうがいい。

私は評論家でも思想家でもなく、人々を啓蒙するつもりはさらさらない。そんなめんどくさいことはごめんこうむる。

私は自分が読みたいブログを書くのであって、さしさわりのないテーマを選び、万人受けする見解でまとめようなどとは考えていない。

でも、論争の場所を提供するつもりもない

コメント欄はディフォルトの設定そのままだが、記事によってはコメントを受け付けないようにするし、「消したい」と思ったコメントは断りなしに消す。すべて利己的な私の気まぐれな裁量である。

同様に、キリスト教徒であろうと伊達公子ファンであろうと、匿名で不快感だけ表明して立ち去る人を受け入れる義務はないと私は考える。

気に入らなければ読まなければいいというだけのことである。

瑣末な個人ブログに何を期待しているのかわからない。行きたくもない家に無理して行き、聞きたくないことを我慢して聞く必要がどこにあるのだろう。いや、我慢できないから、「侮辱だ」だの「不愉快だ」だの「無礼だ」だの、捨てぜりふを吐くのだ。

すると、「読まなければいいなんて、好意で読んでくれている人に失礼です。」と来る。どうしてこんな所に浮世のしがらみを持ち込もうとするんだろう。まったく私の理解の範疇を超えている。

いつ私が仲良しクラブの主催者になったんだっけ?


        *


私は伊達公子のファンでもアンチでもない。

引退前の彼女の試合を見たこともないし、新聞の見出しで読んだ程度のおぼろげな知識しか持ち合わせていない。

私が見たいのは男子プレーヤーである

シャラポワを見て、ああいう人を statuesque (彫像のような)というのだな、彼女の試合中のツンケンした顔つきがいいなと思ったり、Zheng Jie の試合運びがおもしろいと思ったりはするが、ご贔屓はいないし、熱心に試合を見ることもない。

今回、たまたま伊達選手がサフィナに勝って注目されたために、彼女のインタビュー(これは press conference 記者会見であって、一対一の対話式ではない)を読む機会があっただけである。

彼女の選手としての能力や経歴や人柄には、昔も今も関心がない。

ただ、私は言葉に興味があるので、彼女の英語や話し方、メディアに対する感覚が気になる。

              
          *


わざわざインタビューの動画を探してくれた人がいた。

しかし、あれは私の記事の元になった記者会見ではない。1人の記者がカジュアルな設定でマイクを向けていたものだった。動画のタイトルも "Chatting with" である。

フレンチ・オープンでのインタビューは、選手が前方のテーブルに付き、各国の記者が居並び、モデレーターがいて、記者は挙手して質問をし、選手の回答を全員がシェアする形になる。

そういう場での応答と「おしゃべり」は違う。

日本人なのに英語で答えて立派だとか、あれくらいの英語でいいとか、そういう話ではない。私は彼女が日本人の目にどう映るか、同じ日本人として彼女を誇りに思うかということはどうでもよい。

グランド・スラム大会の公式記者会見における、トップレベル選手のメディア・マネージメントを問題にしているのである。

その一例として、彼女の英語と話の内容、冗長な返答を取り上げただけなのだが、「不正確な英語」への反応がことさらに強かった。日本人と英語の一種独特な関係を思いおこさせた。

私は、大リーグの日本人選手が英語を覚えなくても通訳付きでも、なんとも思わない。彼らの英語がどの程度かということは、一般人にはわからない。

それはイメージ・コントロールの一つであり、彼らはそういう選択をしただけのことだ

外国人力士には選択の余地はないらしい。もっとも、日本語を話さない幕の内力士は今の角界ではありえないのだから、それもプロとしての仕事のうちだと思われる。


        *


伊達選手は2回戦で破れ、またインタビュー(記者会見)のトランスクリプトがフレンチオープンの公式サイトに載っていた。

やはり冗長な返答だった。

一般的に、女性の話は長くてどこへ向かっているのかわからず、結論を知りたい男性をいらつかせると言われるが、それを思い出した。

伊達選手が活躍した90年代と今のテニスはどう違うかという質問に長々と答えたのだが、その直後に記者は「はっきりしないのですが。」と2回言っている。そして、別の質問を投げた。つまり、最初の回答では理解できず、記事が書けないのだ。

「ご主人は今日の試合をどこかで見ていましたか。」と聞かれて、「彼は昨日の朝もうモナコに帰りました。先週チェコでレースがあって、それでドイツからチェコまで運転して、ドイツに一泊しました。それからパリに来て、サフィナとの試合を見ました。次の日の朝、またドイツへ行きました。チームとのミーティングがあって。それでとても疲れて…(以下略)」

こうなると、英語というよりコミュニケーションの問題だろう。

伊達選手は引退してから慈善事業でラオスに学校を建てたらしい。

なぜラオスで活動しようと思ったか、その活動は何かという質問が出た。非常に長い回答だったが、これもまわりくどくて、最後に「それで、ラオスに学校を建てようと決心しました。」とあるものの、具体的なことはわからなかった。

こういうPRの機会は貴重だ

たぶん深い思い入れがあるだろうラオスでのチャリティについて、メディアを利用しない手はない。英語で説明できなければ、たとえば自分の公式サイトにリンクがあるからぜひ見てくれと言うこともできる(もちろんリンクを用意しておく)。

2回戦のあとの記者会見では、伊達選手の携帯が少なくとも2回鳴った。トランスクリプトにわざわざ (Phone ringing.) (cellphone ringing.) と表記されている。彼女のチームの誰も注意しなかったとしたら、考えものである。


         *


うちのネイティブスピーカーたちに伊達選手のおしゃべりインタビューを聞かせたら、「言いたいことはなんとなくわかるが、ダラダラ話していて、イライラする。」という評価だった。

彼らは私の日本語訛りの英語を聞きなれている。日本人に正しい発音や文法なんか期待していない。それでも、そんな反応を持たれてしまうインタビューは惜しいと私は思う。

それだけの、つまり、どーでもいい話である

錦織選手は2回戦でジョコビッチに敗れた。そのトランスクリプトを読むと、彼の英語も決して正確ではないが、回答の内容は簡潔で的確な印象を与える。

まあ、どの選手もそうたいしたことは言わない。フェデラーだってラファだって、毎回似たようなことを繰り返す。特に、あの二人はとってもお行儀がいい。よすぎてつまらないくらいだ。

やっぱりサフィンがいないと、テニスも記者会見もおもしろくない。




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 |  社会

空の巣 疑似体験

2010.05.30 (日)


先に長男を登録したコンピュータ・キャンプに、次男も登録した。

友だちのニックといっしょに行くと言いながら、二人とも行動が遅い。私はてっきりその話は立ち消えになったと思っていた。

少し前、ニックのお母さんが次男を迎えに来てくれたことがあり(ありがたい送迎つきのプレイデートだった)、彼女はキャンプのカタログを手に持って、「ニックは次男君と行きたいと言ってるんだけど、いつがいいかしら。」

うちはいつでもいいので、お宅の都合に合わせますと答えたのだが、その後も連絡がなかった。

次男とニックは学校で毎日顔を合わせるし、自宅でもメッセンジャーやゲームでしょっちゅう話をしている。それなのに、こういう大事なキャンプの打ち合わせをしないのだ。

「早くしないと、空きがなくなるわよ。」と私は何度もせっついたが、そのうちアホらしくなってやめた。

親がそこまで言ってやらないと行動しないなら、すごく行きたいというわけではないのだろう。別にあんな高いキャンプに兄弟そろって行ってもらわなくてもなくてもいいのだ。

そうしたら、夕方ニックから「キャンプを決めよう。」という電話がかかってきた。ニックのお母さんの声が電話の向こうから聞こえる。あちらも、やいのやいの言ったのだろう。

クレジットカードの番号がいるので、私のPCでキャンプのウェブサイトを開いた。

次男は、「ニック、どれにする? Half-Life 2? OK. いつ? 最初の週? 次の週? ぼくはどっちでもいいよ。じゃあ、最初の週。OK、じゃあね。」

1分もかからないで、決まった。

兄弟割引と友達割引で合計100ドル安くなる。それでも1300ドルかかる。長男が1400ドルだから、2人合わせて2700ドル。これをたった1週間で使い果たしてくれるのか。


         *


次の日、キャンプの運営会社から電話があり、次男とニックの申し込んだプログラムは1人分しか空きがないと言われた。ニックの家にはすでに留守電を残したそうだ。

その週の他のコースにするか、今のコースで翌週にするか。

翌週なら、長男と同じ時期となる。私としては、送り迎えが1回で済むから都合がいい。でも、早くしないと翌週の枠もどんどん埋まってしまう。

キャンプの人が、「とりあえず次男くんだけ、同じコースの翌週に動かしましょう。そうすれば、あとでニックを動かすときに1人分だけ確保できればいいので。」

早く申し込まないから、こういうことになるのだ。

これが女の子たちだったら、ちゃんと相談して、さっさと申し込んで、今頃は何を持っていくか話し合っているころじゃないかなあと、女の子を産まなかった私は思う。

小さいころから、どうも女の子のほうが精神的な成長が早い気がする。

男の子は育つのが遅い。うちなんか、特に生活面で幼稚園児と変わらない思考・行動をしてくれて、ときどき私は愕然とする。

学校から帰った次男に事情を説明し、まもなくニックから電話がかかり、2人とも同じコースで2週目に登録し直した。

というわけで、7月の第2週は長男も次男もキャンプで寝泊りすることになった。そのあいだ、この家には夫と私と猫2匹だけが残される


          *


子どもたちが初めて1週間の寝泊りキャンプに行ったのは、5年くらい前だった。

最悪の修羅場からすでに数年が経っていたので、夫と私の間はもう落ち着いていた。寝室は別だし、セックスレスだし、ハグもキスもなかったが、言い争いも涙も怒鳴り声もなかった。表面的には穏やかな毎日だった。

子どもたちを1時間半離れたキャンプ施設に送り届けて、夫と私は家に向かった。私は疲れていたので、夕食を食べて帰ろうと提案した。

うちから30分くらい離れたところに、このへんでは珍しくまともなレストランがあり、何度かランチを食べたことがあった。

少し時間が早かったせいか、私たちのほかにはちらほらとお客がいるだけで静かだった。

私たちはメニューを見て注文し、料理が来るまで、キャンプのことを話した。傍目には、たぶんうまくやっている中年夫婦に見えたと思う。子どもをベビーシッターに預けて、ディナー・デイト? 

私たちはふだんそんなことはしない。だから、急に2人だけで外食すると、居心地が悪い。なんだか芝居をしているような気持ちになる

家に向かう途中もたいして話すことはないのに(本当に話すべきことには触れない)、夫は沈黙がいやなのか、どうでもいいことをしゃべる。そして、家の中に入ると、子どもたちがいないので、しーんとしている。

そっと現れた猫たちを見て、私たちは「子どもたちがいなくて、猫ものんびりできるだろう。」というようなことを話した。そして、夫は自室でパソコンを始め、私は自分のベッドで本を読んだ。


        *


それまでも子どもたちが友だちの家で寝泊りしたり、地元のキャンプで同時に1泊したりということはあったが、2人とも丸々1週間いないのは初めてだった。

「空の巣」の疑似体験となった。

子どもたちが家を出たら、夫と私はどうするのか。私は具体的なことは考えられず、夫は何も言わなかった

そうして何の話もしないまま1週間が過ぎ、夫と私は子どもたちを迎えに行った。



<今日の英語>

He practices what he preaches.
彼は、自分の教えを自らも実践する。


経済アナリストがある投資家を評した一言。「彼はリーマンショック以後も慌てて株を売却しなかったので、当時の損失は50%だったが、いまは10%まで持ち直している。いつも人に説いている考えを自分でも実行する人だ。」




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体型変化

2010.05.31 (月)


気温が上がってきて、町で見かけるアメリカ人の服装も一気に夏らしくなった。

うちのような田舎では、年齢に関係なく、Tシャツやタンクトップ、ショートパンツで出歩く人が多い。

もちろんカプリやジーンズをはいたり、なにか羽織ったりする人もいるが、それでも同年齢の日本人に比べたら、露出度はかなり高い。

私はもうそんなことには驚かない。

でも、薄い布におおわれただけの堂々たる肥満体を見ると、季節始めには軽いショックを受ける。冬の間は重ね着とジャケットに隠れていて、インパクトが小さいからだろう。

しかし、反面教師と呼ぶには、あの脂肪の量は単位が違いすぎる。

持病や投薬で太ることもありうるが、たいていは摂取カロリー>消費カロリーという単純な図式である。

それを長年続けた結果が、あの腕であり、お腹であり、お尻なのだ。

なぜか体の割には足が(相対的に)細い人をよく見かける。あれは骨格の違いか、歩き方のせいか。ちょっと悔しい。


      *


脂肪の塊がショートパンツやTシャツからはみ出しているのは、ちっとも珍しくない。本当にどこにでもいる。

「あと10ポンド、いや5ポンドでいいから痩せたい。」と思っている私も、そういう光景を見すぎて感覚が麻痺してくる。そして、ノースリーブとショートパンツとサンダルで出かける(しかし、スーパーの中は冷蔵庫みたいに寒いので、必ずカーディガンを持参する)。

日本では、体型や体重に関係なく、中年女性がそんな格好で出歩くことはないと思う。そうでなくても、日焼け対策に熱心な日本女性が手足をむき出しにするとは考えられない。

アメリカでも皮膚がんの怖さはPRされているし、日焼け止めローションも売っているが、砂漠地帯ならともかく、ニューヨークの田舎でちょっと出かけるのにきっちり日焼け止めを塗って、長袖を着て、帽子をかぶる人はまず見ない。

そして、シミだらけの肌になってしまっても、やっぱりタンクトップなのである。


       *


むかし、補習校で出会った日本人女性が言っていた。

わたし、アメリカに来て大きくなったものが3つあるの。声と態度とお尻

私と同じだ。

しかし、駐在3年目くらいだった彼女を平均的アメリカ人の中に置けば、「ちゃんと食べてるの?」と思われるくらい細い。私から見ても、彼女のお尻は大きいうちに入らない。むしろ、あれくらいのほうが適当なメリハリがあって、見栄えがすると思う。

私が子どものころ、叔母さんたちのお尻は大きかった

母が痩せていたせいで、むっちりした叔母さんたちのお尻に圧倒された。自転車に乗ると、お尻がサドルからはみ出していて、後ろに乗せてもらった私はタイヤがパンクするんじゃないかとハラハラした。

普通体型の叔母さんでも、腰周りはしっかりしていた。私はガリガリに痩せていたので、叔母さんたちにぶつかると跳ね飛ばされる気がした。

しかし自分も50歳目前となり、あきらかに体型が変わった

体重だけでなく、脂肪のつく場所が違う。そして、ついたら取れない。


       *


しばらく前に、ワコールが発表した女性の体型変化についてのデータを読んだ。ご丁寧にも、どのように垂れ下がるかの図解付き。

ウエストとおなかの変化が最も大きく、50 歳を過ぎると腹部はバストと同じ太さになる傾向に」あり、「すべての人が同じ順序で体型変化していく。」 

バストもヒップも「いったん変化したら元にはもどらない。」

そこまで断定されると、いっそのこと諦めがつく。

無駄な抵抗をしたってしょうがないかと思う。

私の体重は高値安定で去年と同じなのに、去年の夏服が上も下もなんだか合わない。冬の間に脂肪が大移動したのだろうか。あちこちきついし、ひどく似合わない。来年は、もう入らないかもしれない。

でも、誰と会うわけでもなし、気取ったところへ出かけるわけでもなし、似合わなくても結局そのまま着ている。

買いに行ったところで、最近はたいてい試着室であきらめる。痩せてから出直そうと思う。その日はなかなか来ない。



<今日の英語>

If it were easy, it wouldn’t be interesting.
簡単だったら、おもしろくないでしょう。


アフガニスタンに駐留している女性兵士の仕事の一つは、男が近寄れない地元女性と親しくなること。男に診察してもらいたくない彼女たちのために、僻地まで歩いて行って話を聞き、壁向こうのアメリカ軍医の橋渡し役をしたり、収入につながる内職や教育を勧めたりしている。

しかし、迷彩服を着ているので、本当に女かどうかをアフガン女性は疑う。裸を見せてやっと受け入れてくれることもあるという。信頼を得て成果を出すまでには、まだまだ時間がかかる。チャレンジ精神にあふれたある女性兵士の一言。



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